時折気になるのですが

ITmediaさんの記事で
「いま求められるのは「通信速度と信頼性」──CAT6eケーブル導入のすすめ (1/2)」
http://www.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0506/30/news001.html
という記事があります。
ケーブルに関しては、無頓着な事が多く 規格認定は企画はあるものの規制をする団体は無いので いわゆるマジックで規格名を書いたから適合に見えるというものも少なくありません。
少なくとも規格で認めていないパーツにまで、規格適合のロゴが打ってあったりすると 既に笑いしか出てこないことも少なくありません。
ケーブルの差が、速度や品質を示すと言うことに関しては大賛成です。
しかし、記事の中に間違いを見つけて 「FEED BACK」で連絡してみたのが 一昨日の朝 現在も直っていません。

信頼性は見えない部分に
 KB-T6Eシリーズは、3色のカラーリングと0.5から10メートルまで7種類の長さのバリエーションを持つ。

 CAT5e対応LANケーブルは約100MHz、CAT5対応LANケーブルは約250MHzの伝送帯域を持つのに対し、

の項目なのですが、CAT5対応ケーブルはCAT5eがCAT5の拡張規格なのですから 同様の100Mhzの帯域を持つわけで、250MHzの帯域を持つのは CAT6ケーブルですよと。
まあ、他にもついでなので いくつか納得いかない部分も書き足したりしたわけなのですが・・・
今日で連絡をして二日目。
未だに直っていません。
もちろん、そういったことを鵜呑みに何かをするということは無いとは思うのですが、読者の意見はともかく 間違いの訂正は早急にしていただきたいなと 思ったりはするのですが・・・・

PDA用のプロセッサとして見た場合

今の、PDAの多くがIntelのPXA270シリーズを採用しています。もちろん 安価な価格帯のものには サムソンのCPUを使われていたり 一つ前の世代になりますが同じIntelのPXA260を採用しているものもあります。
同じIntelのPXA260シリーズととPXA270シリーズの差は コンパニオンチップとしての2700Gの存在と 何よりMMXの採用なのではないのでしょうか?
x86系といわれるPC用のプロセッサに搭載されている、マルチメディア エクステンド 命令のMMXに近似した仕様の命令を付け加えることで 開発者の負担を最小限に 効果を最大限に上げようとする試みです。
そのころからPCを触っていた人ならば判ると思うのですが、わずか2年ほどで多くのアプリケーションに採用され、現在無いCPUでは動かないアプリケーションが出ているぐらいです。
当時は3Dの実像を作り出すための座標計算や、2Dの画像処理などに大いに利用されました。
現在は、その機能だけではなく ワイヤレス接続時の データの暗号化やVPN等暗号化された通信方式の際の暗号化や解凍 そして最近のことであれば動画の圧縮再生時にもその能力を如何無く発揮します。
そう、PXA260に対しての絶対的な優位として・・・・・・
で、現在あるPXA260に対してすごく有利ですか?
 
最近、思いのほかバッテリーの持ち時間が良くなったような気がしませんか?PDAの。
2〜3年単位で考えると、PDAの液晶画面は最新の携帯電話に毛の生えたサイズから 本体外枠最大に近い手のひらぐらいのサイズまで拡大されています。
QVGAだった画面がVGAに。面積で言うと4倍の拡大になります。
サイズはそこまで大きくなってなくても、液晶の点と点の間には必ず黒い仕切りが存在します。
どんどん細くなってゆくにせよ、目の大きなよく塀に張られているような金網と、網戸に使われているような網とでは 光の透過率が違う。
ドットを詳細化した弊害として、バックライトを明るくする必要が出てきます。
本体も合言葉のように、軽くがうたわれてバッテリーのサイズも制限があります。
CFがSDになったのは小型化に寄与していますが下手をすればカメラまでついていて サイズ的にも重量的にも苦しくなってきています。
その状況の中、バッテリーの持ち時間は 今までのような点と点で使う使い方ではなく 動画を見たり、文庫を読んだりと 線を繋ぐような使い方になっているにも関わらず数時間の継続時間を持っています。
動いているアプリケーションの質は 段違いに重くなっているにもかかわらず。
PXA250はPPCもPalmにも採用された記念すべきXscaleを採用した最初のCPUで その採用が 206Mhz横並びだったPDAのクロックを400Mに引き上げました。
現在も、それから4世代たった今 最大クロックは600Mほど PCのプロセッサのように2年で倍の速度では進んでいません。
それにも関わらず操作性は向上し、連続駆動時間は上昇しています。
電池の性能の向上や、各部品の性能向上を合わせてもよくなっているように思います。
Xscaleプロセッサには(いつからかは知らないですけど)Speedstepが組み込まれています。
作業負荷に応じて、動作速度を可変させる技術です。それ故に動作速度を自動にしているとよっぽどのことが無い限り400どころか300なんて数字も見ることは余りありません。
動画のベンチマークでも、QVGAの動画なんかでは400%とか平気で出してしまいます。
実際の動画の再生には 100%で良いわけですから最大クロックの1/4程度で動作してしまうわけです。
624の1/4. 156Mhzで動画は見れていることになります。
実際には、Mpeg4は、ハードウエアーで再生援助をする機能を持っているので もし、使っているとすればそれ以上の能力にきっとなっているのでしょう。
また、そういったデータ量の多いアプリケーションを使うようになって メモリーとの転送速度や 各デバイスへのアクセス速度の向上がCPUの速度を向上させるより効果的に働くことが判ってきて そういう改良も加えられています。
でも、性能的には PXA260シリーズでも十分な能力を持っていますので、今の動画再生も数百パーセントの性能があります。じゃあ、Mpeg4の再生をするプログラムを作るにあたって PXA270の時はMMXを動かして それ以外のときは動かさないと言う様なプログラムが書かれているでしょうか?
あれほど楽しみにしていた、コンパニオンチップの2700Gは知る範囲では X50Vにしか搭載されていません。
X50VにはMpeg4だけではなく Mpeg2の再生援助機能や WMVの再生援助機能も搭載されています。
チューナーもしくはデータがあれば地上はデジタルの暗号化付き画像の再生もこのままのスペックで可能でしょう。
WMVであれば ハイビジョン相当まで(液晶はついてこないでしょうが)再生できることになっています。
ハードウエアースペックどおりの商品は出てくるのですが、全体を通してみると他のPDAより高い評価を受けているとは思えないX50V。
DELLは、例えばMpeg2のプラグインをX50V用に提供してくれるだけで 他のPDAでは再生できないアドバンテージをX50vに与えることが出来たでしょうし、ハイビジョン動画クオリティの何らかの有効なデータを再生できる ハードウエアーアクセラレーターの機能を使ったWMVの再生プラグインを一緒に提供し、再生して見せたら評価が変わっていたかもしれません。
MMXに対応したアプリケーションがどれだけあるか判りませんが、今のPXA260シリーズとの動作を見る限りはそうたくさんはないようには見えるのですが・・・・・
このまま、2700Gの搭載がX50Vだけで終わったりすると ソフトの出ない最強ハードに成ったりするのかな?

Product−Xのその後

あちこちで紹介頂きありがとうございます。
Product−xを最後に締めるにあたり本文中A氏のモデルと成っていただきました Asukal氏にあとがきをお願いしております。
作中に、バーナーと言うかタイトル画面も作っていただきましたし ラジオでも朗読していただきました。
本当にありがとうございます。
もし、かなうのであれば 記念にタイトル画像も含めて PPCもしくはPalmで読むことの出来る 文庫ビューワーのような形式でまとめてくださるかたがおみえでしたら嬉しいのですが・・・
どなたかお願いできませんか?
あと、もちろん一緒にアーカイブできる寄稿お待ちしております。特に 文中のK氏のモデルとなって頂いた方など・・・