DJIのミニドローン Mavic Miniを飛ばしてみた。

ドローンはむにゃむにゃという言い訳もしないとダメだが、現在のMavic miniではや7台目。それなりに試してきたわけだ。

問題になるのは日本の法規で 199g以上の重量のドローンは 飛行申請の必要なものとなり飛行エリアがぐんと限られてしまう上に 許可申請が大変なのだ。

どこの国もそれはと言いたいところだが、他の国の多くは250g規制なので 日本だけが200gとなると 日本の為だけに出てきにくいのです。

許可のいらない 海外では「Toy ドローン」と呼ばれているおもちゃに分類されるものでも高性能の物は日本では許可申請の必要な ガチクラスに分類されるドローンとなるわけです。

確かに、200gでも上空から頭に向けて落ちてくれば十分に危険なので規制は必要だとは思うわけですが・・・・

もう一つは高性能すぎて、プライバシーを侵害してしまうからその問題でも規制以前に飛ばせないということもあるのだ。

例えば 銭湯の女湯の高い窓あたりをぶんぶん飛ばせば間違いなく通報案件なので。

で、今回来たのは高性能Toyドローンでありながらぎりぎりの199gを狙ったDJIのドローンです。

また、他のメーカーではなく ドローンの最大メーカーのDJIが出した物だから期待が持てるわけです。

 

実際に動かしてみると、今までのToyドローンとは全くの別物。

最もこれに近いものは 私が知っている範囲では Dobbyというものがあるのだが 二つの点で大きく劣る。

一つは、PCやSmartPhoneをインターネットに繋ぐWifiをそのまま通信手段として使っているので10mも離れれば コントロールも画像もヘロヘロになってしまうのだ。

それでも、いろいろ頑張ってくれているのだが そこに限界がある。

もう一つは、ビデオの部分で ドローンが移動するときには4つのローターの回転速度を変化させて 傾けることで移動するベクトルを得ています。

ゆえに、移動中はどうしても本体が傾いてしまうためにいくら電子的なブレ補正をかけても限界があるためスピードを落として画像を得るか、スピードを上げて画像が乱れても良しとするかなのだが どちらも中途半端になっているのだ。

もちろん、時代的にも数年前なので コントロール力も風に対する耐性や センサーでの位置確保なども全く別物と言っていいのだ。

 

まず、普通のドローンなら当たり前だが 飛び上がって全く手を触れていない状態だとドローンは空中で見えない台の上に載っているがごとく動かないのだ。

操縦に慣れていない私などは 次の動きを考えながら動かすので 手を離すとその場に止まっていてくれると 何とか操縦ができるのです。

前述のドローンは SmartPhoneをそのままコントローラーにしていたのですが MavicMiniは 付属でコントローラーが付いていて画面のみをSmartPhoneで使っているので コントロール距離が違います。

そして、ドローンから見た画像は対象が動いてない限り 静止画を見ているかのようなはっきりした画像で動いても殆ど乱れないのです。

これはカメラそのものを 動きに合わせて反対に動かし地面に向かって常に同じ位置に保ち続けるジンバルの効果だ。

それでいて、Dobbyの倍ほどの速度で動いていくのだ(これでも低速モード)

これで楽しくないわけはないのだ。

 

おおよそ50mほど上げれば前後左右に障害物はないので自由に コントロールできる。

カメラから見る画像もそれだけを頼りに送受しても十分行けるほどに安定して映っている。

空を飛んでいる機体から送られてきた画像とは思えないものだ。

低いところを飛んでも 右のレバーを前に一杯倒せば 本当に地面に線が引かれているかのようにまっすぐ飛んでいくので 操縦しているというより指示しているという感じなのだ。

人の目の高さぐらいをまっすぐ飛ぶと 昔見たスターウオーズの戦闘機が飛んでいる映像を見ているかのようだ。

唯一、飛んでいると感じさせられるのはスピードが乗ってきたときに ブレーキをかけてもスケートのようにその場で止まるのではなく かなり滑って行ってしまうかのように止まることで 何かに突っ込んでしまうようなドキドキ感を感じさせられた。

この場合、止まることを考えるより 上にあげて通り抜ける方が安全だと後で気が付くわけなのだが・・・・

この場合は、反射神経の必要な操縦だが そもそもそんなことをしなければいいのだ(笑

1度飛ばしただけだが、重量級のドローンを飛ばしたかのような安定感なのだ。

 

それでもなのだが やはり超小型ドローンだという部分もなくはない。

一つは ビデオの画質だ。

ミラーレスに近い 小型ドローンのレンズや素子に対して コンデジ程度なのは 値段の面でもサイズの面でもやむを得ない選択なのだ。

出来上がりの違いは一目瞭然だが そもそもそれはプログラムで補正する技術が日々驚くほど進歩しているので いずれかなりのところまで来るだろうと思う。

で、もう一つはどうしょうもない話なのだが 風に振られるのだ。

映像で見る限りは まるで止まっているかのように安定しているが下から見ていると実は横に縦に風で揺らされているのだ。

姿勢は非常に激しく動いてそのままの位置を保とうとしているが 風に流されているのだ。

何かの近くをかすめるように飛ぶとなると その安心感は違うし 離着陸に怖さもある。

広い場所で飛ばそうと(当たり前だが)思わせるのだ。

特に降下中はその傾向が強いので 着陸時に気を遣う。

で、やはり拡張Wifi接続なので コントロールを失うことはないが 50mぐらいで徐々に映像のコマ落ちが始まってしまう。これは中型機などだと海外でしか使えない5.8gなどではKm単位の距離でもきれいな画像を送り続けてくれる。

あとは、私の個体の問題かもしれないが レバーが非常に敏感に反応する。

降下中に左のレバーを真下に卸しているつもりでも少し左右に振れていることがあり 降下中の映像がらせん状に降りてきているようになっていたりする。

気が付かないと もう少し前にとか動かしたときにとんでもない方向に行ってしまうかもしれない。まあ、高度が下がっていると見えるのですが。

 

ただ、10万をはるかに下回る金額で購入できるドローンでこれほどの機能だと思うと 大きなドローンを使う必要そのものが減ってしまう。

海山で飛ばすとか 風が常に変化しているようなところとかでない限りこれでいいかなと思わせてくれる完成度だった。

もう少し経験を積んで、Mavic Miniにふさわしい操縦者になれたらと思うわけなのだが

 

プロジェクターを設置しました

先日、プロジェクターの設置をしたのだが

自宅は無理なので、田舎に買った家に設置を行った。

Amazonで購入した タイムセールの1万円ちょっとのスクリーンを壁に取り付けた。

アルミの角パイプの枠に スクリーンを何十本ものばねで引っ張り取り付けるタイプなのだが 組み立ては自分で行うタイプ。

外枠を作って中心側から引っ張り撚れが出来ないようにバランスを取りながらテンションのかなり高いばねを引っ張っての作業は結構疲れたが おかげさまで100インチでありながら私でも片手で持てるスクリーンが仕上がった。

壁には付属のフックを付け それに引っ掛けるように乗せただけで設置終了だ。

 

プロジェクターはロフトの端においてそこから投影する。

100インチをおおよそ4m程度の距離で投影している。

さすがに DLAプロジェクターとはいえ もう骨とう品レベルの機種の為大きくて重いが カラーの繊細さは安価に売っているデータ兼用プロジェクターの比ではない。

BDソースにFull HDの画像を写せばぴったりフォーカスの来る映像が映し出される。

期待以上の出来だった。

 

そして オーディオには ONKYOの小型の2.1chのサブウーハー付きのサラウンドを当てた。

HDMI入力がついているので、ソースをここに入れて切り替えて使うことができる。

これだけのものを置けば設置終了なのだが、この位置取りが難しいのだ。

 

プロジェクターは約4m後ろでスクリーンは前

BDプレーヤーは音源の近いところへとサラウンドシステムのアンプの横となる。

AVアンプから最低でも5m程度の距離が必要なのだ。

テレビ用に作られているこういうシステムは プロジェクターで大画面を作ろうとすると困ってしまうのだ。

解決策として一般的なのは AVアンプへの音源出力を長いケーブルで賄うことだがそれだと外部入力をAVアンプで切り替えることができない。

悩ましい限りだ。

 

もちろん、この事態を想定してなかったわけではなく HDMIケーブルを今回は用意した。

なぜここでくどくど書くかというと HDMIケーブルの仕様上 推奨される最高長さは1.5m~2.0mなのだ。

ゆえに 4m+高低差をカバーできるケーブルはない。

その上、できるだけ迂回してでも外を回すようにしたケーブルの想定長さは8~10mであった。

ゆえに10mのケーブルを用意した。

さっき推奨はって言ったじゃないかといわれそうだが このケーブルは途中にリピーターと呼ばれる信号増幅回路を持ち 10mでもきれいに画像を送ることができるのだ。

ゆえに、入り口と出口を指定されているケーブルなのだが。

 

最近は60インチのテレビでも 12万程度で購入できますので大画面といえどもなのですが プロジェクターでの視聴は 周りを暗くしてまるで映画を見るような環境という特殊な状況は必要ですが それゆえに没入感が違います。

現状、そのためにはのハードルが高いわけなのですが 入ると満足度の高いものとなります。

 

テレビを見てるとドローン撮影の・・・・

最近、テレビ番組でドローンで撮影した画像がよく見れらるわけだが、みんなが下から上昇してゆくので全景を捉えるというアングルが目立つのが 全時代的な固定概念にとらわれているのではないだろうかと心配してしまうわけだが・・・

昔、例えば初もうでの撮影などでは 低い位置からでの撮影では見えないので近くのビルに陣取ったり 若しくは高所撮影車を用意して油圧でリフトアップするポールの上につけられたリモートカメラからの撮影を中継していたのだ。

それが、少なくともバックパックに入るサイズの機器で代用できるのだからすごい進歩なわけだ。

その当時の発想でという事もないのだが 下から上にあがりながらの撮影アングルがそのまま使われることが前述の通りの前時代的なという話に帰ってくるのだ。

 

前述した撮影に関して、高所撮影車でも撮影は実はかなり難しく条件がかなり限定されました。

なぜなら、高さ10mの高さまでポールを上げて設営すると仮定した場合 何らかの振動があれば撮影が非常に難しくなってしまうからです。

簡単にするために10mのポールにカメラを取り付けたと仮定します。

長さ10mの棒なのでしなりもありますし重いので固定が難しいと思ってください。

で、わずか根元で1度傾いたとすると おおよそ上では20cmほどの移動となります。

カメラをもって20cmを瞬間で移動させて写真を撮ると 画面はかなりのスピードで流れることになってしまいます。

単純に 風で車が揺れたり人がたくさん歩いてその振動が伝わるだけでそのままブレてしまいます。

最近良くあるジンバルをもってしても 20cmもの距離の水平移動を抑えることは物理的に無理なのです。

見る角度が変わってしまうほどの移動量なので。

 

ドローンによる撮影は 風による影響を受けることもありますが 静止状態に近い。

通常の高所作業車をはるかに上回る高度に上げて 引きで撮ることからもブレが目立ちにくいという特性もあります。

また、解像度が4Kなど高解像度のカメラで撮るので テレビで放送するHD画質に切り出すというなら1/9の部分だけを取り出せばいいので あとでいくらでも調整可能なわけです。

アクションカメラがいくら軽量になって手振れに強くなっても高所撮影ではドローンに滑らかさで勝てない理由となるわけです。

 

ところが それ故に引きで撮る絵が多くなると 映ってはいけないものが映る可能性があるわけです。

例えば、スポンサーのライバルメーカーの看板であり プライバシーに該当する人の姿です。

屋上で人が見ないのをいいことに日向ぼっこをしていると 撮影されたという事も。

そうなると自由に被写体を追いかけてリアルタイムに撮影などというのを使うことは非常に難しいのです。

結果的に前述通り 全景を捉えていくようなアングルに・・・・

Google mapでもストリートビューは全てを捉えようとするが 見られてはいけないものを削除するための時間が驚くほどかかっているようです。

 

技術の進歩は新しいものを生み出すわけですが、その運用はついてれていないわけです。

HDMIケーブルが悩ましい。

 

HDMIケーブルは、外部の機器をディスプレイに写すのに使っている。

先日、4Kディスプレイを購入した際に HDMIのケーブル規格が2.0以上でないと 4K 60FPSに対応しないということで ケーブル探しの旅に出て、結果的にDisplayPortケーブルを購入した。これは、最初から対応しているからだ。

余談だが、そもそもPCが4K対応ではなく ビデオカードを追加購入することとなり 悲しい結末となったわけだ。

 

4Kをテレビで見るなんてのは 放送がようやく初まったのですが、これは衛星の話ではなからそんなものを受信する気がなかったので無視していたのですが U-Nextに加入しているとすごく安くセットトップボックスが購入できたので家のテレビに繋いでみたら 世にも珍しい2.5kテレビな家のテレビは疑似4K再生ができるので 今まで以上の画質になってびっくりしたわけだ。

見た目の解像度の違いはやはり大きいのである。

このまま Amazon Stickも4kに進みたいと思ったほどに。

 

Stickタイプのセットトッポボックスは素直に差すだけなのでよいのですが、今回のU-Nextのものは 正方形の小さな箱状でケーブル接続するようになっている。

前述で問題になったHDMIのケーブルの問題が発生するのだ。

幸いにも、付帯のケーブルがあったのでそれを使うと表示できたので良しとなったのだが短めなのだ。

場所を動かしたいとなると ケーブルがとなる。

で。ケーブル箱をごそごそしてみるとわかったのだが HDMIのケーブルはたくさんあるが2.0以降のケーブルはなかった(当たり前で、あれば前回のモニターの時に買いに行ってない)

ケーブルを詳細にみていくと HDMI1.0 1.1 1.4と各種取り混ぜてだし その上何も書いていないケーブルまである。

あとは自作(昔、HDMIケーブル作成キットがあったので買って作ったケーブル)のこれも不明なケーブル。

 

まあ、私はそんなことを考えながらごそごそやってるからいいとして、地デジのころにテレビを買った人、4Kが登場したころに買った人が外部のレコーダーを4K対応にして・・・・って

もちろん、4Kソースが来ればおそらく映るだろうと思うのですが 1.0~1.2までのケーブルでは4Kがそもそも伝送できないのです。1.4も微妙で1.4a以降なら映るのは映るということに。

でも、4k60FPSとなると・・・・

なので4Kが映ったと喜んでも、実はオーバーフレームで60fpsで滑らかに見せるれる機能があったとしても ケーブルのせいで30fpsしか出ていないという事も。

他にも、テレビ側のリモコンで若しくはレコーダー側のリモコンで 操作を共有化できる機能があったとしてもケーブルのせいで使えないという事も。

少し画面が汚いぐらいはいいですが、そもそもケーブルを古いのを使ったので映らないという事もあるわけです。

まさかケーブルのバージョンが違うから映らないという事を考えもしないでしょうから(今まではそんなことはなかった PCではDVIでアナログとデジタルでそういうことがありましたが)故障だ~てなことになることもあるわけです。

 

デジタルの世界は USBもそうですが規格があるんだから知ってて当たり前という感じになっていますが 複雑で短い時間で何度も変わるのでユーザー側にもある程度の知識を要求してしまうわけです。

これがケーブルだけだといいのですが HDMIでサラウンドのスピーカーセットをつないでいる人とかは内部のセレクターが対応していなくて・・・・なんて。

4Kにしたために買い替えの危機になったりと。

スマートグラスを使う上で 大切なのはARの技術。

 

現実の画面とデジタルの画面を重ね合わせ デジタルなオブジェクトが現実に存在するように見せる技術だ。

正直、地面から恐竜が出てくるのも 空間に絵をかくのもどちらかといえば技術的な遊びみたいなもので実用性がない。

もちろん、テレビに出てきたりデジタルコンベンションのトップを飾る物たちはすごい未来を見ているが私のところに実感がやってこないのだ。

まあ、少し先の話だと思っているわけだが

 

WEB ニュースで見た「AR Sensor」というアプリにちょっと目を引かれて入れてみた。

これは 空間にある磁気やWifiの電波強度、LTEの電波強度、Bluetoothの電波強度などをAR空間に視覚的に表示するアプリだ。

例えば起動して SmartPhoneをもって画面を見ながらあちこち歩きまわると 自分の視線高さ(その高さにSmartPhoneを持っていたから当たり前だけど)に赤や緑のボールが浮かんでいるのが見える。

1~3秒ぐらい間隔だと思うのだが 電波強度をチェックしてボールの形で空間において言ってくれているのだ。

色は緑は電波が強く、黄色は真ん中で、赤は弱いという感じに。

どうも、サイズも電波強度で変わっているようだ。

あちこち歩きまわって、少し離れて全体を見ると フロア内の電波強度が視覚的にわかるわけだ。

ただ、一応言っとくがこの結果に関しては おもちゃのようなものだと思う。

なぜなら 動き回る際に電波の発信源に向かった角度が変わると強度が変化してしまうからだ。

発信源とSmartPhoneがちょうど反対になると 私の頭越しに電波が届くので かなりの元帥がそれだけで起きているようだ。

本体の方向にも大きな影響を受けている。

ゆえに 実感度というにはお粗末なものだ。

 

だが、これが このフロア内にいるすべての端末で行われたとしたらどうだろう?

そして近接したポイントで平均を取っていけば立派なWifiの強度マップが出来上がる。

それも実画像に重ね合わせる形で見えるなら 非常に視覚的にわかりやすい。

同じようにLTEなどの携帯電話、相互妨害の起きやすいBluetoothは電波の少ない方へと移動する形になる。

例えば、StarBucksでもよい場所が必ずしも椅子の種類ではなく、電波のようところがなんてこともあるだろうし 食べログでAR写真を撮って「この店電波状況が悪くて最悪!!」なんでレビューが写真とともに上げられたりするのかもしれない。

 

数値的評価が可能であれば現実の画面にデータを乗せること自身は難しくないというのはこれでもわかる。

これを平均取れば非常にわかりやすいものとなるわけだが、

いままでPCの中という限定された世界だったからよいのですが、みんながARビューで世界を見始めると困ったことが。

お店を見れば、ドラゴンボールスカウターではないですが お店の戦闘力ともいえる美味しさや分い二の良さを評価した数値が出るわけです。

それも、プロのような客観的視線のない一度来たきりの主観的な感想までをも含めて。

それこそ、お店の入り口に地雷マークなんかが出るようなお店なら。

ARというのはネットだけで済んでいた部分を現実の世界に持ち込むことでもある。

悪口がてら 太った子に豚の尻尾と耳を付ける設定にして みんなで共有すれば立派ないじめになります。

利便性はもちろんなのですが そういった風に広まる悪いことを抑える仕組みも課題ですね。

メガネ男子

私は目があまり良くなくて、中学生のころにはすでに眼鏡をしていた記憶がある。

いわゆる近眼というやつで、遠くのものが見えないのだ。

あまりにも長い間眼鏡をしているので しているのが当たり前すぎて気にもならないのだが 世の中にはそれは耐えられないという人も少なからずいて、コンタクトしかできないというような人も。

眼鏡をしているとわかるのだが、子供のころのほうが重い眼鏡をしていて 年を取ってというかそれなりの年になったころには当たり前のようにレンズはプラスチックになって フレームが高機能金属になった。

いわゆる、驚くほどに軽くなったのだ。

ともあれ、眼鏡にも限界があって 眼鏡のレンズのないところで目のカバーできる範囲いわゆる真横に近い場所にはレンズがなく見える範囲には限界があるのだ。

最近のスポーツグラスなどは当然度が入っていないものだが 目の周りや上下も目をカバーするようなものもありどちらから入る光もうまくさばいてくれている。

 

今更何の眼鏡と思うかもしれないが、実はメガネはかなり注目を浴びてきている。

いわゆるスマートグラスというやつだ。

一つは機材の小型化で 本当に眼鏡に取り付けるモニターが表れてきている。

私が持っているVUEFINEもそうだが、本体だけならそろそろ気にならない重さになってきている。

もちろん、バッテリーや映し出すソースが別というものが多く 眼鏡だけで完結するわけではないものが多い。

それでも、Smartphoneのように手に持ったり視線を移さなくてもよいのが良い。

そして、小さな端末をのぞき込むとそちらに目のフォーカスが行くので 周りの者へのピントが合わなくなり危ない状況に陥ることも多いのだ。

一時期はやって、醜いのであっという間に消えてしまった車のスピードメーターがフロントガラスに映し出される機能などはそういった面もあるわけです。

 

いま、そういった眼鏡が注目されている点には大きく二つあると思っていて

一つはディスプレイとして Smartphoneなどの機器の限界が見えてきたことと もう一つはカメラ側の機能によるものだと思う。

機器の限界という意味では、手のひらサイズの携帯性を求めるものの 情報量を増やすために大きな画面を必要としている。

新聞ではないが、紙の媒体は大きなものを全体的に見渡して 読みたいところだけを見るような用途には向いているのだ。

そういう意味では、ページめくりもそうで全体のボリューム感を目で追わなくても手の感覚で大体半分とか見ることができるのは紙の利点なのだ。

今の携帯機器にはそういった利点をかなえるための手段が限られている。

確かに、折り畳みで広げることができるようになれば便利にはなるだろうが 頑張っても新聞紙大にはならないのだ。

したとすると折り畳みが大変になってしまうからだ。

ゆえに小さな画面に多大な情報を詰め込んでゆくために 文字が必然的に小さくなる。

もちろん、文字というものを捨てればその問題は解決するのだが 動画だって小さければ同じなのだ。

では、スマートグラスだとどうかというと 目に近いところに画面を置くので 新聞紙大どころか 300インチ相当の映画館のように感じる画面を作ることもできる。

もちろん、その画面の向こう側も見るということになれば無軌道に大きくすることはできないが 新聞を読むというポーズで座ってみるなら同じサイズでOKだし、椅子に座って映画を見るのであれば500インチの画面でもOKなのだ。

そして、周りの人に見られることもないというのも利点であろう。

 

カメラに関しては、最近テレビのロケでもよく見るがアクションカムというのが非常にわかりやすいのではないかと思う。

普通に、ロケの時に持っているものでまるで人が普通に歩いて周りを見ているかのように見えている。

ジェットコースターであれ、バンジージャンプであれ、街中の散策であれ すべて自分が体験しているかのように見えている。

もちろん、テレビという小さな限られた画面サイズだからできることで目の前に広げようと思うと違う話にはなるのだがそれは写す媒体の問題で前述のように目の前すぐにあるならその問題は解決するのだ。

そして、この時に大事なのは手振れ補正の技術だ。

人の眼球は 自由に角度を変えることで歩いているときも被写体をとらえ続けている。

視点を固定して、体の動きに合わせて角度を変化させているのだ。

いわゆる、ジンバルと同じことを目の玉の中でやっている。

センサーは体の動きを全身で感じ取って、それに合わせて眼球が動いているのだからよくできたシステムである。

これをカメラでやると当然上に動けば画面も上に動いてしまう。

ジンバルは3軸なら加速度センサーでとらえた動きを モーターでカメラを動かして補正している。

あまりにも速い動きだと追従できないのだが 人もラリーカーでプロの運転で走り回るようなことをされれば追従できないので 程度ものだなのだ。

メカ式ではそうなのだが 電子式の場合同じことを大きめに撮影した画面の被写体を中心とした部分で切り抜くことで動いてない画像を取り出す方法でメカがなくてもある程度の効果を得ることができる。

用意したカメラの最高解像度が下がってしまうので嫌う傾向ではあるが、Smartphoneでもそうだがカメラを3つも4つもつけて 作られる画面が一つというならそれぐらいの無駄は許されるわけだ。

 

目の前にまるで揺れてない画像が映し出されるとするなら そして、それのフォーカスが思ったところに合うとするなら 実際のところ今かけている眼鏡もいらないわけだ。

見たい場所が目の前に映し出されるのなら 自分の目で直接見る必要がないわけだ。

最近よく登場している360度カメラなどで見るとすれば 目の前のモニターが目を囲うようにあるとすればなのだが 眼鏡のように見えるところ見えないところの切り替えをする必要がないわけだ。

私などは近眼であり最近は年のせいで老眼なのだが、それだって何の問題も無いわけだ。

全ての世界のフォーカスは綺麗にあっているのだから。

今のところでは、画面を大きくとると解像度が下がってしまったり 手振れ補正も人の目ほどの性能はない。

もう一つ、暗いところや明るいところに対応する幅がカメラでは広くない点が問題にはなるがそれも技術が遠くない未来に解決してくれるであろう。

なぜなら、よく考えればなのだがなにも体についているカメラでしか見てはいけないわけではない。

周りについてる監視カメラの映像も利用できるなら使えばいいし 人がかけているスマートグラスの映像を借りてきてもいいわけです。

合成するのはAIの得意とする分野だからだ。

 

私は小さいころから眼鏡をしている。

眼鏡なんて邪魔で重くてとか言っていた コンタクト派の人たちにこれで一泡吹かせることができるかもしれないとひそかに期待はしているのだが、いずれ コンタクトにそういう機能が付いた時にやっぱり言い返されそうな気がしたので黙っておくことにしようとそっと胸にしまったのだ。

 

クラウド誘導

PCの電源を切らないということがどうかという話なのだが、切らないでいたはずがというのが最近の話。

Windows10になってから、Updateで強制されてしまう。

自宅のPCは録画も賄っているので、再起動されてしまうと録画されなくなる。

毎日見てるといいのだが 最近見ない日もあって 気が付かずに録画を落とすことも。

ありがたいことに、再配信が増えてきているのでめぼしいニュースの録画でもない限り困ることがないのが実情だ。

 

では、仕事となるとそうもいかずというのが実際のところで

途中までした仕事を置いて帰ると 翌日アップデートがされていて再起動がかかった後ってことも。

もちろん、~曜日の夜とかスケジューリングするのだが 覚えてないのは必ずしも年のせいではないだろう。

もちろん、再起動したからと言って消えるわけではなく 不慮の再起動に合わせた仕組みがあり保管されているので 復旧作業をすればそれで元通りになるのですが 一旦別名保存されるので 元の名前に上書きする必要がある。

複数個開けていると、保存の名前を間違えて指定して 悲しい結末にしたことも。

というか手間だけでも嫌なわけです。

 

最近なのですが、ExcelやWordのOffice365のユーザーに関しては 共同作業という仕組みがある。

複数の人で同じファイルを操作することができる機能だ。

面白いというかなんというか、見ているワークシートが目の前で他の人に帰られてゆくという変な感覚で見ることができる。

これらを支えるのは ファイルのクラウド保存で、マイクロソフトのOfficeアプリの場合OneDriveというOffice365契約があると1Gの容量が与えられるクラウドストレージに置くことによって可能になっている。

でも、クラウドにファイルを置くと起動が遅くて 接続が切れたときに消失する恐れが・・・・なんていうことも最近ではなくて HDD(SSD)上にコピーが置いてあって変更点だけのやり取りを行っているのと 開栓に余裕があるときに更新されるのでまるでローカルにあるかのようにやり取りができる。

また、昔と違って保存したものは一つではなく 途中途中の履歴が残されていて三日前に戻したりすることもできたりする。

 

Windows Updateによる再起動の話だが、その際にも困らない。

途中経過として保存されているために 自分しか使っていないファイルでも Windowsを起動してそのファイルを開くと ローカルのものが最新であればそれをそうでなければクラウド側のものを自動的に選択する。

WEB上で展開されるOfficeと同様 終了するという明確な概念がないので最新のものを開こうとするだけなのだが それが再起動直前のものとなるわけです。

もちろん、コンプライアンスの問題もあって何でもかんでもクラウドに無作為に置くわけにはいきませんが 日常のファイルを最近ではクラウドに置くことが増えた。

Updateが怖くなくなるからだ。

 

で、なのだが もしかして私は誘導されているのではないだろうか?とちょっと不安になる。

やろうと思えば ローカル版のOfficeでも同じことができるはずなのだがそうはしない。

もちろん、終了時の状況など分からないことが多いからというような言い分はあるだろう。

だが、ここまでクラウドが便利だと疑ってしまいたくなるわけだ。

ちょっと前に流行った、ファイル名を書き換えて暗号化しアクセスできなくして身代金をとるウイルスなんてのが流行しましたが クラウドに関してはこの問題も過去に戻せるので発生しないわけです。

安全で便利となれば それを使わない手はないのですが すべてが仕組まれているとすれば・・・・

 

いろいろ考えながら 毎日多くのリソースがクラウドに移されていく今日この頃でした。