Medias Tabを触ってみた

食わず嫌いと言われながらあまり日本のSmartPhone、Tabletには触っていない。
最後に触ったのは おそらくSharpLynx 3Dという端末。
日本の端末らしく付属アプリケーションやデータが多く入っていて それがメモリーを圧迫することに閉口したのと、Lynxというブランドが突如終わってしまって とんだ鬼っこになってしまったことだけを覚えているわけですが・・・・
そのあと触らせていただいた Sharpの端末は結構扱いやすかったような気がしています。
今回のMediasはCasio NECの作品なのですが残念ながら両者のなかで触ったことがあるのは LifeTouch Noteぐらいという感じです。
 
まず、本体ですが 驚くほどスクエアーな端末です。
Xi対応の7インチTabletとなると一択になってしまうわけですが どちらかというとデザイン的には フォトスタンドに混ざればわからないというものでしょう。
正面から見ると 四角四面のデザインで横から見ると角が当たっていたくない程度に丸めてはあります。
ゆえに余計に フォトスタンドっぽく見えるわけです。
さいきんのTabletのデザインは それがよいというわけではないのですが i-Podのデザインから派生した全体的に周囲に行けば行くほど薄くなるように見えるデザインなのに比べると対照的です。
ゆえに、新鮮なわけです。
 
この端末はDOCOMOさんからお借りしています。
NOTTVモニターキャンペーンというイベントで 2週間無償でお借りできるというものです。
申し込みサイトはここです
http://nottv-monitor.jp/index.html
今も申込受付中なので 興味のある方はどうぞ。
 
端末としては 1.2GのDual CoreのCPUを搭載して
7インチの画面ながら1280x800と非常に精細な液晶となっています。
流石にというかきれいな液晶になっています。
ただ、なにより残念なのは OSが2.3なことです。
最近のハイスペックなSmartPhone全般にも思うことなのですが そのサイズでもこの解像度のものがあるわけです。
私の持っているGalaxy Noteもそのような解像度なわけですが どうも、その解像度を使いきれてないスカスカ感が漂うわけです。
解像度が高いがゆえに 発生する面白い状況です。
じゃあ、4.0になるとどうなのだというとそうは変わらないのですが レイヤーが重ねてあったりして そのあたりのスカスカ感がちょっと緩和された感じがするのです。
もう一つ、Tabletなので基本横使いなのですが OSがSmartPhone用にチューニングされたものなので 縦画面での操作に最適化されていて 横画面ではうーん・・・と考えさせられる画面だったり そもそも横画面がアプリケーションになかったりという状況なのです。
もちろん、Tablet用の3.2とかになっても横画面のないアプリケーションがあるわけですが 多くのそういうアプリケーションがインストールできなかったりするので気になりにくいだけでしょう。
ただ、操作が常に右側の 固定ボタンベースなので右手で持ってするにはいいのですが 左手で持つと操作するたびに持ち帰ることとなるわけです。
Galaxy Tabでも7から7Plusになった時にOSが2.3から3.2になったわけですが そのあたりでの改善を体感してきた身としては これはいまだ完成形ではない端末というイメージです。
ただ、いい点もあり 2.3であるおかげで蒸気にもありますが対応するアプリケーションの多さはかなりのものなわけです。
後に 4.0への対応も言われているので そうなれば操作感はぐっと増すかと思います。
今このOSなのはおそらく NOTTVのアプリなどこの端末固有の機能をつかさどるアプリケーションの開発にリソースを消費されたくないというのが本当のところでしょう。
どうせ長くない3.x系に対応するより SmartPhoneも出荷するので2.3で作って先に4.0の開発に進んだほうが効率が良かったという理由で2.3のままに詰められず発売したのではないかと思います。
2.3を使って 電話として使えるようにしたかったのかもしれませんが・・・・
 
スペック通りというか 操作感は非常に軽快なのですが 自分の環境にして試してみようにも Googleのアカウントは最初から登録されたものを使うように案内されていますので同じ環境を作ることはできませんでした。
ほかにも設定画面の多くに変えられない仕様となっていて できることが限られているわけです。
ただ、これに不満を言うのは変な話なのは このキャンペーンにあるように「NOTTVモニター」なのでそれを見るための端末としてて供されているだけで 私のようにMedias Tabがどうだというのは筋違いな話なのです。
このあたりは、わかってて外れているんだということを頭の片隅に入れて進んでゆきます。
 
やはり今回のポイントはNOTTVでしょう。
NOTTVはDOCOMOがやっているモバイル向けテレビ放送なのですが 他のYoutubeやDマーケットのビデオストアなどとどう違うんだという話なのですが
携帯電話は数千人規模で利用が集中するとパケットが停滞してうまく動かなくなるのに対して、テレビというのは数千万人の視聴が集中しても停滞したりはしないのです。
これは、テレビの場合相手のことを考えずに 一方的に放送しているものを受信側が選択して受信しているのに対して、携帯電話やSmartPhoneの視聴は自分専用のデータを作ってもらって送ってもらうので 人数分のチャンネルが必要になるのに対して NOTTVでは放送局が今のところ3つなので 3チャンネルしか使わないという非常に電波効率の良いものなのです。
ただ、そうすると 放送局側が提供するコンテンツを選別して 流したい時間に流すわけですから 好きな時間に見ることのできるコンテンツに比べてどうしても コンテンツの提供力では劣ってしまうわけです。
ただ、本当にオンデマンドなものだけがよいのでしょうか?
それって、CDのシングルの1曲目だけをコレクションするよなもので、ちゃんとしたアーティストならアルバムで1曲目から最後の曲までの流れがストーリーになっていてそのまま見たほうがよい場合もあるわけです。
いつでも見れるで、ドラマなどを途中で区切ってしまうと盛り上がりが半減したりするのです。
クイズ番組だって全体の店舗を考えて 最初から最後までの時間を計算して作っているわけです。
ただそういいながら、番組そのものを見てるだけというのも それなら普通のテレビで・・・となってしまうので
通信機能付きのTabletやSmartPhone用なので 通信機能を持っているということで視聴者がアンケートや一緒にクイズに参加できる形態の放送を始めるのがこのNOTTTVなわけです。

written by HatenaSync