携帯電話用 ブラウザー「LUPO」

新しい携帯電話用ブラウザーサービスが始まりました。
名前は「Lupo」といいJigブラウザーから始まったと思われる携帯電話用ブラウザーの新モデルです。
もともと、演算装置の速度も速くなく これは電力の消費から発生するものですが制限事項としては大きなものとなり、その上限られたメモリーの量。
多くの部分で携帯電話の内部はセキュリティの部分も含めて触れないブラックボックスの部分が多いこと 等制限が多いものの そのユーザー数から考えてもビックビジネスとなる可能性も高く多くの開発が進んでいました。
その中でも、XinoというPalmのブラウザーのように サーバー側で特定の形に整形したデータを表示することにより 重い処理の多くをインターネット側に置き携帯電話側では表示のみを受け持つという形で ようやく物になったのが「Jigブラウザー」。
そのご、呼応するようにあちこちから出てきたわけなのですが これはその中でも後発の部類でしょうか?
携帯電話ベンダーが、パケットの消費が想定以上の値になりネットワークの付加が予想できないから許可しないという 圧力もありますしBREWという言語上では 一日に転送可能なデータ量に制限があったりとシステム上の根本的な部分の問題があったりすることでなかなか許可の下りないベンダー、簡単に言うとDOCOMO以外にも対応するようにアプリケーションでないブラウザーも登場しました。
これが「JigブラウザーWEB」となるものです。
これは、一般的なHTMLによって書かれたインターネット上のHPを 携帯電話上で読めるCHTMLに書き直すサーバーを、インターネット上に置きそこを経由してインターネット上のアドレスを指定することによって WEBを閲覧できるようにしたものです。
ゆえに、アドレスの指定ではhttp://「jigブラウザーのサーバー、暗証キー、他もろもろ+httpから始まるみたいページのアドレス」という風に指定してHPを見るようになっています。
これが比較的便利で、書き込みにはともかく閲覧だけであれば JAVAなどで操作されるページ以外は殆ど閲覧が可能です。
新しく出てきた「Lupo」も同様の仕組みで、たとえばyahoo.jpを読み出そうとした場合
http://lupo.jp/gl6.php?g_url=http://yahoo.jp&gl_size=3000
と指定することによって呼び出すような形になります。
少しJigブラウザーWEBと違うところは、後発ならではで いくつかの付加機能がついていること。
ひとつは、lupo.jpを呼び出して出てくるメニューにBookMarkを持ったこと。
これは、ユーザーの登録をしたときに(現在は無料)各ユーザーのページが確保されるようで、そこに保存されます。
もうひとつは、諸設定を指定できるということ
設定には
PCサイトビューワー のON/OFF
これは、OFFにした場合には通常の携帯電話用ページの閲覧 ONにしたときはPCでしか見れないページの閲覧を可能にすることを切り替えるためのスイッチです。
前述のBookMarkをすべてにおいて利用できるということがありますので有効なスイッチでしょう。
次が表示モードの選択
「パケット削減モード」、「テキストのみモード」、「テキスト&画像モード」、「そのままモード」
すべての選択肢の内容は詳しく判らないのですが 前者3つは言葉通りでしょう「テキスト&画像モード」、「そのままモード」の違いは サーバー上から送ってくるデータが テキストと画像のみなのか それ以外のデータも送ってくるかどうかの切り替えでしょう。
文字数制限は、携帯電話によって表示に利用するために用意されているメモリーの量が指定されているので その量を指定できるようになっています。
最新の携帯をお持ちでしたら、この値を大きく指定すると一度にやってくる量が変わりますので快適に成ります。
余談ですが、このアドレス指定のところの最後の数字がその文字数なのですが メニューからは最大20000文字になっています。しかし、urlの打ち代えという方法で、20000文字以上に増やすことは出来ます。
サーバーがそれを想定されていないようで、画面がえらいことになりますのでやってはいけません。しばらくアクセスできなくなったので ご迷惑をおかけしたと思います この場でお詫びいたします。
次の項目は、初回表示ページのページ数指定
この機能は、フレームで3列になっているHPなどでは 最初の1〜2ページが左側のフレームとなり 本文を読むためには何ページも送らなければいけないという手間を必要とすることがありました そのための対策でしょう。
最後の、スタイルシート使用のチェックボックスは PDAのブラウザーではある機能ですが PCのブラウザーで見たときのようにレイアウトをある程度維持したまま表示するという機能です。
いまだ、この機能に関しては多くのHPで問題があるのですが 白黒がカラーになったかのように鮮やかに見ることが出来るページもありますので 今後が楽しみな機能です。
特にAUはデータの転送速度が速いので、その機能を使ったことによるオーバーヘッドが少ないのでうまく表示されれば良い機能かと思います。
自宅ではなかったので 細かいところまでの実験は出来なかったのですが なかなか面白いものが出たなと思いました。
とにかく、現在のところはベータテストのような状況ですので無料で提供されています。
http://lupo.jp/ に携帯電話でアクセスするだけで利用可能ですので、ぜひお試しあれ・・・
きっと、誰かが先に書くと思ったんだけど・・・・