Pogoplug S4を導入する効果

Pogoplug S4を導入してみて、旧Pogoplugと比較してみて なのですが
実はこのあたりなのですが 昔Pogoplugを導入した人にはぜひ試してもらいたいのですが 昔とは格段違います。
故に・・・・な結果なのですが。
 
Pogoplug クラッシックとPogoplug S4この間には一年とちょっとの時間がたっている商品です。
インターネットを経由して自宅のHDDを屋外でアクセスできるという商品です。
USBポートがついている商品なのでそこにHDDを繋いで使うわけですが それ故に接続するHDDを選ばないので 好きなサイズ種類のものが使えるわけです。
そして本体が比較的安い(1万円を割る)宅内のネットワークHDD用のUSBサーバーを購入するとしても安価な商品として注目を浴びたわけです。
日本に導入される以前から利用していたわけなのですが じつは購入してみてわかる不満たらたらな商品でした。
 
いくつかの不満点がありますが トータルで考えても「遅い」というのが全体的なポイントです。
宅内で使っている限りにおいても USBメディアサーバーらしい速度で速いとは言えなかったのですが 外で使うとそれはもう・・・・・
一つには海外版を購入したので アメリカのサーバーで認証作業を行っていたようで その接続は距離に食われて遅いわけです。
ネット上の話なのですが その当時はすべてのデータをそのサーバーを介してやり取りしていたようなので 向こうのハードウエアリソースの分だけ遅くなるという状態だったようです。
アメリカのHPの発言なんかを見ていても サーバーが遅くて使い物にならないとか サーバーが増設されて速くなったとか一喜一憂 している書き込みを見ていました。
それが日本からのアクセスなわけですから尚更だったわけです。
しばらくは使っていたのですが どうもセッションを張り続けているようでもあって ルーターのリソースを消費し続けていたみたいなのでこれはいかんとそっと箱詰めして直してあったわけです。
 
仕舞ってあったのでその中間は知らないのですが、つい先日 Pogoplug Mobileの発売がなされて ちょっと調べてみるといろいろと使い続けている人のサイトではそれなりの好印象に変わっているわけです。
一つは、日本国内にサーバーが置かれて(これはSoftbankが販売してサーバーを国内に提供したようです)アクセス時間が格段に向上したこと
もう一つは、これはネットの話なので確認はとってないのですが どうも認証だけサーバーで行ってその後は直接つながる仕組みに改善されたようで その部分に関してぐんと速くなった
なんてのを聞くとちょっとむずむずするわけです。
ちょっとうまくタイミングがつかめずPogoplugMobileを買うことができずにいたのですが 念のため昔のPogoplugを引っ張り出してきたのです。
繋いでみるとやっぱりおんなじだ・・・・と思っていたのですが しばらくネットワークんおアクセスが激しくHDDも激しく動いていたのでそのせいかなと思ってその日は寝て翌朝起きて触ってみると別物のように動くようになっていました。
バージョンを見るとメジャーバージョンで2つぐらいアップデートされていて 少なくともNASで使っている状態ではHDDが負けない限りというよりUSB HDDの転送レート的に負ける速度まで来るのです。
じゃあ、ボトルネックはUSBで接続してること・・・となるわけですが 
 
残念なことに Pogoplug MobileはUSB2.0は変わらずハードウエアが効率化したという事なのですが 既にUSBポートが・・・の状態に陥っていますのでこれは効率的な・・という機器の入れ替えのきっかけにはならなかったのです。
アメリカではPogoplug S4でUSB3.0だけではなく 内部にインターフェースを持って2.5インチHDDが直接接続できるというもの。
3月末に日本で発売になるといううわさを聞いて我慢してたが 結局発売されず我慢できずにお取り寄せ!!となったわけです。
この威力がすごいのか 手持ちのHDDを差してみたところ NASとして使うと200Mぐらいの転送速度という十二分な性能を発揮してくれます。
と、いうところまでは前回までのプロローグとなるわけですが・・・・
 
じゃあ外で使ってみるとどうなんだ・・・
結果的には、ほぼ新しい方でも古い型でも変わらないという結果となったのです。
これはどちらかというとS4が悪いというのではなく 旧Pogoplugが馬鹿に出来ない性能だという事を物語っているのだと。
外部のネットワークには自宅で200Mの双方向のEOの光回線を使っています。
そこに光の100Mの回線で接続したわけですが、双方共に12〜15Mぐらいの転送レートでHDDの内容を読み書きできます。
これが早いのかどうかというのは見た人にお任せするとして 地デジのフルスキャンを ストリーミングできそうな速度なのです。
実際には4Mぐらいの動画のストリーミングが限界値になるのはどうしても速度が上がったり下がったりという事だろうと思うわけですが
実際に4Mのレートの動画という事であれば十分SD画質のMPEG4が遅延なく再生できるレベルなのです。
実際、再生を出して 3〜5秒ぐらいの遅延で再生が始まるのは気持ちがいい限りです。(スタート時にはもう少しかかる チャプターを送った時という事です)
その回線がボトルネックとなって 両者の差が出なかったわけです。
 
じゃあ、S4を導入する意味がないのか?
USB3.0では試せてないのですがS4には2ポートのUSB 3.0ポートがついています。
これにHDDを繋いでNASとして使えると考えればUS$99とかなので十分に安い機器です。
USB接続のHDDであるということは意識せずに済むことでしょう。
未だ、トランスコードは遅いのですが 正直WiMaxLTEと高速なモバイル回線があること
ホテルなどでも光回線をバックボーンにおいていることから 十分にトランスコードしなくても見れます。
逆にモバイル回線でトランスコードをしていたとしても 3Gなどで見れば間違いなくパケット使用量の制限にかかるので 結果的にいまはトランスコードそのものを止めて使っている状態です。
NASとしても、モバイルで使うストレージとしても使いたいというなら これは結構いい商品かなと
通常ンおPogoplugの場合、NASとしてつかうには少し遅いけど・・・という感じなのでしょうか。

written by HatenaSync