歓迎SKYPE?

先日、大阪の大手量販店でSKYPEの説明を受けました。
流暢ながらニュアンスを伝えられない、聞いているほうから何の反応も無いといったスタイルに戸惑われていた 海外の方でした。
SKYPE のUSB端末を販売して普及させようとしてらっしゃるようです。
先日、DOCOMOが社内でSKYPE禁止を言ったとか言わないとか。ネットワーク上にはびこる旧体制のビジネスモデルと新体制のビジネスモデルとの戦いと成るのでしょう。その中で、唯一と言うか以外にSKYPEを進めているのがWILCOM。
W−ZERO3にも搭載されて出ると言われていたのですが、開発が遅れているようです。
実際のところ、WILCOMは是非やってくださいと進めてゆくでしょう。
WILCOMは外部に出力する音声通話以外は全て定額です(そうでないプランもあります)。使われなければ使われないほど施設の負担が少なくて住みます。
現在の音声も、データと同様デジタル化されていますので 通信の電波と言う部分では同じです。そのデータを音声信号に変換して伝達するわけです。
と、言うことはWILCOMの社内にデータ→音声の変換機が存在するわけです。
この変換機がいくつ必要なのかわかりませんが、音声通話の回線数の数割は用意しなければいけません。
この話も いつも問題になるのですが 電話の業者は全員が同時に電話できるだけの施設は用意しません。ですから災害等の発生時には回線がパンクしますし、お正月の空けましておめでとう電話でも回線がパンクするのです。
準備比率に関しては、各ベンダーが内部で決めていて一定以上は確保するようにはなっています。
WILCOMも例外ではなく、確保しているわけなのですが もし、みんながSKYPEに行ってくれれば、この比率を下げることが出来ます。
外部とのゲートウエィもそう。外部に対する口もみんながSKYPEをつかってくれれば王位した比率を減らすことが出来るのです。
じゃあ、全てのベンダーが何故やらないか?
大きな問題は、やはり音声通話の利用料が収入の多くを占めているというビジネスモデルにほかならないからです。
WILCOMの料金について、確かに2900円の定額は高くないと私も思うのですが これがデータ通信を使うと6900円になり PCでの接続も行うと9000円といくら。決して安くないんです。
ましてや、PCの接続だけのプランで考えても、32Kで5000円程、128Kで8400円どう考えてもデータ通信を付け足した、もしくはデータ通信だけのプランに加入してもらうほうが収益率が高いというビジネスモデルが構築されています。
ましてや、端末代金はロイヤリティがついていますが顧客もちになっていますので 交換機のコストは顧客が持つという利点があります。
 
じゃあ、となるんですが この話まんざら悪い話でもなく 特に海外なんかに掛けたりすると非常に安くなります。また、プリペイド形式のSkype OUTでは使っただけ請求が来るタイプの請求ですので 日本国内の外部に掛けたとしても使った料金ですら 今 携帯電話で掛けるより安くなって利用者にもメリットが少なくありません。
もちろん、現状では着信の問題があるのでここいら辺を何とかする必要がありますが 逆に着信だけなら受信者側の支払いは最も安価なプラン(それこそ月額980円)のものでもいいわけです。
 
すでに、SKYPEで着信する携帯の実験も始まっているらしく、メールのプッシュ信号や接続確認は受信しているので 端末をそれで立ち上げさえすれば受信可になるのです。
300M程度のCPUでも動作するSKYPEが出たりすれば 携帯電話のアプリケーションプロセッサが来年度にはこれぐらいというガイドラインに入っています。
また、CPU自身はARM系であるので、アプリケーションプロセッサも、PDA用CPUもあまり多く区プログラムを変更する必要は無いでしょう。
SKYPEを音声通話に選択できる電話も出るかもしれません。