MI Max3とは

 

香港で 6.9インチのAndroid SmartPhone

XiomiのMi MAX3を購入した。

Mi Maxシリーズは「ファブレット」と呼ばれる 大型液晶SmartPhoneとしてXiomiが発売したシリーズで今回で3世代目となる。

そこそこの性能で、大画面で拡張性のあるTabletほどではないSmartPhoneという位置づけの商品で 内部的な性能は 廉価機シリーズのRedmiシリーズと同様のものだ。

 

実は、ここしばらく探していたのがNexus7 2013の後継となるTabletだ。

しかし、7~8インチのTablet市場は ほとんど壊滅に近い状態で選択に値するものが出てきていない。

一部メーカーでないわけではないが、Tabletといえば 超大手ではなく第2グループ、第3グループに属するメーカーから発売されるものがほとんどだ。

それというのも、APPLEMicrosoftが安価なTabletを出してくると 対抗する側は難しくなるからだ。

少しスペックを落としてでも価格的に対抗できる 第2、第3グループのメーカーのしか対抗しがたいという状況となる。最近ではそれらも高スペックなのだが・・・・

それに対して、「ファブレット」はすこし盛り上がってきている。

Galaxy Noteをスタートとする大型液晶端末は Xperia Ultra(ずいぶん古い)やZenPhone MAXなどと出ている。

その対抗機種となるのがこのMAXだ。

 

スペックから言うと さほど大したことはない。

ATUTUのベンチマークでも1万をちょっと超えるぐらいのミドルレンジで

4GのRAMと64Gのストレージなのはこのクラスにしては少し豪華だが Xiomiとしては標準的なものとなる。

で、特筆すべきはやはりディスプレイです。

6.9インチはファブレットと呼ばれる6インチオーバーの中でも大型の部類に入る。

ただし、FHD+のウルトラワイド液晶であるために 長手方向に長く横幅が狭いので女性でも片手で持てるサイズに収まっている。

ベゼルが実測で左右3mmほどなので 狭額縁のタイプであることも思った以上に小さくできたことに貢献している。

画面サイズに合わせて バッテリーの容量も強化されていて 5500mAのバッテリーは多くのSmartPhoneの約2倍の容量なので カタログスペック的には10時間の動画再生でもなくならない容量だ。

子のバッテリーなのだが、他者に供給する機能も持っている。

Type-C→Type-Cのケーブルがあれば ほかのSmartPhoneのモバイルバッテリーとして機能させることもできるのだ。

香港で一日中本体を使うのと ヘッドフォンで音楽を聴き、Bluetooth PANでモデムとして使い外が暗くなってからホテルに帰っても60%超の残量だったから よっぽどの使い方をしなければ 二日は持つという容量だ。

カメラも少しスペックは低いものの Dual Cameraで解像度の低い側でフォーカスやコントラストをとらえているのか 思った以上に暗いシーンに強い写真が取れている。

また、Xiomiの技術だが AIカメラの機能でシーンに合わせた自動調整で任せてもかなりの写真が撮れる。

もちろん、最近はやりのぼかし機能もある。

他には、AIで認識して 目をパッチリさせたり 小顔にさせたりと真実を写す気のない 写真を撮る機能(笑 も充実している。

このクラスにしては珍しい OTG機能も豊富で 今まで試したもののほとんどが使えた。

ついつい忘れがちだが モデム機能も新しいものなので 4G+4G、VOLTEの機能も付いていて いわゆるDSDVタイプの端末となる。

つまりLTEで通信中に VOLTEの別のSIMカードで通話ができるという機能だ。

 

機能としておおよそ不自由することはないが操作感に関してだが

思ったより軽快に動くことに驚くだろう。

メニューの切り替わりや画面のフリックなどはハイエンドと変わらない軽さがある。

容量の多いプログラムの実行などは待たされることがないわけではないが ひと世代前のハイエンドのようなイメージだ。

画面の大きさにより何より扱いやすい。

両手で扱うという前提だが 押し間違えることもないし Qwertyキーを出しての入力でもキーを押し間違えることが皆無に近いほど操作がしやすいのはこの面積のおかげだろう。

ただ、画面サイズの大きさは片手操作の使用に関してはやはり問題がある。

設定の中に 片手操作用のモードがあって 画面を4インチに縮小して操作ができるのですが やはり全体が大きいので指が届かない以前にバランスが悪く落としそうになるということが問題となる。

それでも、画面の大きさは正義だと思えるだけの魅力がこの端末にはある。

この世代から全画面のジェスチャー操作に対応しているので 画面最下部まで表示エリアとなることから閲覧性の高さは画面サイズ以上に大きい。この画面サイズより尚且つということなので 本当に大きいのだ。

動画再生は ウルトラワイドなので左右に黒い帯が残ってしまう表示とはなるが それでも6インチ越えの表示なので絶対小ささを感じさせない。

Xiomiの特殊機能なのだが 「QuickBall」という機能があり 画面に隠れるようにメニューを置くことができる。

そのメニューに5つのアプリケーション若しくは操作が割り当てることができるので それを使えば どの画面からでもよく使うアプリに切り替えたりが簡単にできることも実は便利なポイントだ。

 

この端末の総合評価は、単にファブレットというものがどうかと聞いているようなものだ。

端末としては十分すぎるぐらいの機能と不満の出ないスペック(唯一ストレージが小さいといえなくもないが SIM/マイクロSDのスロットに入れて拡充可能)であることは間違いない。

おそらく100人に使わせても遅いといわれるひとは一人もいないだろうレベルだ。

最近のCMではないが 字が小さすぎて読めないとSmartPhoneをソファーに座って後ろに投げてしまいたい人たちなら 間違いなく買いであろう。

このサイズを超えると、さすがに携帯電話ではなくなってしまうぎりぎりのサイズなのだ。

SmartWatchやヘッドセットを常用する層にもお勧めだ。

カバンの中に入れておくと バッテリーの心配が必要ないというのは大きなポイントなのだ。いざとなればそれらの機器ぐらいなら MAXから充電してあげられるからだ。

まもなく MIUI10の配布が始まる(OTAで10月18日から配布開始 段階的配布なので 来てない人のほうが多い)、来年の第二 もしくは 第3四半期にはAndroidPへのアップデートも行われる。

今買って 十分に楽しめる端末であることだけは確かだ。