どこ産?

ニュースでは一部話題になっているのですが アンチウイルスソフトの老舗である カスペルスキーアンチウイルスソフトの利用を政府系機関などでは推奨しないという評価に代わっている。

これは、このソフトの開発がロシアにおいてなされたものであるからなのですが・・・

 

昨今のソフトウエアの開発は 一つの国に限定されるものが少なくなっています。

特にセキュリティに関するものは非常に特殊で、一部の仕様に対してはたとえ相手が国家でも公開していないものもあるようです。

何故なら、そのソフトを使っている国に対して セキュリティ攻撃が可能になってしまうからです。

また、1国へのネットワーク回線の障害でアップデートがされなかったり 利用を停止されたりするようなことがあれば信用にかかわるからです。セキュリティソフトに関してはその信用が何よりも大切だからです。

故に、前述のカスペルスキーもその例に漏れず 1国だけで成立しているものではないのでおそらくセキュリティ的なリスクが急激に増大したり ロシアによる支配を受けて危険になるという事もあまり想定されないわけなのです。

しかし、私も残念ながら使い続ける事をお勧めできないと考えています。

その大きな理由は二つあります。

 

一つは会社の存続性の問題。

例え各国に散らばる組織だったとしても ロシアに本社を持つような仕組みだったとするとそこと各国の間での連携が取れない可能性があります。

たとえ本社がロシアに無かったとしても起点がそうであればその経営者層にロシアの人がかかわっている可能性が高く思われます。

例えばお金の問題で、各国の組織に給料が払われないような事態になる可能性があります。

勿論逆もそうで ライセンスを受けての供給は続くのでしょうが そのライセンスの支払う相手が受け取れなくなっている可能性があるわけです。

今後の規制も含めて どうなるかわからずにいつ止まるかもわからない状態のものを企業体であれば使い続ける事はできないわけです。

恐らくですがそんなことはありえないとは思っているのですが 無いとは言えないのです。

 

もう一つ、こちらが最も重要な問題なのですが 象徴的なものとしてこれが攻撃を受ける可能性があるからです。

やはりロシア発祥のとなればロシアでの利用率が高いはずです。もちろん共産圏全般でとなると ここぞとばかりにハッカーの攻撃のターゲットになる可能性があるからです。

本来全く何の関係もないのですが 攻撃される可能性が高いというだけで使うのを躊躇してしまいませんか?

色々攻撃が試される中でネットワークを飽和するような攻撃を試されるだけで企業のネットワークが止まってしまいます。そういう攻撃を受けている企業も少なからずあるわけですがそのターゲットになりやすい芽は速めに摘んどきたいわけです。

また、国際的なハッカー集団がロシア企業に対する攻撃を強めている中では いつ手違いでターゲットにならないとも限りません。

もし攻撃に成功したとすると この戦争が終わった後にいきなり乗っ取られるようなものを仕込まれるかもしれません。

 

ソフトウエアの性能や開発者の素養など関係のない点でこういった問題が起きるというのは非常に悲しい話ですね。

私は信じていますが 採用側に立つと困ってしまいますよね。

裏技

どちらかと言うとゲーム用語だったのが 一般にまで広がったのは家庭用ゲーム機の普及のおかげだったと思うのですが。

 

表技と言うのは無いのですが、一般的な攻略法に対して 正規の方法なのだが隠し通路などの特殊アイテムやプログラムのバグ等を利用して 簡単に先に進んだりクリアしたりする方法のことを「裏技」と言ったわけです。

「攻略本」とかもこの頃に生まれたのだと思いますが こういった手法を集めたものや RPG等の道順や 登場する敵の情報などを集めた本です。

当然ですが 道順や敵の情報などは普通にプレイすればある程度調べることが出来るわけですが 「裏技」に関しては通常の方法ではないために発見が難しく その掲載量の多さがそのまま本の売り上げに繋がったりもしたわけです。

また、そういった本がどれだけの種類 登場するかでそのゲームの注目度や売れ行きが予想された時代でもあったのです。

 

インターネットの普及で「攻略本」は殆ど駆逐されてしまいました。

何故なら、それらの情報はインターネットの情報で代替え可能なものだったからです。

ゲームのクリアの速度を競ったりという事が流行すると それに伴いそういった情報がより早く提供されるので 攻略本が登場したときには 既に大半は公開情報となっていてそれらにお金を使って買おうという人が少なくなったからだと思われます。

 

では、今回のテーマの裏技なのですが これも消滅の危機を迎えています。

まず、正規の方法での隠し通路などは 隠し方がパターン化した為に考慮開く方法の一つとして「裏」ではなくなってしまっている事で「裏技」とは呼べなくなってきているのです。

もう一つのバグに関しては 一つはプログラムのバグに関しては当然修正されるべき内容で インターネットを使ったオンライン化で販売後に修正する方法が出来たので修正してしまって使えなくなるからです。

こちらに関しては 今は「チート機能」とか名前が変わって 出来ないはずのことが出来る機能で 当然ゲームを作っている側の修正対象になるわけです。

 

もう一つ、ゲームの対象が必ずしもゲームのプログラムだけではなくなって 人対人がゲーム上で対決するようなゲームの場合 裏技と言うのは人間の性能の問題点を去るようなもので 上下の動きの後に急に左右の動きを入れると目がくらませられるとかそういう物になってくるわけです。

これを「裏技」と定義すると ほとんどの武道の技そのものが「裏技」と定義する必要が必要になってしまうわけです。

まあ、うまくいっても心理学的分析による裏技ぐらいの使い方しかできないでしょう。

 

「死語」と言われる 使われなくなった言葉を表現する単語がありますが これらはそれに近いうちになってしまうのでしょう。

というか、その言葉自身を今の若い世代には通じないような気がしてきました(笑

「マニュアル世代」という言葉が少し前にありましたし、「実社会には攻略本がない」というインタビューの回答を聞いた覚えがあるのですが 今はYoutubeを見て勉強してから来ましたとか言うセリフを聞くようになった気がします。

 

「裏技」そのものはなくなったのですが、昔に比べたらなんでも手に入るようになってきています。

DIYなんかが良い例で Youtubeで検索すると 自分のやりたいことをやった先人が殆どいて 丁寧にやり方を教えてくれています。

その方々はYoutuberと呼ばれて市民権を得ていますが、その方々以外は前述の「マニュアル世代」でそれらが無いと新しいことに挑戦できない人たちになってしまっているのでしょうか?

また、自ら段階的に構成した知識ではないので 少しでも違う点があると応用のきかない手法になってきているのでは。

昔のように裏技で知らない人より一気に1歩先に行く方法は情報の一般化でなくなってきていますので、やり方を原点に戻って考えて より努力が必要な世代になってきているような気がしたのですが。

 

Pamate S30のレビュー

Pamu S30骨伝導イヤホンを購入した。

既に先日書いたわけだが実際に使ってみてのレポートと言う位置づけになる。

 

ざっくり再度説明すると

Pamateというメーカーの初の骨伝導イヤホンで 軽量でBluetooth5.0の比較的新しい規格に対応したものです。

骨伝導イヤホンは、音の振動を空気を介して鼓膜を揺らしそれを音として認識しているわけですが 鼓膜ではなくそれを支えている骨の部分を振動させて音として認識させる仕組みです。

勿論、直接骨を振動させることが出来ればいいのですが どうしても間に皮とか肉があるのでその分籠った音になるのでその部分をどうクリアするかが各社の技術の見せ所と言う所でしょうか?

 

幾つかの方法があり、搬送波と言う技術で水の振動しやすい音として聞こえない波長の波を起こし その上に音になる分の周波数を混ぜて送ることでより届けやすくしたり 物理的に肉の付きにくい部分を狙って振動子を押さえつけたりといろいろなやり方があります。

一般的な トランシーバーや携帯電話の通話用のものは 音声となる周波数だけに絞ればいいのですが 音楽を聴くとなると一気にカバーする周波数域が広がってちょっと音楽を聴くにはと言うものが少なからず存在します。

基本的に、間に布団を挟んだような音が聞こえるとイメージしてもらえばわかりやすいです。

 

では このPamu S30ですが 少し違うアプローチをしています。

本体パッケージの中には 本体、取扱説明書、USB充電ケーブル、耳栓が付属しています。

耳栓は恐らく 骨伝導に見せかけたヘッドフォンが結構出ているので それではないと言いたいがための装備なのかとは思います。

で、なのですが これで音楽を聴くと 耳にはめるタイプの数千円台のヘッドフォンとそんなに遜色のない音が聞こえます。

確かに、左右の分離が悪いとか 思ったほど突き抜けるようなクリア感がないとか 低音がしょぼいとかいろいろあるわけですが ちゃんとした音楽視聴用でなければ 低音だけが強くてボーカルの音が聞こえにくいとか色々あるのでそのバリエーションの中の一つだといえば満足できるレベルです。

つまり、300円均一のイヤホンよりはずいぶんましな音が聞こえるわけです。

 

一応、ここで捕捉したいのですが

骨伝導イヤホンなので、耳を塞いでいません。

なので、外音は普通にしてないかのように聞こえますので 没入感などが非常に希薄なために 一般的なイヤホンより実際には悪く感じる訳ですが それでもこれぐらいの評価という事で実際にはかなりの高評価だと思っていただければよいかと思います。

 

では、なぜと言う点ですが

付属の耳栓を付けてこのイヤホンを付けると分かるのですが、骨伝導らしい籠った音がします。そして、音楽を鳴らした状態でイヤホンを少し持ち上げて骨伝導が働かない状態にしても幾分音が聞こえます。以前使ったものは 話すと全く聞こえなかったので音漏れがひどいとも言えますが 私はそれこそが秘密ではないかと思っています。

骨伝導による音と、耳の傍に振動子があるので一部の音を耳の傍のユニットの穴から耳に普通の音として届けているような仕組みになっているのではと思います。

 

前述通り、間に布団を挟んだようなというのは間に挟まっている皮や肉で 高い音の成分が通りにくくどうしても籠った音になりがちだという特性によるものです。

無理にそこだけを上げて振動させると 人によって肉の分厚い人と薄い人が 言い換えると太った人とやせた人で音の伝わり方が違うので万人に向いたものが作りにくくなってしまいます。

と言うわけで 骨伝導で伝える部分と 直接鼓膜を揺らす音として伝える部分をミックスして伝えているのではと思うわけです。

じゃあ、音漏れし放題となるわけですが 実際には高音部の一部をカバーしているだけなので机の上において1mも離れるとなんとか鳴っているのがわかる程度の音しかしません。

例えて言うと ポケットの中にボリュームを一番搾ったスマートフォンで音楽を鳴らして聞くぐらいのイメージです。

いわゆるシャンシャンした感じの音漏れではないので 音の評価で言った部分の突き抜けるようなクリア感は犠牲になっているのでしょう。

低音に関しては残念ながらそういった解決策は使えず もし振動体をそんな揺らし方したら耳が痒くて 大電力を必要としてしまいますのでこんな感じなんだろうと思います。

 

と言うわけで、普通に音楽を聴くというぐらいなら電車の中で聞いていても周りの人にあまり気を使う必要は無いと思いますし 普通に聞こえています。

外音の影響を受けるので、そのあたりが良いという使い方ならです。

実際に、例えばオンラインセミナーの視聴などで使っているのですが これは外音が入っていることに大きなメリットがあるので それでいて小さな音まで聞き取れるという事で非常に良いイヤホンとして使えます。

良くありますが 飲食店で使われているインカムのような使い方で尚且つ音楽も聞けているというイメージなので事務所内で仕事しながらオンラインセミナーを聴いたりと言う用途にはぴったりです。

あとは、車の中とかバイクや自転車に乗っている最中でも 外音が聞こえているわけです。

最近で最も良かったのは お風呂上りなのですが お風呂上がりで人を待つチャンスがあったのですがその間今までは普通のイヤホンをしていたのですが それだと耳の中の湿度が高いし汗もかいているので 蒸れちゃうんですよね。そもそも耳を塞いでないのでそういったことが全くないのです。

 

基本的にはアクティブノイズキャンセリング付きのヘッドフォンとは真逆の商品となります。

Sonyから穴あきヘッドフォンが出ましたが コンセプトとしては同様の使い方ができるものとなります。

左右独立していないので ちょっと不便と言えなくもないのですが 非常に軽量でどこにもあたっている感じがないのに音楽を8時間以上聞き続けられるというのは大きなメリットです。

つけ外しも簡単で、眼鏡の邪魔にもなりません。

いろんなシーンがあるのでどこでもこれが良いというわけではないのですが、こういう所でも使える的な商品としてはいいものを買ったなと。

ライセンスと仮想マシン

現在、コンピューターの輸出規制などが特定の国に対して行われています。

現在CPUを作っているのは 大きいところではIntel AMDのx86勢、Qualcom MediatekのARM勢 あとはMIPSのIBMなどでしょうか。小さいところでは各国にあります。先進的なものでなく機械の制御用であればそれこそ星の様にあるわけです。

 

では、輸出規制が効果的なのかと言いますと 特にグローバル企業においては有効なのです。

前述の会社の所在地を並べると アメリカ、台湾にほぼ限定されているわけですが 販売先は世界各国です。

輸出規制を行うと 守らなければそれ以外の国に対しても販売できなくなるというリスクが発生します。故に守らなければならなくなりますし そもそも規制を行っているアメリカの企業のことが多いので守られるわけです。

厳しくいくなら 例えばx86であればライセンスを持っているのがアメリカで ARMで有ればイギリスのARMのものなので そのライセンスの利用の停止まで見込むとほとんどの会社が間おらなければいけないという状態になるわけです。

 

アーキテクチャーの違いは動作するプログランの違いで新しいアーキテクチャーを用意するとなると 新しいプログラムのパッケージを1から用意する必要があります。

OSだったり、開発環境だったりと非常に大きな準備が必要なため異なるアーキテクチャーを採用するというのは非常にリスクの高い仕事となってしまうわけです。

 

前述のCPUアーキテクチャーの中で MIPSというのがあるわけですが これに現在注目が集まっています。

どこかの企業がライセンスを独占していないために 比較的開発作業への閾値が低く 制裁を受けた国などではライセンス問題が発生しにくいこのアーキテクチャーに注目が集まったりもするわけです。

ですが、前述通りOSの開発などとそれらを使う環境を用意して 普及させるとなると大変な手間がかかってしまうわけです。

 

最近、Windows11などでも提供が開始されていますが Windows Subsystemという仕組みなのですが 仮想化技術を使いWindowsの中に仮想マシンを作ってその中でLinuxやAndroidのアプリケーションを動かすという仕組みです。

特にAndroidはARM64のアプリケーションをエミュレーションすることで動かしています。逆にWindowsのARM64版では x86やX64のプログラムをエミュレーションすることでARMプロセッサーにて動かすことが出来るわけです。

つまりアーキテクチャーの壁をプログラムで超えることが最近は比較的簡単になってきたわけです。

シュミレーションするプログラムさえあれば 残りのプログラムは今までのものをそのまま流用できるわけです。

勿論、エミュレーションした分遅くなるし 最新のCPUを作成する技術も台湾アメリカにあるのですぐには脅威にはならないとは思うのですが 民間利用程度には十二分に使えるレベルに到達しようとしています。

仮想マシン内のエミュレーションという事なら まるで違うアーキテクチャーのコンピューターと見せかけることも難しくはありません。

 

前日のサブスクリプションの問題もあるので 簡単にだから規制などは有効ではないとは言えません。

何故なら、例えばWindows11だとすると 必要なハードウエアをかなり厳格に定義しているので今後それをもっと範囲を絞ってゆく可能性もあります。

一つはあまりにも広範囲に広がりすぎた 互換性を絞るためでしょうが、将来の収益性とこのような防御と言う意味で付け加えられたという側面がもしかしたら裏ではあったのかもしれません。

勿論Crackingのような非合法手段でそれを有効にすることはできるかもしれませんが それによるリスクが多分に発生しますし 戦争状態にでも入らない限り著作権を明らかに認めないという政策をとれば販売そのものが停止されてしまうので使えない手段となってしまうからです。

 

ユニクロが登場したころは 「ユニバーサルデザイン」という宣伝で 男物とか女物とかこだわらない衣類をと言ってた気もしますが いまは完全に分かれて販売されています。

ユニバーサルな対応は一時的にその壁を取り払うわけですが、時期を過ぎればやはり再分裂することが多くあります。

全体が統合された瞬間に、その際どちらに向かうのか?それは楽しみでもありますね。

物作り

昨日届いたのですが、Xiaomiの髭剃りを購入した。

何だと思うかもしれませんが 髭剃りと言うのは工業製品の極致ともいうべき商品だったという物なのですが そのあたりが・・・

 

単純に髭剃りと言うと 専用品でなくとも「剃刀」というジャンルに含まれていました。

男で有れば散髪屋に行ったときに 顔そりで使うあれです。

昔ながらの店主であれば二つ折りのナイフのような剃刀で顔の産毛も髭も剃ってくれます。

私の子供の頃は テレビの芸能人が良く真似をしていて ふくらました風船にマジックで髭を書きシェービングクリームを見えなくなるぐらい付けて髭剃りで剃って お笑い芸人が割って見せたものですが よくよく考えると油性マジックで書くと髭剃りでは取れなくて 水性ならシェービングクリーム付けて指でなぞっても取れるので 恐らく水性ペンで書いて茶番を演じていたんだなと思ったりもするわけです。

ちょっと話がそれましたが、そのカミソリが髭剃りに代わるのは 「安全カミソリ」という物の登場以降で 薄いカッターナイフより薄い刃を専用の器具に取り付けることで 刃の当たる部分を1mm以下に抑えて 刃がそのまま皮膚の中に刺さってゆくのを防げるようになったわけです。

勿論、剃っている最中に横に動かしたりすると簡単に切れてしまうのですが

その後、刃が二層になったものや、ワイヤーを渡して横向きにスライドできにくくしたり、潤滑剤が水が付くと染み出してきて切れ味を増すものなど色々登場して 今や6層の刃にヘッドが動いて潤滑剤が上下から出て 詰まった髭を吐き出せる機能までついてどうだと言われてもそこまでいるのかと疑問になってはいるのですが。

 

で、それ以外に水が使えない状態でも使える電動式の髭剃りも登場してきます。

当初は電気製品を水に強くすることが出来なかったので水が使えない状況で使う事が推奨されたわけですが それを逆手にとって広告では「水がいらない」と 上手いことやってヒットするわけです。

単純にモーターに風車型の刃を付け その上の肌の降れる場所には金網を付けて金網から抜け出てきた髭だけを切るような物から徐々に進化してゆく訳です。

で、何が技術かなのですが 肌にあたる金網の部分なのですが ただ鉄板に穴をあけただけのものに 髭が入るかな?と考えていただいたらわかる通り 肌に垂直に生えているだけだったらいいのですが 必ず角度が付いて寝るように生えている髭の端っこを捕まえて刃まで導くとなるとそれではだめなのです。

コの字状になった板にスリット状の穴をあけて角の部分から 中へ引き込むように穴をあける技術は非常に高度なものです。

また、その金網の下で回る刃の部分も金網から遠いと剃り残しが出て 近いと動かしている最中の軸ブレで金網に当って刃が削れてダメになってしまうので 電気で動く仕組みながらブレのない動きが要求されるわけです。

 

いくつもの革新的なアプローチがその中では生まれました。

例えば 回転を水平に変更して 左右に細かく振動させることで刃の動きを極端に小さくすることで 刃の金網に当たる部分を小さくしたり、金網の裏側に砥石となる面をつけることで刃を研ぎながら切るというような荒業まで本当に沢山のアプローチが行われています。

軍事品にしか使われていないような摩耗性の非常に低い金属がそれにあてがわれたりしたりもしました。逆に金網が削れて暫く使うと金網に穴が開いたりもあるみたいですが(笑

 

工業製品ですから、製造上の誤差と言うのは必ず出てきますが その部分が極端に小さく無いと出来ない工業製品の極致ともいえる商品の一つでもあるわけです。

故に、日本やドイツなどの先進国の十八番で 逆に安価な製品は明らかな二流品として扱われるべき製品の一つでもあります。

未だに、ディスカウントショップで 500円でも売ってて、家電量販店では1万円を軽く超えるものが売れ筋となっている時計と同様 価格帯の分布がおかしい商品の一つなのです。

 

で、今回買ったのは 1万円ぐらいつまり真ん中ぐらいのS700という商品です。

もちろん、日本製でもヨーロッパ製でもないので Xiaomiの中では上のランクの商品です。

フィリップスと同様の 小さな回転刃を3つセットにしたヘッドを持つ商品です。

特徴は何と言っても モーターです。

ドローンでは当たり前になっていますが、ブラシレスモーターです。

これは、ブラシが無いという事で回転軸にこすれる抵抗が低くなり摩擦による熱も流れる電気の量も増やしやすいので 同じサイズで有ればパワーのあるものとなります。

これを、贅沢にも髭剃りに使っています。

もう一つは、ほかの商品で培ってきた 電子制御技術です。

トルクの変動で現在の状態を判断し 回転数やトルクを動的に調整する機能が付いています。

薄い刃で、瞬時に切断することで肌に負担をかけないようにできているので 回転数は速ければ早いほどいい為にこの選択は非常に贅沢なものとなるわけです。

そして、肝心の刃なのですが これはセラミックでできたものを使っています。その上に人造ダイヤモンドとして最もメジャーなジルコニアでコーティングしています。

 

使ってみると、モーターの特性で非常に高いモーター音ですが基本的に音量が小さいので気になりません。

ドローンの羽を取った状態でのモーター音を聞いてもらえばわかると思います。

その上で、刃の高度が高いのと回転数が速くほとんどの抵抗なく髭が切れていくのを体感できます。

充電も早く、アルミの筒状のボディに小さな穴をあけLEDを透過させてインジケーターを表示するAPPLEのような高級感のあるボディに高速の充電機構などは スマートフォン等を作っているXiaomiならではでしょう。

 

でなのですが その肝心な刃なのですが 多分なのですが京都にあるセラミックメーカーの手によるものではないかと私は思っています。

恐らく、網の部分も どこかの日本メーカーでは?とも思っています。

XiaomiはSmartPhoneもそうですが 必ずしも自分たちで作ることを良いと思っているわけではありません。

外部のメーカーの部品でもそちらの方が良ければそちらを躊躇せず採用します。

その上で、利益率を決めて より良い商品を生み出せば販売に繋がるというポリシーの会社なのです。

今回のものも モーターがもっと良ければと言う彼らなりのアプローチの一つでそれ以外は他社と同等でもより良い製品ができるという物ではないかと期待したわけです。

正解は分りませんが、そういう物作りもありだと思いますし それを支える部品が日本製だったらいいなと思ったりもするわけです。

 

物作り

昨日届いたのですが、Xiaomiの髭剃りを購入した。

何だと思うかもしれませんが 髭剃りと言うのは工業製品の極致ともいうべき商品だったという物なのですが そのあたりが・・・

 

単純に髭剃りと言うと 専用品でなくとも「剃刀」というジャンルに含まれていました。

男で有れば散髪屋に行ったときに 顔そりで使うあれです。

昔ながらの店主であれば二つ折りのナイフのような剃刀で顔の産毛も髭も剃ってくれます。

私の子供の頃は テレビの芸能人が良く真似をしていて ふくらました風船にマジックで髭を書きシェービングクリームを見えなくなるぐらい付けて髭剃りで剃って お笑い芸人が割って見せたものですが よくよく考えると油性マジックで書くと髭剃りでは取れなくて 水性ならシェービングクリーム付けて指でなぞっても取れるので 恐らく水性ペンで書いて茶番を演じていたんだなと思ったりもするわけです。

ちょっと話がそれましたが、そのカミソリが髭剃りに代わるのは 「安全カミソリ」という物の登場以降で 薄いカッターナイフより薄い刃を専用の器具に取り付けることで 刃の当たる部分を1mm以下に抑えて 刃がそのまま皮膚の中に刺さってゆくのを防げるようになったわけです。

勿論、剃っている最中に横に動かしたりすると簡単に切れてしまうのですが

その後、刃が二層になったものや、ワイヤーを渡して横向きにスライドできにくくしたり、潤滑剤が水が付くと染み出してきて切れ味を増すものなど色々登場して 今や6層の刃にヘッドが動いて潤滑剤が上下から出て 詰まった髭を吐き出せる機能までついてどうだと言われてもそこまでいるのかと疑問になってはいるのですが。

 

で、それ以外に水が使えない状態でも使える電動式の髭剃りも登場してきます。

当初は電気製品を水に強くすることが出来なかったので水が使えない状況で使う事が推奨されたわけですが それを逆手にとって広告では「水がいらない」と 上手いことやってヒットするわけです。

単純にモーターに風車型の刃を付け その上の肌の降れる場所には金網を付けて金網から抜け出てきた髭だけを切るような物から徐々に進化してゆく訳です。

で、何が技術かなのですが 肌にあたる金網の部分なのですが ただ鉄板に穴をあけただけのものに 髭が入るかな?と考えていただいたらわかる通り 肌に垂直に生えているだけだったらいいのですが 必ず角度が付いて寝るように生えている髭の端っこを捕まえて刃まで導くとなるとそれではだめなのです。

コの字状になった板にスリット状の穴をあけて角の部分から 中へ引き込むように穴をあける技術は非常に高度なものです。

また、その金網の下で回る刃の部分も金網から遠いと剃り残しが出て 近いと動かしている最中の軸ブレで金網に当って刃が削れてダメになってしまうので 電気で動く仕組みながらブレのない動きが要求されるわけです。

 

いくつもの革新的なアプローチがその中では生まれました。

例えば 回転を水平に変更して 左右に細かく振動させることで刃の動きを極端に小さくすることで 刃の金網に当たる部分を小さくしたり、金網の裏側に砥石となる面をつけることで刃を研ぎながら切るというような荒業まで本当に沢山のアプローチが行われています。

軍事品にしか使われていないような摩耗性の非常に低い金属がそれにあてがわれたりしたりもしました。逆に金網が削れて暫く使うと金網に穴が開いたりもあるみたいですが(笑

 

工業製品ですから、製造上の誤差と言うのは必ず出てきますが その部分が極端に小さく無いと出来ない工業製品の極致ともいえる商品の一つでもあるわけです。

故に、日本やドイツなどの先進国の十八番で 逆に安価な製品は明らかな二流品として扱われるべき製品の一つでもあります。

未だに、ディスカウントショップで 500円でも売ってて、家電量販店では1万円を軽く超えるものが売れ筋となっている時計と同様 価格帯の分布がおかしい商品の一つなのです。

 

で、今回買ったのは 1万円ぐらいつまり真ん中ぐらいのS700という商品です。

もちろん、日本製でもヨーロッパ製でもないので Xiaomiの中では上のランクの商品です。

フィリップスと同様の 小さな回転刃を3つセットにしたヘッドを持つ商品です。

特徴は何と言っても モーターです。

ドローンでは当たり前になっていますが、ブラシレスモーターです。

これは、ブラシが無いという事で回転軸にこすれる抵抗が低くなり摩擦による熱も流れる電気の量も増やしやすいので 同じサイズで有ればパワーのあるものとなります。

これを、贅沢にも髭剃りに使っています。

もう一つは、ほかの商品で培ってきた 電子制御技術です。

トルクの変動で現在の状態を判断し 回転数やトルクを動的に調整する機能が付いています。

薄い刃で、瞬時に切断することで肌に負担をかけないようにできているので 回転数は速ければ早いほどいい為にこの選択は非常に贅沢なものとなるわけです。

そして、肝心の刃なのですが これはセラミックでできたものを使っています。その上に人造ダイヤモンドとして最もメジャーなジルコニアでコーティングしています。

 

使ってみると、モーターの特性で非常に高いモーター音ですが基本的に音量が小さいので気になりません。

ドローンの羽を取った状態でのモーター音を聞いてもらえばわかると思います。

その上で、刃の高度が高いのと回転数が速くほとんどの抵抗なく髭が切れていくのを体感できます。

充電も早く、アルミの筒状のボディに小さな穴をあけLEDを透過させてインジケーターを表示するAPPLEのような高級感のあるボディに高速の充電機構などは スマートフォン等を作っているXiaomiならではでしょう。

 

でなのですが その肝心な刃なのですが 多分なのですが京都にあるセラミックメーカーの手によるものではないかと私は思っています。

恐らく、網の部分も どこかの日本メーカーでは?とも思っています。

XiaomiはSmartPhoneもそうですが 必ずしも自分たちで作ることを良いと思っているわけではありません。

外部のメーカーの部品でもそちらの方が良ければそちらを躊躇せず採用します。

その上で、利益率を決めて より良い商品を生み出せば販売に繋がるというポリシーの会社なのです。

今回のものも モーターがもっと良ければと言う彼らなりのアプローチの一つでそれ以外は他社と同等でもより良い製品ができるという物ではないかと期待したわけです。

正解は分りませんが、そういう物作りもありだと思いますし それを支える部品が日本製だったらいいなと思ったりもするわけです。

 

サブスクリプションの恐怖

今回の戦争で、各インターネッさ-ビスベンダーが提供を中止したサービスが増えています。

マイクロソフトやAPPLE、NetFlixやAdobe等々

サービス提供側の決定もあるのですが、そもそもの支払いそのものの決済ができなくなってきているので お金を払わないので提供を停止しているという物も含めれば非常に多くの分野にまたがっているわけです。

 

マイクロソフトにしてもAppleにしてもなのですが 最近ではサブスクリプション型のサービスが増えてきています。

etFlixの様に最初からそれしかないものもあります。

じゃあマイクロソフトサブスクリプションが止まったらどうなる?と言うわけですが オフィスソフトが使えなくなる程度、OneDriveのデータが・・・・と言う程度に考えていると大きな勘違いを起こすわけです。

 

現在、マイクロソフトのOSをインストールする為にはなのですが 現行最新のWindows11なのですが インストールの為には必ずマイクロソフトIDが必要になっています。

いわゆる マイクロソフトの提供するドメインによるメールサービスの加入です。

古くはHotmail等の名前のもので現行はoffice.comも含まれています。

では、この登録ですが マイクロソフトがサービスの提供を停止したとするとインストールそのものが出来なくなるわけです。

方針は分りませんがアップデートもできなくなるかもしれません。

結構大変なことです。

これは Adobeなんかでもそうなります。

そして、Netflix等のサービスは すぐに提供停止となるでしょう。

さて困ったと言いたいのですがこれぐらいのことは序章に過ぎないのです。

 

日本と言う範疇で話をすると おおよそ3割ぐらいが何らかの形で企業はクラウドを利用しているという事です。

例えば、WEBのサーバーだったり 基幹システムだったりと

最近で言えば 証券会社や銀行の一部業務も AmazonAWSMicrosoftのAzure、GoogleGCPなどで これらのサーバーの障害で良く知る会社のサービスが停止したりという事もよく聞く話かと思います。

それらが停止してしまうという事です。

対象に入ってないとしても 少なくとも海外資本で海外にサーバーのあるようなサービスで有れば 支払いはドル建てで行われることが多い為 支払い済みに関してはともかく それ以外はいつ止まってもおかしくない状態にあるわけです。支払いもできないわけですから。

 

オンプレミスのサーバー(実際に接地する物理的なサーバー)に対してクラウドを使う利点は 初期費用が抑えられることと 業務の変化に合わせてサーバー規模を簡単に変えられるということです。

規模が小さいときは最小構成でスタートして、業務の拡大に合わせて順次契約形態を変更することでいくらでも強力なサーバーに変えられることです。

購入した機器の場合、CPUのアップグレードなど実質的に不可能に近い作業なので それが安価にできるというのは凄いメリットです。

また、事業の縮小の際もスケールを動的に小さくしていくことが出来るというのはこれも大きなメリットとなるわけです。

故に、契約はともかく支払いは定額で毎月の支払いがと言うわけではなく 使われたリソースの量に合わせて動的に変化します。

終わってみるまで利用料が分からないというわけなのです。

故に、前述のように支払い済みってことが殆どなく 使った分だけ払う必要があるわけです。なので、前払いしていないという事で サービスが止まればつでも契約が切れてしまうという事を意味しています。

今は約10日目の時点ですでに開始されているという事は それをどこかに写す時間すら与えられていないので 各企業のIT担当者はお手上げ状態になっているはずです。

その上、コンピューターで事務処理のできない時代まで戻して作業ができるのかという事を考えてもらうと 悪夢としか言えないわけです。

 

まもなく、インターネットへのアクセスを止めるという報道もあります。

国内の不満を抑えるために海外からの情報を遮断するために行うのでしょうが、それによってこういったサービスが契約上使えたとしても結果的に利用できなくなるはずです。

そうした場合、オンラインショップが死滅し 各所の通信は非常にコストの高い 専用の回線を持つところでしか実電されなくなるでしょう(国内インターネットを維持するという形になるとは聞いていますが この短い期間でそれに耐えられるサーバーが用意できえるとは思えないわけです)

 

PCがスタンドアローンで動いている時代であればここまでの影響はなかったのでしょうが、クラウドサブスクリプション型の契約の場合あっという間にこういう事態に。

結果が出るのが非常に速くなってしまうわけですね。