香港のほうで

確か以前お会いした方が詐欺に有ったようです。
「2G SDCARD事件」
多くの方が書かれているので、ここではURLは書きませんが
簡単に言うと、SDカードのリマーク品を安くで買われて 実は2Gどころか数Mの商品だったと。
認識上は、2Gとなるわけですから 判らないはずです。
私も、少なからず引っかかったことがあり、古くはCPUのリマーク品。
今のようにCPUにIDコードが入っていなかった為に、CPUがどの製品であるかは外観からは認識不能であることを良いことに、紙やすりで巧妙に削ってシルクを入れなおすという手法です。
まあ、当時はCPUの中でも性能の良いものに 高い性能のラベルを打ち 悪い性能のものに低い性能のラベルを打っていたりする事もあったわけですから同じ事をやっただけのことですが、問題は悪意のあること。
多くの場合は動いたので発覚が遅れたり 全体像がつかめなかったことがありました。
20MのCPUと25MのCPUの内部が違うわけではないですし、それぐらいなら動いてしまうことが多いという状況でした。
また、正規の正しいものを購入しても、マザーボードも安定していなかったので動かないことが少なくなく余計に混乱を招いたわけです。
 
今回のようにIDが付いているような物の場合こういったことは少なく、製造工程でFATを収納するべきサイズなどを偽装すれば見かけだけ2GのSDを作ることも可能なのでしょう。
つい、先日もCPUのIDごと偽装した事例もありますから笑い事ではありません。
いまアメリカなどでよくある話は、書いてあるスペックと違うPCを納品すること。
CPUの速度などは 普通の人は確認できません。
唯一確認できるのはPCの電源を入れたときの画面に(BIOS画面)に出てくるぐらい。
メーカー製のPCではそれすら綺麗なグラフィック(多くはメーカー名)を表示して隠す物もあります。
じゃあ、とマイコンピューターのプロパティを確認すると省電力の為か最高クロックと違う数字が出ていたりします。
現行の2.6Ghzの入門機と3.4Gのミドルクラスでは実際の速度差は通常の作業では瑣末な差であり気にもならない。
最後まで気がつかないまま、性能の低い機器を買わされている可能性もあるのです。
おおよそこういう場合はBIOSに細工をして、偽装ぐらいはして逆に見せてくれるほうが怪しかったりする物です。
 
それ以外にもメモリー等はリマークの多い商品で、バルクと呼ばれる物等は実際問題どこの製品かも判らない物が少なくありません。
DDR333とDDR400を偽装しても判らないし、それ以上の正規に対応していない速度の物などは動かなくても相性で押し切られてしまいますし、そういったものについているメモリー用のヒートシンクと呼ばれるような放熱板が付いていると 実際のメモリーチップが見えるわけでもありませんので リマークの必要すらないような状況。
箱と見かけだけが判断の対象であれば、ブランド品の鞄で有るように何の問題も無く複製することは出来るのです。
 
おかげさまでこういう事例が身近に有れば今後引っかからないでおこうと 意識することが出来ますが 特にパッケージに入ってSandiskなんて書いてあると今にも引っかかりそうな(実際そう書いてあったらしいですから)気がしますね・・・・