Everunの魅力

昨日も書いたのですが、nabeさんのところで今日も動画が上がっています。
http://d.hatena.ne.jp/nabe
私がリクエストした、解像度変更のところも・・・
 
EverunのCPUは、Geoode LX900。
言葉通りとってもらうと900M相当のCPUということなのですが、実クロックは600Mです。
尚且つ、900M相当をいうCPUは現在のCore CPUなどではなく Pentium3もしくはVIA C3 CPUであることからも想像できると思います。
モリーDDRモリーDDR400と高速のものではありません。
HDDも小型のPCをお持ちの方ならご存知のとおり最大の速度低下を招く1.8インチのHDDとなっており速いと言う要素はあまりもっていません。
グラフィックチップもCPU内蔵のもので、高速でもない上に2Dのみのサポート。動画サポート機能も基本的に無いので全ての負荷がCPUにかかるという状況です。
すこし、ハードに詳しい人なら大体の速度のイメージを頭の中で持ったでしょう。
 
実際にEverunを触った人はどう思うでしょう?
多くの人がさくさく動くと言ってくれます。
そして、その様子を何とか伝えようとしてくれたのがnabeさんの撮影した動画なのです。
この速度は別に早回しの(古い言い回しだな)撮影をしたわけではなく 私のEverunでも同じようなものです。
まず、サスペンドからの復帰やアプリケーションの起動を見てもらっても 通常のノートPCとそう大差ないものであることがわかってもらえると思います。
リクエストした画面解像度の変更は、常用できるものではありませんが多くのアプリケーションがXGAを要求する現在の状況では切り替えなければいけないことが少なくないので その度に解像度を変更するのに苦労した今までと違うということが判ってもらえると思います。
解像度を変更する動作がEverunにとっては特別なものではなく ハードウエアーキーを割り付けてあることで判るとおり普段から使うものに位置づけられているということなのです。
 
では、なぜこんなに快適なんでしょう?
大きなファクターは画面の小ささです。
画面関連の処理が現在のPCでは大きな処理の一つとなっています。
例えばタスクマネージャーでパフォーマンスメーターを出しておいて マウスカーソルを動かすだけでパフォーマンスを上下させるということは画面の書き換えと判断だけでそれだけのパフォーマンスを消費しているからです。
もう一つはこれはノートPCにおいてよく起きる問題ですが、省電力の問題です。
ノートPCをバッテリーで使うとき、駆動時間を延ばすために省電力モードにはいり実際のパフォーマンスを落とすような設定になっています。
Everunでもその機能があるのですが、動画再生中に右上で光っている青いLEDの動きを良く見てください。
点灯している時間が長ければ長いほどCPUの負荷が高く、点滅時間が長ければ長いほど 負荷が低いとなっているのですが 刻々とその店頭時間が変化するのがわかると思います。
残念ながらWindowsXPではサポートされていないので独自の方式となってしまいますが、このCPUの用途からこういった機能が非常に有効に働き 瞬時に最高速度まで移動します。
もちろん、最高速度といっても上記のとおり大した事は無いので 高度な負荷がかかり続けHDDのアクセスを停止すること無いほど行う例えばWindows Update等では遅さを露見するわけです。
勿論、Outlookやデータベースアプリケーションなどではデータ量に従ってはっきり遅くなることを実感できます。
故に、動画上はACアダプターが接続されていて 故にと思われる人もいるでしょうがさしていてもいなくてもほぼ速度は変化しません。
ちなみに、バックライトも恐らくLEDを採用しているからでしょう 暗くしても明るくしてもほぼ誤差程度しか持続時間の変化がありません。
もちろん、nabeさんも書かれているように マウスのインターフェースの動きの滑らかさが快適に思わせている面も少なくないかとは思います。
 
では、どんな用途に使うかなのですが私にしても 購入された方々にしてもこれをメインマシンとして使われない方だと思います。
表に出たときに、ちょっとPCがあれば便利だなと思うときに使うといった用途ではないかと。
コーヒーショップで座って時間を30分ほど潰すとき・・・
キーボードがこんな感じですから、これで文章を長々と打つためには修行が必要でしょう(何故か私は結構最初から使えているのですが・・・・変態慣れしてる?)からそういう用途ではなく、ワードであったとしてもExcelであったとしても、それがDTPソフトであったとしても見たり修正したりが可能になります。
修正といっても手直しというほどでない程度だとは思います。
メールを送信する相手は、DOCWORKSの書式だったりアクロバットだったりとこちらがPCであるという感覚でメールをくれます。
そういったものを見ることが出来るといった用途でしょう。
勿論、私のように持っていることそのものに喜びを感じるタイプもいるでしょう。
ただ、使っていないかというといろいろな用途に貪欲的に使っています。
いつも周りにPCがある人が、PCと離れたいと思ったときに持って歩くような 言えば矛盾した用途ながらEverunはそういった端末ではないかと思っています。