Netwalkerが間もなく発売です

先日も、大阪梅田のヨドバシに行ったのですが、不格好な紙のモック(手作り??)があったきり。
あれでは・・・という気がしたりもするのですが。
 
NetwalkerLinux搭載のUMDです。
で、Linux搭載の特別な機器に見えますが本当にそうでしょうか?
CPUは一般的に言うところのARMプロセッサーです。
プロセッサーの名前で言われても、petiumのようなメジャーな名前では無いので解りにくいかと思いますが SmartPhoneの多くがこのプロセッサをベースに作られています。
ARMプロセッサーはDVDレコーダーや制御機器にも入っているものであちこちで使われている割に名前が知られていないものです。
もっとも、ARM社から出されたプロセッサーかというと必ずしもそういうわけではなく プロセッサの命令に関する互換品が多く存在し
Marvel社(旧Intel製)PXAプロセッサであったり、Sumsungのだったりします。
よく、Sumsungプロセッサ搭載と書かれたSmartPhoneではARM互換プロセッサという意味の物がほとんどです。
あとは、Qualcom等からも出ています。
基本の部分は同じなのですが、グラフィックに関する拡張機能が付いたもの、マルチメディア拡張命令が搭載されたもの等多くの変化の付いたものがSmartPhoneには使われていて、それ以上に産業用にはADコンバーターがあったり、低速センサー用のポートがあったり、専用のチップを付けるための拡張ポートが装備されたりとそれ以上の多くの互換品が存在します。
PC用のCPUのように同じアーキテクチャーだから必ず同じとはいえないのが実情で、どちらかというとPCそのもののような変化がこのプロセッサにはあります。
例えばワンセグ搭載だったり、無線LAN搭載だったり、WAN機能が搭載されたもの等
どれもプロセッサに同梱(付属チップも含めてですが)されている仕様の物があるような作りです。
ただ、基本的な命令は同じですので OSが共通の場合OS経由のアクセスでは同じように動くのが普通になっています。
SmartPhone用のアプリケーションでも、動画再生のような高速の画面アクセスが無ければそういった機能が機種依存になる事は少ないわけです。
プロセッサの話をすると止まらなくなるわけですが、そういうプロセッサを搭載した機器なのです。
 
じゃあプロセッササイドから見た場合のNetwalkerなのですが SmartPhneなのです。
モリーが1Gは少し多いですねとか クロックは少し速いですねという程度。
確かにメインメモリーが512MのSmartPhoneは少ないですが無いわけではありません。
クロックも東芝のSmartPhoneに比べれば高いわけではありません。
グラフィックに特化しているのかといえばこればっかりは実はよくわかっていない。
スペック的には調べる事もできますが、以外に得意不得意があってソフトウエア的な対応等で良かったり悪かったりとなるからです。
例えばブラウザー上で動く動画を見たいとなった時、アクセラレータが現在効かないのがATOMプロセッサのPCであるように 動画のエンコードによってなど制限があるからです。
実機に期待です。
 
I−PhoneでありAndroid端末であり最近では出てきています。
昔からあるのはPalmだったりSymbianだったり。
それも実はハード的にはそう変わる物ではありません。
OSが違い、インターフェースが異なり違う商品となっています。
では、NetWalkerはどうでしょう?
価格的にもNetBookとぶつかる価格となっています。
3秒で起動となっていますが、前述の機器の中で電源投入後ならともかく休止中からの復帰に3秒もかかる機器はありません。
SmatPhoneのハードにPC用のOSを入れたイメージの商品ですので OS復帰には起動処理が必要で時間がかかります。
そして、無償のOfficeが入っていてこれがメインのアプリケーションとなります。
他にもブラウザやメーラーももともとLinux用に用意されたものです。
ただ、インターフェースとなるUSB等はPCライクな物となりました。
言葉的にも内容的にも、PCとSmartPhoneの間を埋める商品となっています。
 
このクラスの物ですが、以前にはハンドヘルドPCと呼ばれた商品が存在し 最後と言われた(実はハンドヘルドの部類に入ってないけど)Sigmarion3でその後発売されていません。
あくまでも、ユーザーが少なく過去には商売的に成功しなかったという事です。
この期に至って登場したNetWalkerなのですが、時代がそこに追いついたのでしょうか?
かなり強気な販売目標は何らかの根拠があっての事なのでしょうか?
比較となるべきPC 工人舎 M−Bookが登場してそれと比較したうえで魅力がどこにあるのでしょうか?
発売直後に発表されるコンテンツ、恐らく電子辞書コンテンツのダウンロードなどが予定されていると思われるのですがそのあたりがどんなものになるかが楽しみなところなのですが・・
 
個人的にはどちらも欲しい商品の筆頭で、何とか買えないかと画策しているのですが
どちらに人々の注目が集まるのか、どちらが勝者となるのか?
もしかしたらどちらも勝者にならないパターンも当然考えられます。
この時期に足並みをそろえて登場したのは 何らかの人の動きがあったとか想像してしまうのですが・・・

体験版ソフトウエアの配布

PC用の体験版ソフトウエアのインストールは少し悩むところではないでしょうか?
気が付いたらレジストリが一杯になったり速度低下の原因となるためにそう簡単にインストールできません。
ましてや、SqlサーバーやIIS環境が必須だったりすると、その環境を設定するのに手間がかかってしまって嫌になってしまいます。
今回もマイクロソフトさんに、ForFrontClient Securityの評価セットを頂いたのですが
Windows Server 2003 R2(180日限定評価版) Disk2枚
○ForFrontClientSecurity(120日限定評価版) Disk 1枚
○SQL Serer2005 (180日限定評価版) Disk 2枚
の構成です。
当たり前なのですが、評価の為にはOSをインストールするところから始めましょうといわれると、空いている機械を探してインストールか・・・・と思ってしまいます。
もちろん、その設定も伴うので気が遠く・・・・
 
その点、我が家では仮想環境があるので適当に仮想環境を作ってそこにインストールすれば・・・・
となるのですがやはりインストールはめんどくさいものなのです。
なのですが、それでもめんどくさいのが正直なところ。
仮想PCの中に落ちている適当なサーバーにインストールしてみようかと思うのですが
そういう時に限って、SQL Serverも入った機械なので設定が違っていてかえってめんどくさい事になって後悔するパターン。
 
昨日も書いていたのですが、Windows7というOSでは Bussinesというエディションのモデルが流行るかもしれないと書いたのはXP Modeが使えるからなのですが、そうでないエディションでも仮想環境が作れないわけではありません。
最も廉価なCPUの一群でも 例えばATOM ZシリーズやCerelonの最新モデルではVT(仮想環境支援)をサポートしていますし
ハイパースレッティングの仮想マルチ環境や、マルチコアもほぼすべてのCPUで適用した今 仮想化そのものは重たい処理では無くなっています。
モリーの問題だけで・・・
それも4G搭載するなら問題なく何とかなるレベルとなります。
今回の話であれば、Windows Server 2003r2にSQL Server 2005、ForefrontをインストールしたPCのHDDの利用率は可変サイズで設定されているならCD1〜2枚程度でバックアップされるサイズ。
5枚のDiskキットで送ってくるより小さくなります。
インストールの必要はなく、仮想PCとして起動すれば動いている環境がすぐに手に入る。
評価を終えれば消すだけでそのまま無くなってしまいます。
インストール後の環境ですから、その期限などは簡単に管理できます。
 
これはマイクロソフトでは既にやっているのですが
それ以外のメーカーではどうでしょう?
ゲームソフトでもよいでしょう。3Dの物はともかくロールプレイングなどではOS付きでうごかせば環境が変わる事もありません。
事務ソフト等ではもっと効果的でしょう。
サンプルデータ入りのアプリケーションを起動しても、自分のPCの環境を変える恐れがありませんので試してみることがより簡単になります。
マイクロソフトの評価版OSの配布条件がどうなっているかは知りませんが それさえクリアできれば簡単にできる事です。
だとすれば試用版を試すのが持っと楽にできるようになるわけです。
これって嬉しくないですかね?
 
現状、Xpでも不可能な話ではありません。
しかし、ソフトウエアエミュレーションでは速度もかなり遅く 仮想PCもかなりスペックの低いもののエミュレーションででした。
サードパーティ製に迫るかと思われるほどWindows7やWindows Server 2008R2の仮想環境はよくなってきました。
今後のPCの導入の容易さを強調するなら、この辺りの環境をマイクロソフトが整えてゆけば
Windows OSのアプリケーションの多くは試してから購入できるという仕組みができるでしょうし
仮想環境そのものに起動後の動作期限を埋め込む仕組みを作ってあげれば、度のアプリケーション開発メーカーも非常に簡単にこういったデモ環境を提供できる用意なることでしょう。
もちろん、仮想PCのなかからデータを抜き出せない制限があれば フル機能のアプリを動かして試してもらっても何も困らないという事なのですから。