新しいジンバルが来た

 
新しいジンバルは「Mi Action Camera Handheld Gimbal」というものだ。
名前の通り Miは小米というメーカーの商品で アクションカメラ用と銘打ったものだ。
しかし、この示すアクションカメラは実は1機種しかない。
それは、先日書いた Mijia mini 4k Action Camera専用品となる。
もちろん、持っているので この対応機種となるわけだ。

小米の商品戦略の問題だが、実は今までActionCameraを出していなかった。
正確には出していたのですが Xioami(小米の英語表記)に対して Yaomiという異なるブランドにて発売していたのだ。
今まで3機種出していてそれなりに性能の良いもので、最上位機種として4K+というものがあったわけですがこちらは4K60fpsを最初に実現した機種で おおよそUS$300ぐらいに対して 私の持っているものはおおよそ半額程度のものだ。
Mi Homeという戦略で一般向けのラインナップに存在するものとして販売されているものだ。

カメラに関しては ぼちぼちの性能ながらかっこいいという前回の話通りなのだが これ専用のジンバルに関しては ほとんど世界に広げてもユーザーがーいないという状況だ。
なぜなら、安ければUS$100を割るアクションカメラにUS$200のジンバルを買ってみようというユーザーは少ないだろうからだ。
ちょうど 中国独身の日に合わせてのセールで安くなってなければ わたしもちょっと手を出せなかったことだろう。
比較となるのは、Go Pro Karma GripもしくはDJI OSMOであろうが あちらはカメラ込みでUS$600からのかなり高額な機種 高いと言いながらも全然安価な層なのだ。
 
このジンバルの最も大きな特徴は専用品であることだ。
本体の取り付けがもちろんピッタリであることもそうなのだが、マイクロUSB端子がジンバルから出ていて それが直接Mijia 4k Action Cameraに刺さってつながるのだ。
これによって 一つはコントロールをジンバル側のボタンで行うことができるようになることと、もう一つは電源をジンバルから供給してもらうことができるということだ。


 
まずコントロールだが、専用でないジンバルでもある程度できることはある。
Bluetoothなどで接続して シャッターボタンの制御やジンバルそのものの機能として上下左右にカメラをコントロールする機能だ。
専用品なので それ以上のことができるのだが 最も嬉しいのは電源ボタンをこちらでコントロールすることができる。
それ以外にも 露出補正もジンバル側の操作で可能なのだ。
ほかにもメニューを表示しての操作もジンバルのボタンだけでもできる。
これだけできると 保体を触ることがほぼなくてよいのだ。
もうひとつ、これは本体側の操作とはなるのだが ジンバルのピッチや動きのコントロールが接続しただけで アクションカメラ側にメニューが現れ そこで設定できるのだ。
この辺りも専用品ならではの機能だろう。
 
最初に持った時の感じは 「軽い!」という印象だ。
SmartPhone用のジンバル本体とカメラ付きのジンバルの重さが変わらないぐらいかな?と思うレベルだ。
もちろん、動きも軽い!!
本体を左右に振ってみても その軽さは明らかに違っていて Snoopa M1においても動きとは瞬間ずれているような感じがあり動き始めには少し揺れが残るのだが そこの反応が段違いなのだ。
もひとつ、期待していた風に対してだが 強風でのテストはしていないが少し強めの風だとあおられ気味だったのがそういう傾向がないことは確認できた。
向いている方向によって 動きが変わったりすることもないので 目的はおおむね果たしたといえるであろう。
 
ただ、欠点がなかったわけでもない。
これは ジンバルの効果について書いているところで自分が書いていて失念している点であるが カメラが小型軽量になったからこそ揺れやすくなったという部分がそのまま効いてきているのだ。
映画の撮影などでは昔からこれに似た機能は使っている。
振り子のような重りを下につけると 重ければ重いほどに正しい位置を保とうとする仕組みを使ったものだ。
動きを測定してモータで反力をつけるより 重たいので揺れないという対応策はあるのだ。
だがカメラが軽くなっているので どうしても細かい動きができてしまうことによる揺れが消せない。
具体的には 簡単に20cmぐらいはさっと動かせてしまうのだ。
もちろん、これは意識して抑えればいいわけだが プロでもないのでついつい体が普通に動いてしまう。
もちろん、それでも画面が破綻することがないのは素晴らしいが 画面そのものが暗くなればなるほど流れてしまうのだ。
本体の性能の問題では決してない話だ。
 
動画撮影において とにかく気になるのがバッテリーのもちとメモリーカードの残量だ。
バッテリーの件に関しては これで気にする必然性が大きく下がった。
一つは、捜査官の問題で簡単に撮影と停止を切り替えれるようになったので(携帯電話の場合 画面操作なので動作を止めてオンオフする必要がある)好きな時に電源操作ができる。
そして、実質的なバッテリーの持ち時間も本体だけで(FHDなら)3時間。
ジンバルも含めると倍近くは大丈夫だろう。
よかったのは ジンバルにカメラをつけたままメモリーカードの交換もできるので 録画時間の問題もあまり気にする必要がないのだ。
これは、もしかして凄いのではないかと 昔初めてビデオカメラを持った時のような感動を覚えた。
 
ポケットに入れて 持ち運べるほどには小さくはないが、カバンの中に入れておけるほどのサイズだし アームの張り出しも大きくないということは 自由に動きすぎて痛めることも少ないだろう。
それでいて、映画監督になったかのような映像が撮れるのだから しばらくはこれで遊んでみようと思う。