アウトランダー PHEV(中古)を購入した。その1

久しぶりすぎて、Blogってどうだっけ?なんて思っているのだが
  
先日、車を買い替えた。
車種は 最近よく話題になっていた 三菱のアウトランダーPHEVという車種だ。
今までも三菱車に乗っていたのですが、特に好きなメーカーというわけではなかったが これは機能で選んだ車となる。
  
PHEVという名前
二代目のアウトランダーの登場後追加されたグレードの車種だが、今ではこちらの方の名前が通るのではないかと思う。
PHEVは プラグインハイブリットと分類されるべきなのだが プリウスはじめ日本国内でのみ有名なハイブリット車というジャンルがあまりにも有名になりすぎて 日本ではアウトランダーの代名詞となってしまう。
故に、国際的に使われている名前ながら トヨタは新しいプリウスプラグインハイブリットにPHVという名前を付けざる得なくなるのだ。
エレクトリック ビークルのEを抜いてしまうのは マーケティング上仕方がないのだろうが忸怩たる思いだっただろうと思う。
  
アウトランダーPHEVといっても 私のは「初代」に分類されるPHEVだ。
何が違うかというと 何よりも違うのは「顔」だ。
まるでレクサスなのかというような メタリックパーツで強調された現在のフロントグリルに対して 私の持っている初代は非常におとなしい顔つきをしている。
最新のモデルで少しバッテリーが増えたそうですが 基本的にはエンジンもモーターもバッテリーも同じ つまりマイナーチェンジ前と後という位置づけとなる車の前の方だ。
  
2014年にも小さなマイナーチェンジがあったのだが 当初見つけた2013年式ではなく2014年式を選択せざる得なかったのは二つの装備によるものだ。
一つは、どうでもいいような話だが シートヒーターだ。
最近のハイブリット車には標準の湯になってきたものですが 寒いからだ。
ガソリン車しか乗っていないとわからないと思うが、ガソリン車は駆動するために使うエンジンがエネルギーを熱として排熱するのでヒーターは昔から標準装備なのだ(もちろん水冷前はそうでもないが)。
だが、できる限りエンジンを動かさずに乗りたい車である ハイブリットやEVは その熱源を持たない。
どちらかというと、バッテリーが過熱しないように冬でも冷やしていたりするぐらい。
となると、暖房の為だけにエンジンを動かすこととなると非常に効率が悪いのだ。
故に、暖房の利きが悪い。
じゃあ電熱ヒーターでとなるのだが、車全体を温めるとなると 0.1Kぼ単位で燃費を競っている車としてはできるだけ燃費の悪化要素となるものは省きたいのである。
で、シートヒーターとなる。
せっかくの電気自動車だからと 現在 私も暖房も付けずに走っているので 車の中でジャンバーと手袋は必須だ。シートヒーターで温まるのは腰と背中だからだ。
  
もう一つの装備は 「三菱リモートコントロール」というソフトへの対応だ。
「好きもの」と思われたのならおそらくそうではあるが それがないと車に乗れないほどではない。
だが、私にとって必須とならざる得なかったのは それがついていないとできない設定によるものだったからなのだ。
 
PHEVの良い点は 充電ができる点である。
アウトランダーはカタログでは一度満充電すると60kぐらい電気だけで走れることになっている。
実際、80kぐらいまでは普通に電気で加速するし スーパーの二階駐車場に上がるのも別に電気だけで走れるのだ。(実際の走行距離は40k程度のようだが)
電気はガソリンで発電することもできるのだが プラグインというぐらいでコンセントにさして電気を充電する方がスマートだ。
その為に自宅に200Vのコンセントを設置した。
かなり大変な工事だったが これに関してはそれを仕事にしている友人がいて本当に良かったと思えるようなめんどくさいことになったのが それはチャンスがあれば。
で、充電を行うのだが 我が家はオール電化
夜間に電気代が安くなるので(逆に昼間は高いので)夜間に充電を指定する必要がある。
具体的に言うと 昼間に充電するとおおよそ10kwなので 355円ぐらい。深夜電力だと 131円ぐらい。
40Kぐらい走るとすると ガソリン価格が 現在レギュラーの全国平均価格が125.5円ということなので リッターあたりというガソリン料金で換算すると 昼間だと1lの価格で14.13k走るということで まあ燃費の良いガソリン車レベル。
深夜だと 38.46kとプリウスもびっくりの燃費となるのだ。
ところが 200V 30A相当という大電流をタイマースイッチで 点けたり消したりするのはちょっと大変なのだ。
ネットで調べてみると モーターで回転する照明器具用のタイマーなどを 外にボックスを付けて入れている人がいるがあんなものでどうにかできる電流量ではないのだ。
簡単な荷物用エレベーターが動くほどの電流だ。
それを ON/OFFできるスイッチとなると それも耐久性を持ってとなるとかなり頭を悩ませるのだ。
解決策としては EV用の充電スタンドのようなものを用意するというのが最も簡単な手段とはなるが 驚くなかれ補助金が出ることもあって25万とか平気でするのだ。
他の手段として ようやく思いついたのが リモートブレーカーという 外から外からの回路の電源を入れたり切ったりするブレーカーをタイマーでコントロールするという手段だった。
ブレーカーのサイズが大きいことや タイマースイッチを付ける為の場所が必要なこと、外につけるのに漏電ブレーカーではないので それを別に用意するとなると専用の分電盤が必要となってしまう。
どちらにしても かなりのコスト増で、結果的に車側でコントロールできるのが理想的だという結論になるわけだ。
 
そこでなのだが
2014年の5月以降に出荷された マイナーチェンジ後の車にはオプションで選ぶ人が少なかった 「リモートコントロール」と「シートヒーター」がナビパッケージでは標準装備となる。
故に、差額を考えても家の工事の難易度を考えても少なくともマイナーチェンジ後という選択が必須となるわけだ。
となると実はその時期にリコールがあり 出荷が停止されていたこともあり 非常にレアな個体を探すこととなってしまったわけである。
また、外観から区別できないので 足で稼ぐ車探しとなるわけだ。
もちろん、いかつい顔の現行を探せばあるのだろうが +100万円なら家を工事するのだ(笑