年末商戦

昔の日記の情報を検索してふと目に留まったのが二年前の今頃 ソフトバンクの話が大きく扱われた頃です。
2006年の10月26日にゴールドプランが発表されて、ソフトバンク同士の通話が無料というのが始まりました。
同時に、スーパーボーナスの仕組みが開始され 携帯電話は月賦で買うのが当たり前のような風潮を広告しました。
色々な社会的問題もあり 紆余曲折を通して現在のホワイトプランに落ち着いたのですが 白も金もそう対して変わるものではないというのが私の見方です。
結果的に、加入者全員にキャンペーンを適用して 11年目以降の割引金額にしたわけですから ダブルホワイト相当がゴールドプランの結末という程度の認識です。
 
大よそ、グローバルスタンダードな携帯電話と言いながら、料金体系に関してはスタンダードな物ではなく
PCに接続した場合の定額プランを提供していないのはソフトバンクのみという データ通信に関しては・・・と言った筈なのですがという矛盾もあります。
他社のプランに対する変更も追従しますといって始めた価格体系も、二年と立たずに手を上げてしまいました。
今となっては必ずしも料金的にソフトバンクが有利とはいえない状況にはあります。
私も、現在はDOCOMO相当のブループランで使っています。
基本使用料の割引が通話料にも適用される為に、固定電話や他社携帯への電話の多い人にはこちらのプランの方がメリットが出るという理由からです。
 
それでも、携帯市場は活性化し 当時に比べれば価格もぐっと下がったと思ってみたら、AUの頃と請求額が変わらない(笑)
まあ、使い方がかわったからでしょうか?
ちなみに、以前他の方のコメントに書いていたのですが
当初の家族割引の契約が同一名義と言う制約があった手前、家族の携帯電話を全て私名義で行った為に5回線を持っていて決して多回線を抱えていると言うわけではありません。
といいながら、海外用(ソフトバンク)、データ通信用(ソフトバンク)、データ通信用(E−Mobile)ぐらいは持っているのですけどね・・・
 
スーパーボーナスの割賦金の制度は27ヶ月契約。
24ヶ月で無い部分が他のキャリアに対するソフトバンクの契約メリットなのですが、その契約が切れ始めるのが年末商戦のあたり。
MNP、ホワイトプランと躍進を続けたソフトバンクの契約の満期日が近づいてきています。
現在、先にも書きましたが各キャリアで料金プランでのメリット・デメリットは殆どない状況に(詳細には有りますが 携帯電話を普通に使う人にとっては変わらない)なって、この切り替えのチャンスを多くの人がどう使うかが現在のポイントです。
 
ソフトバンクの月当たりの首位は今月も変わりません。
ネットの噂では、4800円のスーパーボーナス一括も出ていたそうです。
スーパーボーナス一括は、2年分の端末コストを初回に払うことで、月額割引を通信コストに対して適用する契約で 4800円のスーパーボーナス一括が本当であれば 初回4800円(恐らく事務手数料 2000円ほどは別に取られると思います)、月額はホワイトプラン980円−特別割引980円+6円(ユニバーサル料)
つまり、通話料以外はかからない携帯電話が4800円で購入できるということもやっているということも書かれています。
この場合、当初入ってくるはずであった980円×24ヶ月の23520円を4800円で賄うわけです。
それだけではなく、新規加入ボーナスで 5000円の商品券を出したり、紹介者キャンペーンで別に5000円の商品券を配ったりと・・・
勿論、電話ですから 使わずに持っておくという使い方は決して正しくなく 加入時に強制的に入る幾つかのオプションを意図的にキャンセルしなければ 毎月の請求が約2000円となりそれでも大丈夫と言う図式なんでしょうが みんなが着信専用としてこの電話を使うような事態になれば 実質の損益となってしまうはずです。
もちろん、4800円という極端な額でなければ主要駅前にある大手量販店で9800円程度として売られているものでも支払額は実質マイナスとすることが出来ます。
一名義あたり5回線までと制限するのもやむ終えないところ。
こういった回線の増加は、結果的に長期的に自らの首を絞めることにならないかという部分で心配になります。
 
繋がらない・つながりにくいは初年度の巨大な投資で大幅に改善したようですが、ここ暫く基地局の新設(エリアマップの更新)が僅かにとどまっているように思われます。
現状もHSDPAエリアのエリアマップは提供されておらず、基地局の入れ替えのスケジュールに関してユーザーには見えなくなっています。
極端な話何もしてなくてもわからない状況。
少なくともDOCOMO、AUはそれぐらいは公開しています。
いま 繋がらないユーザーはどうなのかに関してはわからないという状態です。
その問題が電波状況の良くない、I−Phone等で表出した物と思っています。
 
例えば、HTC DIAMONDOという機種が全キャリアをカバーしそうです。
現状E−MobileとSoftbankで来年初めにはDOCOMOとAUですか。
全てのキャリアで同じ端末でよーいドンとしたらどうなるのでしょう?
勿論、現状発売しているメーカーにとっては新機種で後発のメーカーにとっては旧機種扱いされてしまうかもしれません。
しかし、一機種の動きを見てるだけでも勢力図が見えてくるような・・・
 
年末にはそのあたりの動きも出てきて、そして、その当時の大量契約者の流動が始まります。
私は来年中ごろまでなのですが、現状見ている限りは二年を超えて加入している良いお客さんより ふらふら出入りを繰り返す新規加入MNPの顧客の方が安いコストで契約をできると言う現状の体制には納得のいかないものを持っています。
故に、機種的なエリア的な問題が無ければ転出しても良いかなと思っています(キャリアがそれを望んでいるならと言うことですが)
では、年末年初にその時期を迎える人達にとってはどうなんでしょうね?
現在までは顧客の多さから転出の恐怖におびえてきたキャリアも、同時に契約期間が切れる多くの転入ユーザーを抱えたソフトバンクにとって始めての守りの戦いになりそうです。
今までと同様、予想外の守りを展開してくるのか? 年末商戦は既にテーブルの下で多くの戦いが繰り広げられているのでしょうね
ユーザーにとってメリットとなればいいのですが・・・