携帯電話の憂鬱

携帯電話の最大の問題はサイズと電池と言われています。
勿論、デザインや色 液晶の精度 カメラの機能 無線機能と多くの問題が有っての話なのですが。
サイズの問題は、皆さん血のにじむような努力を繰り返されています。
で、電池なのですが 自社開発で無いメーカーが殆ど 電池メーカーに再三自社の携帯の特徴を出すための改良を依頼しても そう、飛びぬけた物は出てこないようです。
じゃあ、となれば後は消費電力を減らすしかない。
携帯電話は、ブロック毎に電気を供給し利用してないところは 切るという形で対応しているようです。
ですから、待ち受け中は CPUや音声用のアンプなんかには電気は流れてないそうです。
回路的に繋がっていると繋がってないとは、小さな消費電力の差ですが 携帯電話のような限られた電力を使う場合には大きな差になるようです。
でも、同じチップの中で収めたい・・・チップの中にもそういうスイッチが入っているようです。
やはり、電気を食うのは 音声!! 物理的に大変です。
変換効率が非常に悪い。
例えば、LEDなら電気からいきなり光になります。
しかし、これが音となったら 電気を磁気に変えて 物理的に振動体を揺らす。
そして、その周囲の空気を揺らして音として伝える。
残された、数少ない機械的構造部品を動かしますから(そういう意味では、着信バイブもか・・・)
でも、最近そうとも言えない事態が発生してきています。
コンピューターの中でも、やはりCPUは最も激しく電気を消費します。
動作クロックを上げれば上げるほど 比例以上の曲線を描いて消費が上がります。
そして、意外に電気を消費するのがメモリー・・・・
最近の携帯では、3M〜4Mぐらい実装しているのが普通らしくて 多い物になれば12Mとかあるそうです。
アプリケーションの置き場、メールの置き場 WEBを見るときのキャッシュ・・等々。
完全に電気を切ってしまうと、全てを忘れてしまうメモリーは速く 切っても忘れないメモリーはどちらかと言うと遅く、ざあ、全て遅く・・・とすると後者のメモリーは書き込み読み込みに大きな電力を消費したりと。
でも、最近の一番困ったちゃんは、やはりWEBの閲覧でしょう。
各社、独自規格(i−mode Ez−web等)に適正化(って何をしたの?)された CPUのパワーを比較的大きく使わない閲覧をさせているのですが、CFのPHSカードで考えてもらえば判るのですが ドライバーが入っているとはいえ 200mAぐらい流したりするんですよね カードに。
まあ、その半分しか消費しないとして 通信部分だけで100mA で、600mAの電池だとすると(電圧の問題があるから単純ではないけど)6時間・・・
それに、音声若しくはWEBが入るわけです。
で、それ以外にアプリケーションプロセッサーを搭載しました・・・と言うような物もありますから その子も消費します。
で、音声で2時間。
しかし、ゲームをオンラインですると成ると 今まで行っていた部分全てを消費するんですよね。
通信部分、音声出力(スピーカーの場所は違いますが喋るより大きな音で)、WEB部分(もしかしたらお休みしてるかも) アプリケーションプロセッサー、勿論、バックライトも付きっぱなし。酷い時には 振動でゲームの臨場感を演出とか・・・
それだけやって、2時間頑張ろうと思えば 200mA以内に収めなければ・・・って
実際、携帯でゲームをするほうではないのですが ああいったものは大体2時間は動作することを考えて作るそうなのですが、本当にそんな時間持つのでしょうか?
テレビも動いたりしますよね、携帯によっては。
今回、PHSを手に入れ WEBを見ているのですが 購入前の予想では 電池容量から1.5時間ぐらいを予想していたのですが どうなんでしょう?
通勤時間のを片道1時間として 往復遊べるグッズとして ただの通信装置では無くなって来ています。
電話として使えないぐらい遊んでしまうと本来の目的を忘れて何をしているか分かりませんが 通話以外のグッズとしてはその辺も考慮して欲しいと思うのですが・・・・
とりあえず、私は購入したPHSのLバッテリーが出ないかと待ってるんですけど・・・・