POPUP広告に付いて

POPUPという手法はインターネットの世界では良くある手法です。
何かの画面を見ていて、そこにリンク先が貼り付けてある。
そのリンクを押すと、別のウインドウが開いて表示するのと同様の手法で 開いた別のウインドウに広告が表示される物です。
アダルト系ではあまりにも当たり前の手法ですが、これも使いようによっては非常に便利な物で ここにメニューを表示すれば、メインウインドの切り替えをここで出来る優れものです。
ここのところ、POPUP広告に付いて海外で話題になるのはこれがwinodwsすら止めてしまう可能性のあるものであるからです。
現在の windows2000やXPの人にはあまり無縁ですし、NTでもそうですが windows95の血を引くOSの場合 あまり多くのwindowsを上げると それだけでリソース不足でwindowsが止まってしまうこともあります。
AXと呼ばれる、アダルト系のPOPUPでは サイズ0のポップアップ(と言うのだろうか?)にスクリプトを仕込み、どれかの窓が閉じた瞬間に 自分のHPにジャンプし そのデータベースに登録されたPOPUPを勝手に開くと言うどれだけ閉じても永久に窓がなくならないというような物まであります。
はたして、これほど相手に負担になって嫌がられているものが 広告媒体として有効であるかどうかの問題がありますが・・・
現在の広告の契約は、多くはclick型といわれる お客の機器に何度表示したかでの契約が多いので、効果が上がっているかどうかはともかく広告会社にとってはそれで良いのでしょう。
まあ、日本では多くの人が最新の機器を使い(世界的レベルでです もうwindows95の生存率が低いです日本は) また、多くの人が英語の連絡を受けることが少ないので 英文のメールや POPUPに関しては そのまま消去されることが多く問題にはなりません。
また、popup広告を自動的に止めるツール、フリーのソフトや有料のソフト、Yahoo ツールバーを含めてツールバーの付加機能として多くのツールがサポートしているので問題になることが減っていました。
勿論、度が過ぎると 別ウインドウが開かなくなるので 飛行機の予約やクレジットカードの参照登録にすら支障をきたすので あまり高いレベルのものが掛けられないのが実情です。
 
HP上で、画像をクリックすると別のページに行ったり商品の説明が出たりするページをご存知でしょうか?
そのときに、意識してどこにジャンプするのだろうと興味を持つことは少ないでしょう。
何故なら、IEをインストールした時には標準では表示しないになっていますから。
試しに、IEで(PCの)この画面を見てらっしゃるのでしたら メニューの中の「表示」-「ステータースバー」を選択してみてください。
IEの画面の一番下に一行増えたのがわかると思います。
何でも良いので、例えばこの日記のキーワードにマウスカーソルを動かしてみてください。
ジャンプするべきリンク先がそこに表示されると思います。
例えば画像であれば、〜.jpgと表示されれば単純に画像へのリンクが張られていることが解るでしょう。
キーワードなら、http://d.hatena.ne.jp/keyword/〜 と表示されるでしょう。
ここをクリックした時に行く先です。
画面に、文字が それもインターネットのアドレスが表記されていれば そこにジャンプするという思い込みがあってそこをクリックすると全然違うところにジャンプした経験は無いですか?
最近で有名な物は、CITIBANKからの案内で www.citibank.com/us/index.htmlをクリックするといかにもcitiバンクからあなたの口座がロックされました。ロックを解除するために個人情報の入力をお願いしますというページにジャンプするものです。もちろん、ジャンプ先はCITIバンクとは全く無関係なページです。
手の込んだ例では、ショッピングサイトでロックの警告を行い、そしてカード会社に見えるところにジャンプする例も報告されています。
検索で商品名と特価とか入れると表示される検索エンジンを利用した詐欺です。
で、POPUPに戻ると ふち無しで表示されるPOPUPに 上のタイトルバーや右の「X」マークや、ひどい場合には右側のスクロールバーまでが画像として表示され、どこを押しても良くないファイルをダウンロードするような設定がされているPOPUPです。
また、巧妙に出来ており COUTION(注意)とかと赤の大きな字で書かれており、画面の下端ぎりぎりに文字の上端が見えるか見えないかの状態であり 人間心理からスクロールバーを押してみたいという気にさせるものです。
まあ、お陰さまで外人さんのすることですから メッセージも英語。読んでみたい気が起きないのでOK と思っていると、「X」押しても 引っかかるんです。
前回も書きましたが、下に表示されているタスクバーにマウスカーソルを合わせ 右ボタンを押し「終了」を選ぶか、「ALT」キーを押しながら「F4」キーを押すことで終了するしかありません。
日本語版windowsの場合は良く見ると区別は付きます。
window上のタイトルバーが、日本語版に比べて英語版は細いのです。
また、デスクトップのテーマを変えている場合にも タイトルバーの色の違いで解ると思います。
問題は、これが広告なのかそれともそれ以外の悪意のあるものかの区別が付きにくいことなんです。
この問題が表面化したのは、この問題に関して注意すべきだと警告した方がいらっしゃるからで このの問題に関しては多くの方の認識が既にありました。
しかし、これに関する明快な解決策が今のところありません。
区別のしにくい物だからなのです。
だから、知っていても話さなかったことを、対策が確立する前に発表したので 愉快犯が増えただけの結果になり あちこちで報告されています。
以前、どちらかで話題になっていた トラックバックスパムもそうで、はてなの中だけでは制限することも可能でしょう。
しかし、それ以外のBLOGであれば現在のところトラックバックを拒否する設定以外に防御する方法はありません。
つまり、対策の立てられない、若しくは対策方法が確立していない愉快犯に対して 無作為に騒ぐことは愉快犯の増加を増やすことにしかなりません。
ここで、書いているのもそういう行為なのかもしれませんが 既にキーワードにまで登録されているのであれば隠す必要もありません。
今後、今までに無かった技術と一緒に、それに対する攻撃などが発生します。
インターネットの匿名性が高いことは、そこに難しさがあるような・・・・
世界平和って難しいと思いませんか?
 
ちなみに、カエルと呼ばれる画像リンクを使って表示される
POPUPに関しては、現在飛んでゆくリンク先は
こちらの確認した範囲ではただの広告でした。
でも、これも保障はしません あしからず。