パケット代節約の為の リモートディスクトップサービス

PDAでうまく使えないのは残念です、PCでは、会社若しくは自宅のPCを経由してのインターネット接続を良く使うようになっています。
会社のPCには、インターネットVPNをICカード認証で接続し、Windows標準のリモートディスクトップサービスで、自分のPCに繫ぎます。
家に繫ぐ時は、おなじみのYour Serverのサービスを通じてVPNで接続しています。
リモートディスクトップでの接続は、簡単に言うと こちらのPCのキーボードとマウスをネットワークを通じて 接続先のPCのキーボートとマウスの入力として送り、接続先のPCの画面を、こちらのPCの画面に転送してくると言う作業を行います。
一般的には、PCのメンテナンス用に使ったりする機能なのですが 細い回線で動作するように色々な工夫が施されています。
画面上のデーターを圧縮して送る技術。MPEGなんかのように変化のあった部分だけを転送し他の部分を描画しない技術や、転送速度に応じて 画面の諧調を減らしてデータの圧縮を図ったりと 電話回線を通じたモデムでも メンテナンスが出来るような工夫が多く施されています。
ところが、最近ボーダフォンコネクトを使い始めると別の利用方法が非常に便利になっています。
確かに、ボーダフォンコネクトはモバイル用の通信手段としては最速の部類に入ります。しかし、やはり普段ブロードバンドを使い慣れている人にとってはすこし待たされている感は否めません。インターネットのHP閲覧でも 時と場合によって結構待ちます。
しかし、リモートディスクトップ経由の接続は 接続先のPCの画面を転送しているだけです。
接続先のPCがブロードバンドでインターネットに接続されていれば こちらのPCの画面は書き換えに追いつかないことはありますが ブロードバンドの速度で接続先のPCの画面は書き換えられます。
画面イメージだけの転送ですので、そのイメージが遅れながらも送られてくれば それで転送は終了です。
画面からはみ出す分のデーターは、接続先のPCには読み込まれていますが こちらには送られてきません。
故に、擬似的ではありますが 屋外でも十分にブロードバンドの速度でインターネットの巡回をすることが出来ます。
もちろん、音や動画はちゃんと取れないのですが・・・・
同じように、家に繫いだ場合も VNCというリモートコンソールを通じて画面が表示され マイクロソフトのリモートディスクトップと同様の結果になります。
画面の広さの問題で見難いことを我慢すれば、PDAでもVNC接続ではその恩恵にあずかることが出来ます。
画面の更新が かくかくすることを除けば インターネットの表示が どんなに遅い回線でもブロードバンドの速度で更新されるわけですから。
そして、この接続をすることによって発生するもう一つのメリットがパケット代の節約です。
例えば、私のページを表示するに当たり、馬鹿みたいに文章が長く その上5日間表示にしているのでかなり縦に長いページになっています。
ブラウザーで読み込んだときには無条件にそのページ数を読み込みに行くのですが 実際に必要なのは 今日の分ぐらい。もし要るとしても 昨日のコメント分ぐらい。
とても全部の必要はありません。
しかし、リモートディスクトップ接続の場合は見えている画面だけですから 見えていない部分のデータは接続先PCには読み込まれていますが ブロードバンド経由の自分のPCには来ていません。その上、最悪の事態(遅い回線)を想定して非常に強い圧縮がかかっているので 実際のデータ量も減らされています。
一般的にはパケットを減らす技術としては、PROXYを使う方法が有名ですが リモートディスクトップでは 前者の圧縮によって圧縮効率がより高くなっています。
実際にボーダフォンで接続しても、驚くほどしかパケットを消費していません。
速度が速くなって、パケットの消費が少ない 理想的なんですが・・・・・
PDAで利用しにくいのが問題ですよね
あと、常時インターネットに接続している機器と セキュアな環境と・・・・
それも、重たいですね!!