アウトランダー PHEV(中古)を購入した。その6

「EvBatMon」というアプリなのだが これはよく作ったなと感心するものだ。
 
前述通り、これを使うにはBluetoothのODB2アダプター(結構選ぶみたいなので推奨品を探しましょう)が必要です。
ODB2なのですが これは車の内部機構を探るための出力端子で メンテナンス目的で作られたものが拡張されていったものです。
一部の後付けのカーナビやレーダー探知機などでも使われているもので ここから車速信号などを取って判断しているというものです。
実際に来る信号に関しては各車メーカーである一定のルールがあるのですが 各自独特の機能を拡張していて それが後の全体ルールの拡大のときに同じコマンドを使っていて メーカーによって同じコマンドでも意味が違っていて ローカライズはされています。
ですが、AndroidiPhone用のアプリケーションでは 多種の車に対応するようにDBを内部に持っているものが多いようです。
PHEVやハイブリットなどでは その中にバッテリーやモーターに関する拡張がなされているわけです。
ここで出している 「EvBatMon(For Outlander PHEV)」はアウトランダーに特化されたものです。
 
まず、カーナビ本体ではないので 別の機器としてAndroid端末のBluetoothマネージャーからODB2をBluetooth経由で接続します。
パスコードが 0000か1234に大体設定されています。
前準備はこれだけで あとはアプリケーションをPlay Storeでダウンロード(有料1800円ほど) インストールします。
そして 起動するだけです。

起動するとSOCの画面が出ます。
ここでは バッテリーの状態の表示です。
バッテリーの残量や 複数のセルで構成されているので その最大電圧と最小電圧とそのセルの番号 電圧、電流等 かなり詳しい情報が表示されます。
リチウムバッテリーでも大型のものとなると いくつものバッテリーの集合体で バッテリー全体がというより セルのどれかがおかしくなって それに引っ張られて全体の性能が落ちるという形で 徐々に劣化してゆきます。
それ故に セル毎のバッテリーの比較は非常に大事なものとなります。
そのあたりをかなり詳細に表示してくれます。
ただ、ここでいう残量はバッテリーの実残量です。
実際にはある一定以下に下がるとそこからは強制的にエンジンをかけてそれ以上に下がらない点を車の景気の表示上0にするので実用量とは変わってくるのです。
 
次はガソリン残量とスピード、オドメーターなど。
ここを見るだけで 表示ではなく内蔵のコンピューターに走行距離などが保存されているというのが良くわかりますね。
昔のようにメーターを巻いて走行距離をごまかすとかはできなくなっているのが良くわかります。
 
次とその次のページは モーターの出力です。
アウトランダーPHEVは前後にモーターを一つずつ持っていて 4WDの直結モードがあるのですが 物理的には直結されていなくて 前後のモーターが同期して動くことで4WDとなっています。
その両方のモーターの回転数とトルクが表示されます。
 
次のページが エンジンによる発電量の表示
エンジンを発電機として使って モーターで走るシリーズモードという 日産のe-Powerと同様の走行モードがあります。
その際に、発電量と発電機の回転数が表示されます。
 
最後が エンジンとしての出力表示
アクセルペダルの踏み込み量などの表示も付いています。
 
中でも 1880円して尚ほしいと思ったのは バッテリーをチェックする機能
全部で80個のバッテリーの電圧の差を表示してくれます。
私のPHEVはVeryGoodの状態でまだまだバッテリーは健康。
実は、このテスト 月々1500円の「三菱自動車 電動車両サポート」に加入していると 年に一度だけ受けることのできるテスト。
車検のたびにバランスを取ってもらうために 三菱自動車に入れるのはともかく 本当にばらつきだしたら 度に調整に出せばいいわけですから この機能はうれしいわけです。
車の健康を図る上では 安い計測機器だったわけです。
ODB2も持ったましたし。

(ちなみにかなりばらついて見えますが よく見てもらえると電圧差はわずかです)
 
ここまでで、すでに4つのアプリをPHEVの為にSmartPhoneにインストールすることとなったわけですが この後、充電スポット検索なども入れることになりそうで 車と共にでインストールするって 時代が変わったなと思ったわけです。