高速化通信

どうも、人気のある記事を見つけるのが得意なほうでなく、ニュースを的確に抜き出して伝えたりと言うようなことは うまく出来ません。
たまに、気になったことをメモ代わりに書き込むだけで 特別伝えることを目的としているとは思えない。
新しい技術やサービスが出てくると気にはなって 長々と文章を書くのですが よく考えると小学校の課題で「未来の街」ってテーマで絵を描くような物で 何の根拠も無いけど リニアモーターカーが走っていたり、車が空を飛んでいるというようなことを書いているだけのような気がします。
だいたい、文字だけで伝えようとするところが人間の古いところだと思ったりするのですが・・・・
 
それでも、割と話題にあったりする話もあって、DOCOMOの高速化通信 4G、WILCOMの高速化通信なんていうのはどのニュースサイトも伝えてくれている話題です。
ところで、AUとFOMA若しくはAUとボーダフォンを持っている方で 両方で携帯ブラウジングされるような方にお伺いしますけど、2.4Mの通信と 384kの通信は比較にならないほどの大きな差になってますか?
もちえおん、EV−DOは技術としてはすばらしく完全に頭二つぐらい前に出た通信速度です。
故に、EZ−Chanelなんていうサービスを提供できるのはAUだけで他のキャリアで行うには 毎日数Mのデータを携帯電話に送ることになれば その時間携帯電話が使えなくなり実用性を大きく損なうことに鳴ってしまいます。
ただ、JigブラウザーWEBでFOMAとAUを比べても比較論としての立場ではなく利用者としてみる限りはそうそうたいした差で無いと思います。
 
「じゃあ何の為の高速化?」
もちろん、このサイトをみてられるぐらいですからPDAユーザーでしょう(PDAサイトと言う自覚が薄くてそうでないかもしれません どちらかと言えばジャンクサイト・・)少なくともPCはお持ちでしょう。
その方々なら、即座に「データーの転送が早ければそのメリットは計り知れない」とお叱りを受けてしまうでしょう。
しかし、一般の人たちの中でデータ通信速度がとてつもなく速いからAUを選択したという人はそうはいないのです。
PCやPDAでインタネットを閲覧するということでも、先日も書いたとおりPDAはどうもシリアルの転送は114kをピークとしているように見えるのですが 逆に言うとこの辺りで PDA自身を変えない限りさほどのメリットが出ないように思います。
PCはさすがに違いが出ます。マーフィーの法則で、移動通信したときに限ってWindows updateがかかって(モバイルモードとかwindowsに欲しいですよね updateのかかる回線 かからない回線みたいなの ウイルススキャンとか一杯チェックしに行くから)回線速度の帯域がきっちり300K食われるので 帯域を残して貰えなくて辛い思いをしているのは私だけじゃないはず。
PCでは速度の向上は、大きなメリットになります。
では、PCに携帯電話を繋いで通信しなければいけない人がどれだけいますか?
 
コンピューターの価格もそうで、安い物は5万円程度というのはここ10年ほど変わっていません。ただ、今の5万円のPCは10年前の最上位機と比べても何倍もの性能を持っているだけです。
進歩を止めていいのであれば、価格は一定までは恒常的に低下し続けるのは当たり前の仕組みです。
多くの人が今の速度に満足しているのであれば、価格を下げる努力をするほうが消費者の為にはなるはずです。
速度を要求しているのが、現在と未来も同様だと仮定すればの話です。
現に、海外では高速化通信が市場の競争原理の上に成り立っているので 日本のようにベンダー主導では話が進まないので なかなか進まないようです。
 
「ハードの進歩は常にソフトの進歩より先行する」と書くと異論はあるとは思いますが、ここではハードが無いとソフトが組めないという意味に取ってください。
と言うことなら、必ず先行してしまいます。
高速の通信は、来るべき未来に向かっているわけです。
例えば、自宅回線のADSLとかFTTHにしても 8MのADSLを40MのADSLに変えても 実際のところ出来ることに大きな差はないのです。
それは、その速度を使わなければ成らないだけの用途が見つかっていないからです。
 
携帯電話の世界ではもっと話は難しく、大量のデータはそれを処理するCPUのパワーを消費し、それを貯めるメモリーも必要とするでしょう。
それは、そのまま電池の消費に同じ世代の技術で作る限り転化されます。
先日の、VGA液晶の話もそうで、おっしゃるとおり同じ通信速度なら表示が遅くなって当たり前ですが 通信速度が4倍になれば つまり1.5倍になればその表示するまでの時間が変わらないわけです。
もちろん、384kがQVGAにとって限界の速度だと言う仮定の上においてです。
携帯電話のディスプレイが、800x600になってそのうえに何倍のデーターを必要とすればともかく、先日の話どおりいくら人の目が良くできていても そろそろ比較しても区別できないほどの解像度になっていますからこれこそ無駄な世界。
ワンセグのTV放送程度の動画を送るためには、実行値で300kあれば実は可能です。
今は理論値の300kだから辛いだけのことなので、おそらくそれ以上の画質を求めない限りは 動画のコンテンツだからという結論は成り立ちません。
もっとも、一つの回線をシェアーしている手前 複数のユーザーで共有するのに帯域が必要だと言うのであればそうなのですが、それすらも「マイクロセル」という技術で共有する確立が携帯電話の数十分の一の可能性を示した通信ベンダーがあるわけですから必ずしも野問題ではありません。
  
さて、将来の高速通信を経済的に支えるだけのコンテンツの登場は、どこから来るのでしょうかね?