ちょっとした事情ですが

別に隠すほどのこともないから 書いておこうかと。
同じ間違いにはまる人がいないとも限らないので・・・・
一般的に、会社や家庭ではインターネット側のアドレス以外に ローカル(インターネット側と違う)のIPアドレスを割り当てます。
1〜255までの数字を4つつないだ 192.168.1.1とかという形で表示するIPなのですが 同じIPアドレスの振り分けられた機械が存在した場合 どちらかのPCが止まってしまうという事態が発生します。もっとひどい場合にはネットワーク自体が停止してしまう可能性もあります。
インターネット側とは、一般的にはルーターというIP変換装置(といっていいの?)を通していますし、インターネット側から振り当てられたアドレスを利用するような設定になるのですが、間違えて固定アドレスを振り分けたPCなんかを繋いで障害が出たりすると困ってしまいますので ローカルアドレスに振り分けられるアドレスが決まっています。
ですから 192.168.1.XXX〜192.168.255.XXXなんていうアドレスを使うようなルールが決まっています。
ゆえに、どこのローカルのPCのアドレスも 192.168.xxx.xxxというようなアドレスが当てられている場合が非常に多くなります。
私の会社も、私の自宅も当然そうです。
で、昨年システムの変更をおこなった 私の会社は 元のアドレス 192.168.A.XXXというアドレスから 192.168.B.XXXというアドレスに見直しを行いました。
移行中に、旧のシステムが止まったりすると難しいことがおきますし 古いアドレスの隙間を縫うように新しいシステムにアドレスを振り当てると、あとでアドレスが歯抜けになったりして管理が難しくなったりとの問題が発生しますので 当たり前のような対応だったはずなのですが・・・
自宅のことなどすっかり忘れていた私、新しいアドレスのゾーン、192.168.B.XXXというのを選んでいました。
そのときには何の問題もなく、Hotsyncを会社でも家でも同じアドレスを指定すれば 2台の機器に同期が取れるよと 安直に喜んでいました。
ところが運営を始めて、メンテナンスが会社にいるときだけで収まらなくなってくると インターネットVPNの施設の用意していある会社のネットワークに外から接続するようになります。
当然、外でいろいろな手段を通じて接続したりすることではうまくいっていましたが 自宅からのみうまくいきません。
「CATVのインターネットはセキュリティが高いのか?」とかわけのわからないことを疑っていましたが 「いつもトラブルの原因は基本的なところにある」の格言どおりもっとも基本的なところにありました。
192.168.B.XXXのアドレスを両方で使っているので、VPNが正常に働かないのです。
具体的にいうと、192.168.B.1というPCに接続に行ったときに、それが VPNを超えた先のPCなのか 家の中にある192.168.B.1というPCなのかの区別がまったくつかないことです。
それ以来、家でもPHSで繋いで会社のPCのメンテナンスをしていたのですが それも大変なので 今日、時間をかけてIPの見直しを行ったわけです。
思いのほか疲れる作業でした。
もし、これが会社のPCに向けて行ったのなら・・・・・ 考えたくもない作業ですよね。