アバター

たまに、テレビで出てたりしますが 携帯電話の音声通話はデジタル化したあたりで 実は本人の肉声を伝えていませんというもの。
本人の肉声でなければなんだとなるわけですが、いくつかのパターンの音声の中から 最も近いと思われる話し方のパターンのデータをベースに それに話させているだけだというもの。
テレビでは衝撃的な事実として扱うが じっさいのところデジタル化の時にひとしきりやったので何を今さらとおもうし、もうすぐ家庭の電話もその方式に(すでになっているところも少なくない)なってゆくわけです。
 
じゃあ、なんでそんなにめんどくさいことをするかというと すべては送信するデータ量を減らすためのもので、それ故にノイズもが異音の影響もずいぶん抑えられているわけです。
似て非なるものというのは どうだろうと思わなくもないのですが WEBで見ている画像ですら Jpegなどの圧縮展開されたもので 実画像を必要ないだろうと思われる部分を纏めてデータ容量を減らしていますし、音楽もMP3などの代表的フォーマットの多くは 可聴域外の音を削るなど圧縮をしています。
Bluetoothのイヤホンだって、圧縮してデータを送っているのでそこでも元のものからすると 似て非なるものになっているのですから 無しには語れないわけです。
食品も、カニ蒲鉾のように似て非なるものは当たり前のようにあるわけですから 不思議な話ではないのです。
 
最近のアニメでよく使われるパターンですが、ゲームの中のキャラと実際の人とを対比しながら進んだりするわけですが ゲーム中のキャラクター 一般的に言うアバターもいわゆる似て非なるものなのです。
外観は本人の願望に従って形成されているわけですが、操作しているのはプレーヤーで 意思決定の多くはプレーヤー側がやっていて アバターは何もしていません。
唯一、システムの制限上できないこと 例えばいけない場所に踏み込もうとする等の制限と 定型タスクの実行は指示によるものながらアバターというかシステムが自動で発生させます。これは、アバターに魔法を実行させたりする機能を使った時などというとわかりやすいことでしょう。
魔法を指示するのはプレーヤーですが、指示されたアバターはオーバーなアクションを取りながら魔法を使うという動作はプレーヤーが作業する必要はないのです。アクションゲームの必殺技などもそうですね。
 
アバターは、プレーヤーの意思によって動くわけですが その機能もだんだん高度化していってます。
一人のキャラクターだけならともかくペットだのサポートキャラなどがいるとそれです。
パーティーメンバーとかもそうですね。
彼らというか 結構自由に動いていて助けてくれたり 助けてくれなかったりといろいろやってくれます。
経験値稼ぎなどを自動でやってくれたりするものもあるようですが 私は見たことがないので。
 
携帯電話の音声がというなら、パターンがとりやすかったので音声は出来たわけですが 人のアバターもいずれ データがたまれば同じようになるかもしれません。
人の行動を想定したアバターが、こちらの動きを相手に伝えてくれるようになって 高品質なテレビ電話が可能になることでしょう。
手も足も表情もすべて記録配信しているわけではなく この話をしているときはきっとこういう表情をするだろうから始まって 手足の癖も意識することなく再現されるかもしれません。
そのうち、相槌や簡単返答ぐらいはしてくれるようになるかもしれません。
チャットボットなどやAIスピーカーがそうだからです。
進んでいけば、アバターは常にネットに存在し いつでも連絡可能で取捨選択した情報だけを伝えてくれるようになるかもしれません。
 
嫌な人からの連絡は、アバターができる限りお断りして 本人の気に入りそうな人には積極的にお話しして仲良くなって 今度デートの予約までして・・・・
気が付いたら 結婚前提の話にアバター同士が話をして 初対面で結婚とか。
政府がそれに関与できるとするなら 結婚も進めば出生率もコントロール可能に。
でも、外が怖くて引きこもっている人のアバターも引きこもりを好むので結局一緒だったりするかもしれないんですけどね。