クラウドなサービスとローカルストレージ

最近は ローカルストレージも大きくなって、SmartPhoneにも8Gぐらいのメモリーカードが平気で使える価格になってきました。
音楽ぐらいは十分に私レベルでは入れておくことができます。
もし溢れても、結構マネージメントするプログラムが優秀で 古いデータを消して入れ替えたりと 自動でもそれなりのことをやってくれます。
少し動画が入っていても QVGA MPEG4程度の動画であれば 数本は新しいものも入り快適なわけです。
それでもストレージにない場合となるわけですがこれもあまり困らないわけです。
自宅のPCにはORBというメディアサーバーが立ち上がっていますので 自宅のPCからネット越しにデータを借りてきて再生すればよいだけなのです。
3G+の回線速度があれば十分に事足りており 故にローカルにもっているのは 電車の中で聞くようなものなどだけで十分なのです。
 
インターネット上のストレージを使うという発想は昔からあるものの、実はコストの面で問題があったりと 必ずしも万人が使えるものではなかったわけです。
しかし、最近の話であれば例えばGoogle まいlサービスやMicrosoft SkyDrive等無料で使えるG単位のストレージが用意されるようになっています。
無料であることも大事なのですが、例えばWindows OSを使っている人であれば メッセンジャーやそれに付随するようなサービスの適用の為に
無償のアンチウイルスソフト Security Essentialを使うにも登録が必要なWindows Liveの登録で自動的に利用できるようになります。
特別な登録でなく、Windowsを使う上で必要なサービスに紐づいているというのは大事なことなのです。
意識せずに接続先を設定するだけというサービスとなり やはりOSと連動しているというのは特別な設定をしたという意識が低く便利なものです。
WindowsPCとWindowsPCであればWindowsLiveSync、SmartPhone(WindowsPhone)であればLive Mesh等同期サービスも用意されています。
 
じゃあそういったサービスがあれば、SmartPhoneには記憶装置はそうたくさんいらないのではないか・・・と言いたいところですが実はそうはいかない。
例えばDocomoAUという携帯電話であれば、動画を受信しながら表示したとすると数時間も見ているとパケット量の上限に達してしまいます。
この上限はシステムを守るために必要なものだという事ですが その程度で音を上げてしまうのが現在の携帯電話のパケットネットワークの実情です。
また、かなりの速度で通信しながら表示・再生するのは端末に対する負担も高くバッテリーの消費量が一気に跳ね上がってしまいます。
結果的に使えなくなってしまうわけです。
通信環境だけなら今後LTEWiMaxで改善される可能性があるからそうなれば・・・・
 
例えば100万枚のCDが売れた曲があるとしましょう。
100万枚をデジタルデータに代えて各自が持ったと仮定すると CD一枚のデータ量を640Mとすると640T(テラ)の記憶装置がその為に費やされます。
もし、これがDVDだったらその約7倍を用意する必要があるわけです。
1枚のアルバムでそうですから、売れるもの売れないものを取り混ぜて考えますと 莫大な量のストレージが 毎月必要になるわけです。
本もそうですし、漫画なんかもそうでしょう。
もし、それをどこかのセンターにひとつだけおいて 購入したものに関してはその利用権が発生するだけの仕組みに世の中がなればそれが100万分の1とかに減るわけです。
凄くエコな発想なのではないのでしょうか?
たとえ CDのメディアだったとしても100万枚分の樹脂だけでも助かるわけです。
もちろん、焼却処分できない樹脂ですので 処分も困ったことになります。
 
将来的にすべての知識を蓄えるストレージがどこかにできるやもしれません。
そしてそれを保管するなら人類全部の英知は一気にコンパクトなものに仕上がることとなるわけです。
大よそ、未来は食べたり物を得たりという事が必要なくなると子供のころ想像した未来は 漫画の中ではすべてそうでした。
そう考えると  所有して楽しめるのは 知識だけだと思っていたのですが 知識こそが共有のものとなることが それ以外がまったくかなえられていない今 最も早いような気がしてきます。
今のところ、ローカルなストレージに持って所有欲を満たしているこれらがなくなるとしたら 所有欲はどこに行けばよいのでしょう?
なんだか、あなたにはアクセスできませんと 冷たくコンピューターにアクセスを弾かれたりすると 落ち込むような気がして・・・・




written by HatenaSync