おふれextra Ⅱ

多くの部隊があった。
中でも多くの人員を抱える部隊、そう3つの色に例えて
Red Green Blue その大部隊の前大戦の生き残り。
まあ、簡単に言うといい加減で 怠け者なので生き残った隊員がいた。
その証拠に、混成部隊に格下げされた後も、コードネームすら与えられず、本人は キリ番が心地よいと、気にもしていない。
部隊ナンバー400番の隊員がいた。
なは、そのままコードネームが無いので
混成部隊のRED GREEN BLUE 400(長いので、今後RGB400と呼ぶ)と呼ばれた。
そう、出動を良い事に、奥さん子供まで連れて来る辺りが 隊員の普段の働き振りを物語るようである。
それでも、一応、軍人らしく早起きをして出動したが やる気の無さは変わらなかった。
第一拠点、伊丹BASEで 他の隊員、whocaおねえちゃんと合流した。
これは、その隊員の子供の言ったことだから間違いないのであろう。
第二ベースである、羽田BASEには、すでに先発隊が待機しており 通信が入っていた。
待ち合わせの状態で、座ってホットドックを頬張っていた所で合流した。
ただ、やる気の無さと反比例するように、武器の携帯は豊富で、マジシャンとはかくあるべきと言うほどの機材が、右のポケット、左のポケット 胸のポケット、鞄の中 順番にプラスチック製のトレーに積まれていった。
二人の隊員はともかく、隊員でない人のポケットからも出てきたことに 係員は驚いていたようだ。
お互いが、変装した隊員で無いかを確かめるように、京ポンと呼ばれるコミュニケーターで確認も怠らなかったのは whocaおねえちゃんのお陰であろう。
カタパルトに固定された機に乗り込み、時速350キロを超える速度まで加速された機はそのまま空に飛び立った。
機中には、口を大きく開けて眠りに付くRGB400の姿のあったことは言うまでも無い。
そして、その大きな口には スープが注ぎ込まれて、ようやく目を覚ます始末だった。
向かった 空の上には 誰にも気づかれず空から向かった隊員たちの姿があったのであった。
続く・・・・