Jigブラウザー お久しぶり

あまり、話題にならなくなっているJigブラウザーですが、ここしばらく見ない間にかなりのリビジョンアップを繰り返しているようです。と、いっても 携帯電話を機種変更してしまったので 私の電話では試せなくなったのですが・・・・
何点か、やはり気になるポイントがあって、どれも 良くなった点なので気になるという言い回しが良いかかどうかは判りませんが。
一つ目は、Popメールの受信が可能になったこと。
Jigブラウザーは、インターネット上にあるJigのサーバーが変換したホームページをビューワーで見る仕組みですから、接続した時にそのユーザーの為のワークエリアのような物が作られ、会員として利用している限り そのエリアは確保されています。
例えばCookieであったり、bookmarkであったり、RSSのポインタであったり といくつかのワークエリアをユーザーのために確保しています。
勿論、料金とサーバーの問題はありますが その範囲をメールの受信にまで広げてくれると良いのにということを昔、日記にも書いていたのですが 対応されたようです。
私の感覚では、小さな別のアプリとして提供されるという風に考えていたのですが ブラウザーに同梱されたようです。
仕組みとしては、Webメールのようなものだとは思うのですが(接続して検証できないのが悔しい)ポインタ以外は持たずに 接続するたびにヘッダー情報を読みに行く、有名な「nPOP」のような構造になっているのではと思われます。
ただ、提供形態は判らないのですが 10k版のJigブラウザーも作られているようなので 小型のメールクライアントとして提供される事を期待していました。
Javaの実行形態がどういうものかは判りませんが 常駐アプリとして登録し 15分に1度とか 30分に1度とか受信に行き ヘッダー情報と未読・既読が携帯の画面に表示されていると非常に便利ではないかと。
Jigを常駐にしても良いのですが、ワークエリアも含め大きなアプリケーションなので 消費電力が大きくなって 一日常駐しておくアプリケーションとしては大きすぎるのではないかと心配してみたりしてなのです。
超軽量で、それしか出来ないアプリケーションなら大丈夫かな?との邪推なのですが。
現在の、携帯電話のPush型がやはり便利なのですが、こういう使い方ならその代わりにも成ります。画面には ドメイン名と 未読件数の表示だけでも良いかとも思います。
 
二つ目は、RSSリーダーの仕様変更です。
RSSリーダーは、今までは登録されているいくつかのサイトの選択だったのですが ユーザーの任意のサイトを登録できるようになったそうです。
お金を取っているので、全てを入れるというのは何ですが RSSリーダーを使うと 広告サイトもリーダーの中に付け加わってもいいから充実させてほしい機能は沢山ありますから そういう対応も考えて更なる機能UPに進んでほしいかなと思うのですが・・・
例えば、Webページ上に RSSもどきを設定し、そのスクリプトに従った巡回機能を持たせ その結果をリーダーで読ませるような仕組み等があれば携帯電話の短い操作時間の中での閲覧性能を高めることが出来るでしょう。
RSSリーダーに対応していないサイトを見たり、はてなアンテナの表示結果を加工してテキストで見たりとの作業も出来ます。
LOG INの必要なソーシャルサイトのコメントをチェックしたりとの使い方は非常に便利になるでしょう。
 
そして、最後になによりも試してみたいのが AU携帯での速度UP
開始当初から、何度も言うように速度が徐々に落ちている気がしますと書いていたのですが 恐らく気のせいではなかったと思います。
DOCOMOでの操作性が向上しているというのはあちこちの人から聞く声だったのですが それがおかしい。いや、おかしくないのですが 携帯電話のパケット通信は決して高効率な物ではありません。
連続したデータを転送するならともかく PHSの通信に毛の生えた程度というより WILCOM風に言うと マイクロセル方式ではないので 実行速度が出ないことが少なくない 携帯電話のデータ通信では さほど快適に成るはずが無い。
ただ、一つ違うのは Jigのサーバー側で圧縮したデータを送るので 圧縮頻度を上げ データ転送量を増やすという解決策を取ったのではないかと。
FOMAは順調にモデルチェンジしたので、RenesasのSH−Xコアのかなり高速なCPUになったために、高圧縮なデータを解凍するオーバーヘッドを課して尚 速度を上げることが出来ました。
しかし、AUはJAVA携帯の製造が止まっているために CPUは3世代前の物となっています。
元々、回線が遅く CPUの速い大多数のFOMAユーザー向けに改造が繰り返されたために 回線が速く CPUの遅いAUにとっては 機能が増えたことは嬉しいことでしたが速度が遅くなったことが 徐々に顕著になってきたのではと勝手に結論付けておりました。
試せないのが悔しいのですが、恐らく今回の変更は AUの携帯に送るためのJigサーバーと FOMA用のJigサーバーを分けたのではないかと。
もっというと、MOVA用のJigブラウザーの提供と同時に AU,Mova用のサーバーを別立てにして 圧縮率の低い(解凍するための時間の少ない)データの提供を始めたのではないかと想像します。
AUの場合、最大値は参考にもなりませんが 高速な通信が提供されていますので それによって大きな速度の上昇が期待できます。
すでに、バージョンは4に成っています。その性能の程楽しみなんですが・・・