そういえばと気になったので 車のチャージャーもチェックしてみた。
車の物は 2ポート、Type-C+Type-Aで
PD 20V 1.5Aまでで なので30Wまで対応
QCも4まで対応なので12V2.5Aでこれも30Wだ。
Type-CポートもType-Aポートも急速充電がかかるので言葉通りの性能なのだ。
ただ、両方繋ぐとなんとなくあまり速くない印象なのだ。
実際に確認してみると それもそのはず両方繋いだ時は5Vとしか出ていない。
正確には5.2Vぐらいで 2A+αぐらい出ているので いわゆる5Vの急速充電タイプという程度にしか働いていなかった。
よくよく考えてみると当たり前かもしれません。
電源は12Vの給電がシガーソケットからされています。
これを電源回路に入れて いくつかの電圧を作り出します。
例えば12V→5Vなどというように。
それを、PDやQCの回路によって切り替えて給電します。
そう、切り替えて・・・・・
では、同時に5Vと12Vの電源を要求されたらどうでしょう?
多分給電されるとは思うのですが、両者の消費する電力をコントロールするのが難しくなるわけです。
12V1Aは12Wで5V1Aは5Wなので両方足すと17Wで・・・・もうちょっといけるかなとか
電源を2つにするか、出力側を監視して電流を絞るか。
結論的には 二か所のポートに繋がれた時は いっそのこと5Vに落として 両者にできる限りの電流を供給すればよくない?ってなったのではないかと想像してしまいます。
本当はどうかわかりませんけど。
そういえば、このアダプターやたらに小さいなとか思ったわけです。
そう遠くない未来にはそのあたりを考慮した回路やICなどが出てくるのでしょうが 今のところはコストと性能のバランスから考えると 複数ポート接続されていると制限がありますという危機がたくさん出てくるのでしょうねと思ったわけです。
恐らくですが しばらくは続くでしょうし、価格的に安価なものはこの傾向が続いて 中国製はあまり・・・なんて話になるのではないかななんて 想像してしまったわけです。
ちゃんと仕様を理解しないで使うと怖いところでもあります。
逆に、ちゃんと制限されているから発熱して燃えたりとかの心配は少ないと安心したりもできたわけですが。
これをどう考えられるかは購入者次第な商品ではあるのですね いまだ。