小型のPCを仕事に使おうとすると・・・

私のPCの利用環境は、既に通信ありきになっています。
通信がないと殆ど何にも出来ないと言い換えても良いような環境になっており 飛行機に乗っているとワープロで文章を打ったり表計算をしたりという作業しか出来ません。
既に、メールのクライアントですらWEB上となるので ノートPCにはそれすらも無いという状態です。
飛行機の上はともかく、それ以外でどうしても通信環境の無いところで必要になれば SmartPhoneには三日分程度であれば全てのメールが入っているのでActiveSyncで同期すると言う どう考えても逆となるストレージの大きいほうは空で 小さいほうに重いデータが入っているということになっています。
一度試していただければ分かるのですが、はっきり言ってメールクライアントのちゃんとしたものを入れるとかなりPCは重くなります。
逆に言うと入れないと随分軽くなります。また、作業中に同期処理が始まったりするといきなり急激に遅くなったり SPAM処理に時間がかかったりと複数の置き場所の無駄に気がついたと言うところでしょうか。
SmartPhoneにも(WEB上にも)SPAMフィルター(自宅のPC)を通過させたメールのみを透過しています。(最近は厳しくなりすぎて・・・・来ないメールがある)
と言うことで前提として 「通信環境」となってしまっているわけです。
 
E−Mobileは不満点は山のようにあるわけなのですが、それ以上にPCで接続できる安価な定額回線と言うのは非常に貴重で、WILLCOMのW−SIMがもう倍ほどの速度さえ持っていればリモート利用が可能になるのですがと残念な状態です。
WILLCOMにも是非頑張って頂きたいと思うわけなのですが・・・
まあ、とにかくそのお陰でリモート接続での運用は一気に快適になっています。
ただ、PCに内蔵できないという点はどちらのキャリアにとってもPCをメインにと言う部分では辛いところとなっています。
 
EverunというPCを私が気に入って使っていられたのは、こういう環境が合ってのことです。
PCの速度と言うのを選択肢のトップに持ってこなくて良かったというのは大きなポイントでした。
OQO(Model 01)よりの利点は、起動時間、バッテリーの持ち時間、そして画面サイズの切り替え機能が大きなポイントとなっていました。
現在は、車載PCとして毎日車でE−Mobile接続で待機と言う 実は一番使用頻度が高い(プレーヤー等で)Pcとして使っています。
まあ、前の二点はともかく最後の一点に関しては納得いかない部分もあるでしょう。
OQOもEverunも800x480と解像度は変わらないからです。
でも、この二者での違いはハードウエアーによる仮想解像度のサポートという点が違うと言う部分です。
Everunには画面解像度変更ボタンが付いており、設定した解像度にワンボタンで変更できます。
勿論、液晶自身の解像度は変わらないので字は潰れてゆくわけなのですが それでもないよりは100倍ましな機能なのです。
例えば、VPNで接続したPCにリモートデスクトップで接続した場合 接続した側のPCの解像度がそのまま採用されます。
OQOで接続すると、相手のPCの画面も800x480になるわけです。
非常に狭くて苦労するのですが、それでも勿論使えます。
ただ、画面サイズの変化がそのまま アプリケーションの表示サイズの変更へと繋がってしまうわけです。
例えば、Outlookを快適に使おうとすると左サイドに仕訳別のフォルダを表示し、残った部分の上半分にメールタイトルを並べて表示、そしてその下半分にはメールの本文を表示すると言う表示が普通でしょう。
そして、その画面をそのままリモートで接続するとメールの本文は全く見えない状態となります。
上下の解像度が低くメールのタイトルと詳細表示画面のヘッダーで画面の縦幅全部が使われてしまうからです。
勿論、それでは使えないのでバランスを揃えて使うわけです。
そして、家に帰るとそのモードで使って見た後自分の家のPCの画面で見たら面白すぎるバランスで表示されます。
そして、画面上のアイコンが小さくそのときの解像度に合わせてぎゅっと並び替えられてしまっています。
これじゃあ・・・と成ってしまうわけです。
その問題に関しては力わざとなるのですが 接続用のPCを複数用意すると言う手を使って今はクリアしています。
PCの方はともかくSmartPhoneにそれほど大きな解像度は液晶の問題もさることながら 目に見えるかと言う問題も含めてどうにも成りませんので・・・
 
PCでの接続には、自宅だけではなく会社のPCへの接続も含まれています。
SmartPhoneでは流石に会社に直接と言うのは怖いので、その際は自宅のPCを踏み台にするのでどちらにせよ自宅となるからなのですが。
その際には出来る限り上記のような状態にしたくないわけです。
自宅のPCであれば、多少レイアウトが変わっても至急の対応を要求されることなど無いわけなのですが、会社のPCではそういうわけには行かないのである。
一応、画面サイズはXGAとしてきたわけなのですが ご存知の通り微妙にネットブックはその解像度に満たないわけなのです。
Everunは仮想画面ではあれど、確認程度には十分使える仮想画面でXGA相当の解像度と出来たわけです。
今回、工人舎のSCというネットブックを仕事で使うと言う前提で購入できた点も実はそこにも有ります。
 
XGAを使うことが出来るネットブックと言うと実はかなり制限されてしまうことと、かなり高価になる事、そして解像度を仮想であれ変更する機能に関しては 汎用のチップセットを搭載しているからかN系のATOMにはそういう機能を持ったものが無いような気がしたのですがこれはソフトの問題なのでしょうか?
工人舎では「プレビューモード」という表現をしていますが800x480を1024x768に拡大して表示するモードに対して1024x600を縦に僅か2割ほど拡張しただけの拡大ではどちらが見やすいかは明白です。
7インチと言うEverunに対して大きな画面も(それでも小さいが)大きく貢献して プレビューと言うより常用してもいいのではと思わせる画面表示です。
勿論、切り替えも簡単で「Fn」+「ESC」で切り替わります。
 
XGAの画面は広いと思いますか?
それでも狭いと思われます。17インチの画面であれば1280x1024のSXGAに慣れると・・・
特にブラウジングではとなるのですが、その際にIEであればF11キーを押してフルスクリーンに切り替えて使います。
F7、F8、F9、F10も文字種の切り替えに使うキーと同じでファンクションキーの存在は大きな要素となります。
私の会社の業務ソフトでも F11がキャンセル、F12が終了となっているのですが 日本語入力やシステムが予約して使おうとする(例えばHelpのF1など)キーを除くと入力にはファンクションキーを後ろから使う傾向が有ります。
その最後のファンクションキーがキーを大型化することに注力しすぎて犠牲になってしまうことが多いのです。
通常のファンクションキーの用途なら「Fn」+「F9」等でF11キーに代替たりできるのですが ALTなどの効果キーを押しながらのファンクションキーの選択などでは キーそのもののフックが異なってしまう為に 業務用アプリケーションの中には動かない物も出てきてしまいます。
画面サイズだけでなく、キーの問題でも結果的にフルでキーの数が揃っている必要もあるのです。
正直、工人舎SCシリーズのキーボードなのですが「キートップの形に拘ったキーボード」らしいのですが どんなに拘ってもサイズが大きくなるわけではありません。
私は指が細いほうなのでそうでもないほうなのですが、指の横幅とほぼ同じ程度(多くの成人男子では指の横幅の方がキートップの横幅より広い)では 奥まで押し込めば複数のキーを同時に打つことになり ミスタッチが発生する訳です。
それでも、キーがなくて操作できない状態では無いことが仕事で使う上では私には重要な点となります。
お陰さまで様々なキーボードに触れてきて、最も近いといえばSigmarion3のキーボードと言うところではないでしょうか?
個人的には「寸止め型」と名前をつけているのですが、完全にキーを押し切らない使い方 押し切る直前で止めるようなタイピングを行えば 保母間違いなく入力できます。
勿論、デスクトップのフルキーとは比べ物にならないレベルであることは言うまでもありません。
 
他には通信手段として、Bluetoothがあると便利ですし 有線のLANは必須でしょう。
Wifiはまあ、あるほうでよいでしょう。ただ、安全な通信手段と言う意味では私は出来る限りWANを使うようにしている訳です。
あと、まあ特定の機種となるわけですが「TAB」キーや「カーソルキー」は独立していないとちょっと・・・
実は工人舎の最大の問題点はポインティングデバイスではないかと思われるのですが、とても狭すぎて使う気にならない。
起動時にログインする為に画面のユーザーを選択するときなどは、指で画面をはじく使い方に無意識になっています。
キーボードが日本語であることも 悔しいけど必須条件となってしまいました。
以前までは英語キーをよい物と喧伝していたわけなのですが、リモートで使うとキートップと画面に出る文字の間に違いが出てきて非常に使いにくい事となります。
勿論、レジストリを弄って対応させることも可能なのですが 流石に業務用のPCのレジストリを弄る行為は進められた物ではありませんし、禁止している本人が表立って行うことも出来ないというところもあります。(リカバリーが必要な際などは だめもとですから使いますが)
 
遊びにしか使わないと成ると選択肢は多種多様
例えば、ポインティングデバイスの無い mBookはどうなんだろう?と迷えるわけなのですが(実はカーソルでマウスを趣味レーションするソフト等も入れて 工人舎で試しては見たのですが・・・)会社で使うと成ると 思いもがけぬ部分で足をすくわれたりしますね・・・
しかし、実用度デスクトップに比べると60%ぐらいなのですが 私などは伝票を入力するわけではなく問題が発生したときにチェックしたり集計帳票ぐらいなので こんなお気楽なことをいえるのかもしれませんね。