考えてみればですが

PCnoWindowsがあって、PDAのCE若しくはWindows Mobileがあります。
データーベースの扱いや、自分でプログラムを作れるかどうかの点に未だ大きな差がありますが ワープロ表計算、インターネットのブラウジング、メールの受信 程度の作業に関しては 満足度では満点とは行かないまでも かなりのレベルでこなすようになって来ました。
型にはめてしまうような使い方というのは あまり個人的には賛成できる物ではありませんが、OSの価格からしても ワープロ表計算付きのOSとしては Windows Mobileは安価な物であると思われます。
例えば、コンピューターの使い道を 「ワープロ」、「表計算」、「プレゼン」 、「メール」、「WEBブラウジング」とある程度のレベルで割り切れば十分実用の範囲に入ってきています。
勿論、量産効果の関係で 機能の劣るハードが 機能の高いハードよりコストが高いという根本的な経済的問題はあるとはいえ(でも、X86系でも WindowsCEは動きましたよね)CEの優位が最近出てきたような気がします。
TCO(管理コストも含めたトータルコスト)で考えた場合、PCは未だ家電レベルにまで到達しているとは思えない機器です。電源の切り方一つ、プログラムの入れ方一つでおかしくなる可能性を孕んだ機器です。もちろん、これはCEに置いても同じなのですが 基本的にOS自身をコンパクトにし、ハードリセットで購入状態まで戻る仕組みと言うのは 管理サイドから考えると非常にコストの掛かりにくい構造になっています。
また、全てを復元できるわけではありませんがActiveSyncのようなデータをやり取りする仕組みが標準で装備されていれば、プログラムの更新からデータの書き換え バックアップの復元に近いことまで出来るのであれば 操作も簡単です。
難しいプログラムに関しては、WindowsXPServer上の リモートディスクトップ機能でリモートログインしたとしても、未だに Unixの ターミナルを立ち上げて動かす業務アプリケーションも少なくないので 何ら問題になることはないでしょう。
また、アプリケーション自身をWEB上に乗せることも可能で、グループウエアーと言われるものの多くはWEB上での実行形態が多くなっているようです。
情報の保護の問題もあるので、社外では会社のアプリケーションは使えず 自ら作ったデータのみを閲覧 会社から提供された(同期処理によって コピーされるデータ)のみが 屋外に持ち出せると言うことであれば そういった観点から言っても安全です。
プログラムも、各自の連携は必要ですが 先ほどの「ワープロ」から始まる5種類と割り切れるのであれば、PIEの代わりに NetFrontに置き換えたとしても完全に置き換えてしまう分には不自由はしないはずです。
プレゼン資料なんかは、XPServer上の PowerPointで作って、上司の承認が下りれば 自らの端末にコピーされると言うような仕組みであれば 承認漏れのような事態も避けられます。
メールも過去の物は、期間を区切って本体サーバー側に同期処理で吸い上げるような仕組みであれば 端末の盗難のような事態にあっても被害は最小限で済みます。
どこから、どこまでが必要かによりますが そういう使い方であれば十分な気がします。
ただ、そういった使い方は制限をいかに気にならないように使わせるかがポイントで 自由度の低くくすることでシステムの堅城性を保つようなイメージが強く出ます。
もちろん、私もPPCを使い始めて数日もすれば 使うアプリケーションは決まってきて入れていても使わないアプリケーションはいつまでたっても使いませんし 予定表、メモ帳やアドレス帖以外は 通勤が車だと言うこともあって 上記アプリケーションぐらいです。
しかし、趣味の世界ではやはり新しいアプリケーションが出れば入れてみたいし、何かのデータがでれば弄ってみたくもなります。(その時にバックアップを取り忘れるからつぼにはまるんですけどね)
仕事として堅牢なシステムを求める自分と、趣味性がない機器が嫌いな自分 いつもしのぎあいます。
あっ、あと新しい物好きなのに ジャンクが好きな自分も・・・・