MBOOK M1を使ってみて

思った以上に小さくは感じられません。
持った感じが重く感じられるのですが、シザーバックに投げ込んだらスッと入るのでやはり小さい。
シザーバックのポケットにはPocketWifi+予備バッテリーで一応 お出かけ環境は整います。
取り出して電源を入れたら そのままWifiで接続されネット環境ですので 迷う必要が無い。
流石に荷物が増えるのは嫌なのですが、実のところモデムで接続する作業に比べれば楽な気がしています。
Pocket Wifiの電源入れっぱなしという 接続環境ならではなのですけどね・・・・ このあたりはやっぱり異常なのかもしれません。
 
キーボードが付いているので いまだに多くの作業をキーボードでやっている私には操作的にしやすい事もポイントです。
流石に長文を打つのは還元してほしいのですが WindowsですのでVPN接続ソフトは普通に動作します。
リモートディスクトップも普通に使えますので そのままPCの管理程度には十分すぎる性能です。
OQOでやっていたころに比べれば程度ですけどね・・・・
時折、極端に遅くなる事があるので プチフリなのかもしれません。
ただ、これ以上にメモリーをキャッシュするソフトは置きたくないですね。
SSDの効果もあり、Swapを繁雑に意識していないので そういう意味では我慢できるレベルでしょう。
プレビューという点で Office 2010も軽快に動いています。
2007に比べてですが 軽くなったような印象を受けます。
でも何よりIMEが2010になった事がうれしいわけです。
比較的日本語入力ソフトに贅沢は言わないほうですが、2007の馬鹿さ加減には・・・・
 
開いて、初期起動だとすると 約1分でOSは起動します。
常駐ものがやはり多いようで 起動時のメモリーの消費量は400Mぐらい。
512MのRAMの中からVRAMも使われているので この状態はちょっとつらい。
クリーンアップも可能ですが このままOSの入れ替えが速いと思います。全てはそれからという所ですが・・・
誰か教えてください。
UMIDのサイトから ドライバーのダウンロードが出来なくなっています。
登録すれば・・・なのですが 韓国の国民番号など持っていない私には登録すらできません。
どうすればいいのでしょうね・・・・・
それが無いと再インストールもままならない訳です。
 
動作は慣れ親しんだ ATOM Z520
このATOMだけで3台も持っていますので 同じ感じ。
ただ、SSDの割には速さを感じないのでRAMの少なさが効いているようです。
細かいファイルの読み書きをSSDは苦手としますので RAM上にキャッシュをおくソフトが 工人舎SC等においても有効なのですが RAMが少ないこの機種ではそちらにRAMを使うとSWAPが増えて相殺されてしまいました。
簡単に言うと 速くならない訳です。
複数のアプリケーションを同時起動して使うような使い方をする機器でもないのでそのままで。
Vista若しくはWindows7にしてSDカードをキャッシュに使うような使い方の場合どうなるかは試してみたいところです。
 
Wifiに関しては、マイクロソフトのドライバーサーチで最新のものに入れ替えました。
もしかしたら急死からの復帰がうまくいかないのはこのせいかもしれませんが WILLCOM D4でもそうですが ドライバーの入れ替えでびっくりするほど改善しますので入れ替えれば もともと見えなかった自宅のネットワークも見えるようになりました。
WAP2もうまくつながらなかったものも これで繋がるようにはなりました。
休止の安定性とバーターであれば悩むところです。
バッテリーは非常に良く持つほうだと思います。
実際、付けたり消したりを繰り返している訳ですが それでも一日遊べるぐらいという持ちなので3時間以上は持っているはずです。
インターフェースに関しては 今のところUSBが使えていないので Bluetoothのみです。
CPUのパフォーマンスの関係でマウスを繋いでも 時によってはかくかくしてしまいます。
Bluetoothの性能以前で接続できる機器を選ぶようです。
接続性はマイクロソフトのStackを使っている事もあり素直な感じです。
とりあえずモバイルマウスを使ってます。
 
ポインティングデバイスが無い事・・・に関しては Nu-Rというソフトを使っています。
こちらはMBOOK専用のマウスエミュレーションソフトです。
Ctrl+方向キーでマウスのエミュレーションが出来ます。
タッチパネルでもある事から、画面を触ってのオペレーションが中心ですが 選択以外の部分ではたはりマウスの操作が便利です。
その上、キーボードの韓国語入力のキーを日本語キーの「全角/半角」に置き換えてくれますので キーのアサインソフトも必要ない点も。
スクロールアップダウンまで用意してくれているのは流石なのですが それでもやはり欲しいのは事実。
マウスと同様に動くようにチューニングされているために あるピッチでのカーソルジャンプとなるため 細かい選択は苦手です。
これを調整できるのですが そうすると動きが遅くなってそれも悲しい。
そこまで細かい操作をするものでもないので、これで良いと言える物で素晴らしいアプリケーションだと思っています。
 
画面は正直コントラストが効きすぎていると言えば悪く聞こえますが 非常に見やすいものだと思います。
文字がかなり小さくなるわけですが それでも見えているのは明るくコントラストの高い画面のおかげ。
写真を見て綺麗というより 文字などを見て綺麗のタイプの液晶です。
使いやすいと判断できる画面です。といっても当然画面サイズは変わらないので 小さいものが苦手の方にはお勧めできません。
タッチパネルのキャリブレーションは比較的しっかり効くタイプで 一度設定いすれば画面の隅も真ん中もしっかり反応します。
比較的低い圧力でも反応するので ポイントを絞らなければ指で(爪でなく)押しても反応します。
多少もたつくのは CPUのパフォーマンスのせいでおそらくタッチパネルの問題ではないでしょう。
 
本体の作りは雑ですが 以前見た初期ロットからはずいぶん改善しています。
流石に工人舎はその後の世代らしく それよりは劣る感じで ヒンジからの音も未だします。
ただ、流石に韓国だけあって Everunもそうですが ストラップホールがあったりスタイラスが収納できたりと良く判っていると思えます。
下面の空気抜き穴は明らかに設計不良に見えますが とりあえずついています。
このサイズにしてはがんばったと言えるでしょう。
バッテリーもおそらく汎用のリチウムバッテリーをケースの中に収めたと思える形状ながら うまくデザインで逃げています。
ヒンジの開き量ですが もともとあまりヒンジが強くなく 途中で固定できるようなタイプではないので当りをつけて開きすぎないように制限されています。
 
で、思ったのですが
このPCは電源を繋いで使う事はあまり想定されていないようです。
充電回路の発生させる熱と、本体駆動で発生させる熱の両方が来ると熱設計的に辛いようです。
別売りでバッテリーだけの充電器があるので、そちらで予備を充電して入れ替えるような使い方が良いようです。
いまも裏のゴム足が綺麗にはがれました・・・・糊が持たないようです。
キーボードの湾曲もこのあたりが起因すると思われます。
だとするとアダプターそのものも小型化できますので(充電だけなら小型のものでもOKですから)そのあたりで探ってみようかと。
9V2Aもあればバッテリー充電だけなら十分すぎるので ACアダプターレベルでそろえられると思います。
予備バッテリーを買ってもモバイルではなく充電の為に使うという使い方 贅沢なように見えて理にかなっているような気がします。
 
とにかく持ち歩いて使ってどうだという機器
いつものSmartPhoneにシザーバック一つ追加してどうかを問われている訳ですが それぐらいなら増やしてもと思える機器でしょう。
やはりWEBの閲覧などではPCならではの利点があります。
通信環境があって クラウドサービスを組み合わせて使うなら便利な端末であるように思えるのですが・・

written by HatenaSync