SmartPhone用のCPUがドローンに採用されだして

Doroneの技術はめまぐるしく進歩して、それに合わせたCPUの進歩も進んでいます。
専用のとはいかないものの、QualcomのSnapdragonなどでも最新のチップでは SmartPhoneに搭載したときにはVRやARと表記されている技術に特化した機能を持たせています。
これらは、仮想現実だったり現実の世界にデジタルデータを合成するような機能を補助する計算をするロジックが追加されています。カメラの機能もそれに合わせて追加されていたりします。
 
例えばなのですが、最近登場したドローンの中にはGPSを搭載していないと書いたものが出てきています。
これは、安価なものであれば当り前じゃないかと言われそうですが そうではなく意図して搭載していないと宣言したものなのです。
なぜ搭載していないかというと、屋内を飛ぶときには音波センサーによる位置確認で、外に出たらGPSでと切り替えて飛んでいて その切り替わり部分で動作が不安定になったりするわけです。
どうするかというと 複数のカメラを設置して周りの景色を画像認識して自分の動きを制御してゆくというわけです。
それこそストリートビューなどの詳細データがビッグデータとして存在して通信しながら処理するのであればそういったことも可能なのでしょう。
単眼カメラでも動いていればそれで変わる景色で立体像を内部で作ることも処理としてできるようになっているからです。
画像認識から飛行ルートを決めるドローンはもうすぐ当たり前になってゆくことでしょう。
立体的にマッピングされているなら 衝突などのリスクもいくつものセンサーを周りにつけなくても低減されるわけですから。
もちろん、機体コントロールが詳細にできるという前提条件があってのことなのですが。
 
今のところ、ドローンなのですがこれらはそのまま自動運転でも使われます。
というかそちらのほうが進んでいて後追い状態です。
自動運転では複数の種類のセンサーを組み合わせて 安全を担保していますが例えば強い雨の日や霧の日に見えないとか、深夜ヘッドライトの照射部以外のところから飛び出してきたものに対しての回避機能などは そもそも人ができてました?と聞きたくなるような対応までしなければいけないようであちらは大変そうです。
ただ、これも そう遠くなく実現することでしょう。
 
先日、ZozoTownから6月にZozoスーツを送りますという案内が来たわけですが 最初に想定されていたものではなく 水玉模様がたくさんついたスーツに変更されました。
3Dのモーションキャプチャーでおなじみのマーカー付きスーツで マーカーの動きをカメラで追ってそれを動きとしてとらえるようなものでこの場合は動いたときにあるマーカーの場所で体のサイズを測定するのでしょう。
モーションキャプチャーの場合は 人の動きをそのままコンピューター取り込んだりするのに役に立っているわけです。
ただ、その動きの取り込みは常にマーカーが見えているところでないとできないことと マーカーの角度の変化などはちゃんととらえられていないのです。
ではなのですが マーカーの代わりにカメラを負いただどうでしょう?
前述のドローンのカメラのように 前の景色から動きを測定し 動きから前の画像との距離を測定することもできます。
加速度センサーを付けたり、超音波センサーで距離を測ったりするともっと正確な情報が得られることでしょう。
それを、マーカーの数だけつけたとすると・・・・
例えば、ボルダリングするときにそのスーツを着たとすると どの足をどう動かして 体の場所をそれぐらい離しているかなどそういう情報をデータ化できます。
自転車に乗っているときもそうで 膝の開きやペダルを回したときの膝のねじりなんかもわかるわけです。
坂道を登るときのバランスの変化などもデータとしてとることができるわけです。
それも、携帯電話程度のバッテリーとカメラといくつかのセンサーを何か所かつけるだけのことなのです。携帯電話にすら多いものなら5個ぐらいはカメラがついているわけですから。
 
これらのチップの意味するものは、より一層人の動きが分析され ロボットの登場を加速化させることでしょう。
荷物を運んだりなどはともかくサイズの違う荷物を見ただけで判断して運び方を変えるようなことは人にしかできなかったわけですが それが取って代わられるのも時間の問題。
それ以外のことも 変わってゆくんでしょうね と 新しいチップセットを見ていて思ったわけです。