今後のDOCOMOのSmartPhoneのOSアップデートについて

本日 Xperia X10のアップデートに関するDOCOMOから情報が出ました。
Android 2.3へのアップデートが行われないという物です。
 
その内容に関して開設されているサイトもあったわけなのですが 気になったのは「OSのアップデートに辺り本体のデータがすべて消えてしまう事が問題だという事でした。
じゃあ、と思い返してみればわかるのですが 今回のSamusungのGalaxy TABもLynx 3Dもアップデートに辺りデータはそのまま保持されてOSだけが入れ替わるという難しい作業をされていました。
Lynx 3Dはそのせいか アップデートに全部合わせると2時間電話が使えないような状況に追い込まれたわけです。
確かにそれは便利だと思った反面 これでいいのだろうかという疑問も持ったわけです。
過去にさかのぼってみると T-01A Windows Mobile端末の濾器はどうだったでしょう?
確か全部消えるのでバックアップしてレストアしました。
その、データが消えることに対する対応に関しては 「スマートフォン初心者の方がバックアップとか出来ないでしょう?」という意味のようですが どうなんでしょう?
確かに簡単な作業ではないのでしょうし 間違えればデータは綺麗さっぱりなくなってしまうわけです。
アップデートに辺り 私が最近やった二機種に限定して言うならば 本体のみのでアップデートは出来ませんでした。
PCに接続して PCからのアップデートになったわけですが その際にPCとケーブルで繋いでいるわけですから 自動的にバックアップして書き戻す作業が出来ないわけではないのです。
インターネットに繋がっているならデータをDOCOMOに一時預けしてすることも可能でしょう。
メモリーカードの分までバックアップする必要はないので 高々というと失礼ですが大した容量ではないわけです。
 
理由が本当かどうかはともかく、今回の件でわかったことは 初期化が発生するようなOSのアップデートは今後もDOCOMOでは支持しないという事が解ったわけです。
だとすると、今後DOCOMOから発表される端末に関してはアップデートされない確率が他のキャリアに比べてぐっと上昇したわけです。
Googleが今後のアップデートに関して そういった仕組みをOSに実装してゆくならともかく データの保管方法によるガベージなどOSが変わってメモリーの配置が換わればデータの置き場所も使い方も変わるわけなのですがそういった部分に関する移動や変換作業は当然発生しますし、OSそのものも例えば音声認識が無かったのに付け加えられるとなれば当然 その認識データ分OSは大きくなるわけですが 現在の空き容量の事も考えると そういったものも簡単には許容できないようになるわけです。
データを残したままのアップデートでは新しいOSの本領を完全に発揮できないかもしれないのです。
 
PCに接続できているならバックアップとOSのアップデートを同時に行う事が出来るにもかかわらず こういう言い方をしたのには意味があるような気がします。
今回のアップデートのキャンセルは 新しい機種への買い替えを促進するような動きが出ているような気がします。
OSが同じであれば 機種を買い替えるきっかけがぐっと減るからです。
それはi-Phoneなどでもそうで、3GSは未だに使われている方は少なくないわけです。
動くソフトが同じであれば 速いぐらいで必ずしも買い替えるきっかけにならないという訳です。
この問題に今後もAPPLEは苦しむこととなると思いますが i-Phone5で3GSのアップデートサポートを終了し 現行の3GSユーザーの切り替わり時期が 近い将来のスマートフォンの決戦場になることは予想がついており それまでにWindowsPhoneのリリースと普及、宣伝活動が効果的に行われるかどうかが死活線になるという話もあるわけです。
それが早まったという噂が出たとたんにというか時期に合わせて WindowsPhoneのニュースがあちこちで出てくるわけです。
シェア争いの大きなターニングポイントとなるわけです。
 
話はそれましたが、そこにDOCOMOは新しい端末で少なくとも流出は押さえたいという意識が働いているのではないのでしょうか?
現在、ヨドバシなどでは 旧(といってもX10のことですよ)Xperiaを最大1万円で買い取りの乗換キャンペーンなんてやっていたりするわけですが、今最新機種にすれば少なからずその時期はジャンプできる可能性が高まるわけです。
恐らく私のLynx 3Dもそういったのが始まるのではないかなんて思ったりするわけです。
つまり、今年の年末から来年初めに置いては 大きな変動が予想され それに勝利するための策を着々と練っているのではと。
今のタイミングで明らかにマイナスとなる発言をして、ヨドバシのような大手量販で買い替えを進めて 新しい機種で盛り上げるだけ盛り上げて解約率を下げた状態で年末に挑みたいと。
それほどに年末戦線は重要なターニングポイントとなるという見方をしているのではないかと。
 
もう一つ、公的にこういう発言をしたという事は現行の2.2の端末はおそらく2.3に上がることはもう無いのではないかとかそういったことも考えられるわけです。
勿論、TABなどのTabletの二台目割引も比較的DOCOMOにしては大掛かりな割引率を展開していますが あの割引も1台目があるという前提の割引で本回線の消失に関する部分というのが意外にダーティーなわけです。
アップデートに関しての発表だけでここまで展開してしまうのもどうかと思いますが、今後のアップデートはおそらく再来年の春辺りでまた凍結されてという風に 必ずしもメーカーの意向では無く DOCOMOの意向に左右されそうな気がします。
Androidはアップデートされるけど DOCOMOはされないというのは 実はDOCOMOだけで無くて・・・なんてなると悲しい限りですね。
年末戦線が楽しみな気持ちと ちょっとブルーな気持ちが混ざる発表でした。
written by HatenaSync