さて、このPCなのだが 裏を返すと大きな網目の張ってある部分があります。
カタログ上は3235㎟という大き目の開口部は単純に大きな穴をあけて空気の通りをよくしているということです。
もちろん、姉妹機であるマウスコンピューターのPCにもあるわけですが 他のPCではあまりない特徴なのです。
例えばNECのLavieやPanasonicのLet’s Noteなどにはない特徴なのです。
なぜなら、今比較にだしたようなPCは キーボードに少しぐらい水がかかっても大丈夫だったりと一般利用での防水性能を重視しているのです。
HaseeのPCはそんな感じではなく 中が見えるほどの(網が入っているので実際は見えませんが)大きく穴をあけてしまっているのです。
キーボードも隙間の多い打ちやすいものなのですが 上から水が入ったらもれなく基板まで行きそうな構造なのです。
ダメじゃないかと言われそうなのですが 私はこれこそはと評価する部分なのです。
最近のPCを見回すとわかるのですが 基本的に一部を除いてノートパソコンはIntel製のCPUを搭載しています。
このPCはi5―10210Uというものを搭載しています。
じゃあどこのPCを買っても性能が変わらないとなるわけですが 実際長時間のベンチマークを動かしてみると1割程度の速度差が簡単に出ているわけです。
ぶっちゃけ、値段の高いものは比較的良い性能で、大き目のPCも比較的良い性能となるわけです。
逆に安めの薄型軽量PCは あまり性能的には振るわないことが多くなっています。
これは、CPUであれ、SSDであれメモリーであれ高速にアクセスされるパーツはかなりの熱を発生させるのです。そのための冷却をとなるわけですが それでもダメな時に壊れたら元も子もないので ある一定以上の熱が溜まると速度を自動的に落としてそれ以上熱くならないような機能が付いています。
その温度の上昇が比較的よくおこるので PCによってはフルスピードで走れるのは起動した数分だけというものもあるわけです。
じゃあこのPCはどうかというと前述通り大きな開口部と大き目のファンがCPUの上についていて SSDとメモリーの隙間から空気を出しているわけです。
比較という部分では マウスコンピューターのクリエーターモデルとして 販売しているDAIVの最も小さな4Nの評価を見てもらえるとわかると思います。
比較的熱容量に余裕があり 高速で動くモデルというわけです。
もう一つ、性能的には申し訳程度ということになっているわけですが nVidiaというグラフィックボードメーカーのMX250というノートPC等に組み込むためのグラフィックチップが搭載されています。
そこに GDDR5 2Gのメモリーが独立して搭載されているのです。
専用のグラフィックチップなんて今どきではないという事なのですが それでも大幅な効果があるのです。
現行の コアシリーズの最も高速なグラフィックチップを搭載したCPU 最後にG7という番号を付けたモデルと比べても 高速のグラフィック機能を持っているわけです。
当たり前で グラフィックチップはとにかく帯域幅の広い高速なメモリーを必要とするわけですがグラフィックが忙しい時にはCPUも忙しく 両方が同じメモリーをシェアして動くよりも独立したメモリーをそれもグラフィック専用のメモリーを搭載していると CPUはメモリーに対して本来のCPUとしての働きを優先的におこなえるのです。
では、みんながとなると コストも高くなりますし何よりも軽量にしたいノートPCは最も重い部品であるバッテリーの容量を減らしたい。
別に電気の消費の激しいグラフィックカードを搭載するのは バッテリーには優しくないのです。
ですが、グラフィックドライバーが処理が重たいものかどうかを判断して 普段は内臓の遅いが消費電力の少ないグラフィックカードを使い 3DゲームやCADなど処理が重たくなれば外部のグラフィックカードに処理を任せるという仕組みになっています。
私のようなぬるい使い方をすると、実はグラフィックカードが別についている必要がないぐらいなのです。
もちろん、動画編集や写真の現像などでは威力を発揮するわけなのですが
それら全てが、十分な冷却機能があってこそなのですが おそらくなのですがこれには十分な冷却機能があるのではと思います。
なぜならなのですが、3Dゲームのベンチマークソフトを実行してみてもこの時期(周りが熱くないという意味です)ならうるさい程のおとがしないのです。
実は二つのモードの切り替えがあって、「静音」のモードで使っているのですがそれでも 一般的な軽い3Dゲームなら普通に遊べるレベルだとベンチマークは物語っているわけです。
実際のところ、そこまで使いませんが起動やIMEの変換候補が表示される速度、アプリケーションの起動速度 すべてが高速なSSDの効果もあるのですが現在持っているどの機械よりも快適に感じるわけです。