PDAが

「なんに使えるか?」
という事について多くの人に良く聞かれるのですが、欧米人の一部の人たちはきわめてスマートに「ただ必要だから使ってるんだと」いう回答が帰ってくる。
一部の層を除くと、やはりアメリカでは安価なタイプの機器の販売が多くを占めるようです。
日本では、より明確に 「こう使う」とか「ああ使う」とかの答えをそのまま広告でも提示してくれます。
あんなに、流行ったと思われる 電子手帳と呼ばれた現在のザウルスですが 一部のユーザーを別にして今は余り見なくなりました。結局、その方たちの「ただ必要な」ものでは無かったのでしょうか?
 
多くのPDAについては、今はマルチメディア的な機能を表に出したものが多く その機能のすごさを売りにしますが、それを売りにするのであれば専用の機器には コスト/パフォーマンス的に適わないのではと思います。
これは、汎用の部品で専門度の高いことを行えば必要以上のパフォーマンスを要求するからです。
私だけの感覚では、今、SJ−33を使っていますが パフォーマンス上では不足していません。
だからと、言って TJ−25のような機種が爆発的に売れているわけではありません。
いつも、人に言われるように「何万円も出して、ただの手帳と同じことしか出来ないの?」と聞かれてしまうと、回答に窮してしまいます。
基本機能という明確な指針があれば判り易いのですが それもPIMだけということでは余り明確でないようです。
やはり、最終的にはコンピューターとの連携が肝になるような気がします。
コンピューターの連携では、未だwin95ぐらいまでがビジネスの市場では生き残っています。
USBのクレイドルしか標準に付属していない(どころかラインナップにも無かったりして)ものだと、接続に手間がかかったりする場合が多く、コンピューターの詳しくない人にはかなりの山になったりするようです。
その当時(今でもか)、後ろにしかUSBのポートが無いものが多く 後ろにもぐりこんでまで繋ぐ人は多くないようです。
うまい具合に、2000年問題のリプレイスでかなりの数のコンピューターが入れ替え対象に入っているようですし、32bitネイテイブでないと(windows2000以降)動かないアプリケーションが出てきて、アプリケーションの問題も出てきています。
コンピューターには前面に、USBポートの付いたものが増えてきて環境は良くなってきました。
さて、後は手帳を必要とする人たちがどれぐらいいるかがポイントなんですが・・・
PCも98が出たころには、未だ使い道の見つからない機器でしたが、今や無しでは業務の多くが動かない時代になりました。
PDAもそうなるのでしょうか?