ポケットの中

あまり持って行ってはくれないのですが、小学校ではハンカチとティッシュを持って歩くように言われます。
当然、思い出したようにうちの子供にも言うわけなのですが・・・
 
年がわかるのですが、ポケットティッシュというのが登場したのは恐らく私が高校生の頃。
ビニールに数枚のティッシュを折りたたんで入れたものに 多くは消費者金融業者などの広告の紙が入ったものです。
よく、街角で配ってくれるのですが 世界でも誇れるすばらしい制度です。
おおよそ、貰い続ける限りはポケットに入れるティッシュに不住することがありません。
もちろん、首都圏や大きな町のあるところに限られるとは思うのですが。
日本は世界でも最もトイレットペーパーの安い国らしいので(中国とかはどうなんでしょう? 先進国でと言う意味かな??)ただでくれるのも納得なところ。
実際のところ景品と言う意味で考えると、日本の展示会よりもアメリカの展示会の方が立派な景品をいただけることが多いのに不思議な話です。
 
何故こんなことを思い出したかと言うと、先日出張中にゴミ箱が無かったので目薬を差したときに使ったティッシュをポケットに入れっぱなしにしていて 出張の出入りでトランクの中に入ったり 荷物の中に混ぜられたりと紆余曲折をへているうちにそのティッシュの角が取れて行き徐々に粉になって行きました。
最近花粉症で お肌に柔らかいティッシュがあるのですが わたしの子供の頃のティッシュは柔らかさは普通のティッシュで崩れ易さはあのぐらいだった、つまりポケットに入れているときの崩壊レベルは非常に高かったような気がします。
そのポケットにSmartPhone I780を入れたもんだから ポケットの中で崩れた白い粉のようなティッシュがあちこちについたわけです。
特にキーボードあたりは起伏が多いので・・・
勿論、目薬を拭いたのは随分前でぬれている訳もなし 口で拭き飛ばしてあとはブラシでなでて上げれば元通りとなったわけなのですが そういえば最近ポケットの中が汚れなくなったなと・・・
 
子供の頃、小学校の頃のポケットは結構汚れていました。
件のティッシュの粉が必ずポケットに残っていたのと、良く忘れて入れっぱなしで洗濯されて(ぬいとかないって良く怒られました 全部の洗濯物が駄目になったって)等もあるし それなりに暴れる子供はポケットの中の綺麗さを気にしたりはしなかったように記憶します。
ただ、ティッシュも使われること無く(多分、怪我をしたときぐらい)ポケットに眠りっぱなしだったからかもしれません。
そして、ポケットの中には一緒に砂やわけのわからない紙切れなども一緒にありました。
恐らく、ティッシュを使わないことは わが子もあまり変わらないように思いますが(そういえば 何処のトイレにもトイレットペーパーがありますね 昔は無かったけど)がポケットの中は圧倒的に綺麗。
これはもしかしたらポケットティッシュ効果なのではと??
 
子供の頃に遠くの店で、近所で売っていない凄く綺麗に光るビー玉を手に入れて 何故だか動機は覚えていませんが(多分、相手の誕生日かなんか)女の子にあげようとポケットから出したら 手の中にもティッシュかすのようなものが沢山ついていて 相手の視線が汚らしい物を見る目に変わったことが思い出されます。
凄く傷ついたのですが、今になって考えれば どんなに綺麗でもビー玉はビー玉。女の子が持って嬉しい物ではなかったと 自分が子供だった時のことも思い出されました。
顔から火が出そうです。