中国のSmartPhoneの通信手段

先日来、中国に行くことが多くなったので 中国向けのSIMカードを購入した。
チャイナユニコムのもので これは上海空港で購入したのだが・・・・
まあ、写真を見て欲しい


つい最近って いつの話だと言われそうなのだが 7月初めに中国に行った時に購入したものだ。
ちなみにマジックで書かれた落書きのような文字や、ボールペンで書かれたような文字などすべてがオリジナルで私が書き足したものではない。
これを輪ゴムで止めて売っているのが 空港のキャリア窓口だというのだから驚くのだ。
ちなみに、同じもののちゃんとしたパッケージのものは 空港内の電気商品扱い店でも入手可能であったが 残念ながら品切れだったのでキャリアカウンターに行ったらこの始末だ。
購入した時は、今回は使わずに次回からと思っていたので現場で確認できなかったのでそれが怖かったがまあ、次も上海だろうから・・・と覚悟することにした。
 
購入したSIMは中国国内向け3G 通信専用SIMで音声通話はできない。
日本のプリペイドと違うところは SMSが通っているようで プロモーションも含めうるさいほどにショートメッセージが来ることだ。
最大2GByteのデータ通信を含んで RMB400(おおよそ 7000円弱)の価格。
ちなみに有効期限は3か月なので その間に2Gを使いきらなければOKである。
あとのSMSで分かるのだが 登録した都市(私の場合上海)で2Gtoそれ以外の中国で2Gの通信が可能なようだ。
おおよそ、長くて3泊4日で 月一ぐらいだと十分な量である。
価格的には ローミングの場合一日2980円なので それに比べれば半額以下
二日以上中国に滞在すれば元が取れるわけです。
 
当然、他国のSIMカードを使うので SIMフリーの端末が必要である。
恐らく、DOCOMOの端末のSIMロックを解除したもので使えると思うが ここで販売していたのは標準サイズのSIMカードなので 日本の現在のSmartPhoneでは対応しないものとなる。
カウンターにはSIMカッターが置いてあったりするので借りればよいのだが 互角力に自信がなければ自分で用意する必要がある。
ちなみに、私は GT-N7000つまり初代のGalaxy Noteを使った。
日本版と異なり標準サイズのSIMなのでそのまま使えたのだ。
そういった意味で標準サイズのSIMフリー端末はやはり一台は用意したほうが良い。
アダプターで小さなものを入れることはできるが逆は難しいからだ。
 
端末の電源を入れると とにかく何の設定もなかったが一つだけ面白いことを聞いてきた
2.5G or 3Gという質問だ。
当然、3Gと答えたのだ。
アクティベーションなども必要なく イキナリつながったのでびっくり。
データ通信用にも拘らず、アンテナピクトもそのまま表示される。
最初に届いたのはSMSでようこそと利用機関の告知だった。
 
通信機能が使えるようになれば ブラウザもメールも普通に使えました・・・で終わりそうなものなのだが
先日も書いたが 中国には「金盾」と呼ばれる国家の海外へのデータ制限機能が働いている。
日本国内でいえば 子供にアダルト番組を見せないように設定する アンチウイルスソフトのファミリーセーフティ機能が近いものだが どちらかというと政治色の強い書き込み、明らかに国民にあく害を世ボスサイトなどを規制するための仕組みだ。
日本では2chなどの掲示板などは規制対象だ。
わたしも使っているとWEBでもあちこちで規制されるのだが それ以外にTwitterFacebookでの規制を受けた。
ちょっと困るな・・・という感じでもあるのだ。
何とかしたい・・・・となるわけだ。
 
実はこれに関しては多くの人が色々な手段を講じているわけだが 私の場合は自宅にVPNルーターを設置してそこの回線を経由してアクセスすることで日本からのアクセスと誤認させることができるのです。
具体的にはバッファローの屋外から自宅にアクセス可能な機能を持ったルーターが数種あると思うのだがそちらを設置しただけのことだ。
そして、Android端末のネットワークの設定に 自宅アドレスを登録し ユーザー名とパスワードを書き込むだけで接続できる。
簡単じゃない!!と言われそうだが ちゃんとネットを調べて作業されることを薦める。
意外にややこしいんですよ!!
ポイントは二つぐらいで 自宅のアドレスを習得する仕組みをどうするか DDNSなどの登録も含めての話だ。
もう一つは端末側の設定で ロックをセットしていなければ接続の登録画面に行けなくなってるので先に登録の必要がある。
で、ここからなのだが 今回はこのVPN接続をずっとやり続けたのである。
それでどうなるかをやってみた。
 
朝起きたらVPN接続をするところからスタート。
残念ながら中国の通信状況もあるのでしょうが 時折切断される。
度々の再接続は覚悟してもらいたい。
そのために私は「VPN Shortcutというアプリを用意した。
こちらはVPN接続画面にホーム画面上のショートカットから簡単にアクセスするためのアプリケーションだ。
タッチすると接続先の選択画面となり コネクトボタンを押すだけでツーアクションで接続できる。
また、常駐してということも可能なので現地では重宝した。
 
VPN接続をした状態で朝から使うと だいたい、1割ぐらいバッテリーのヘリが速くなる。
しかし、電波が切れたりセッションを落とされない限り 一度つなげば繋がったままになる。
その状態であれば Twitterの更新もなされるし、Facebookもそのまま使える。
つまり、日本の回線を使っているので まったく制限のない接続が可能となるのだ。
 
自宅にそんなものを用意したくないという話もあるだろうが その際にはそういったサービスを提供しているサイトもあるのでそちらを探されればよいかと思う。
ただ、そういったサイトに関しては 金盾の禁止サイトになることが多く 安定した接続が期待できない可能性があるのでご注意ください。
朝までつながったけど昼からダメとか よくある話ですので・・・・
 
今回使ってみて
比較的バッテリー容量の多いGalaxy Noteだったので1割のバッテリー消費が増えたぐらいでは 朝から夜まで普通に使えるわけですが 小型のバッテリーを搭載したモデルでは辛いかもしれません。
それでも、中国のSIMを使って おおよそアクセスできないサイトがないレベルまで使えるのであれば この使い方は便利なのだ。
Android端末を持っていれば 誰でもできるので 困っているなら試されては・・・と思うのだが。

written by HatenaSync