盲点

先日、人に頼まれてPCのセットアップを行いました。
PCはリカバリー済みの中古品、回線はCATV WindowsXpの現役すれすれながら十分なスペックのマシンです。
と、いうのは今使っているPCは Pentium2なので改善することはあっても改悪することが無いという状況だったからです。
綺麗な液晶画面に、Office suiteまで付いていたのでセットアップは楽に終わりインターネット回線に接続するところまでは快適に進みました。
インターネットの速度は遅くなく、15M程度出ているのは優秀なほうでしょう。
機嫌よく設定を終えて、渡したところで画面にメッセージが。
「あなたのWindowsは非常に危険な状態にあります。セキュリティを改善するために今すぐこのサイトにアクセスしてください。」と、日本語で無いメッセージ。
英語が読めるわけではないのですが、ウイルス対策で何度も見た文字なので(見たくない)三田だけで翻訳と言うより文章を思い出します。
「あ〜れ〜」
ここからかかる時間を想像すると空恐ろしい・・・・
ウイルス検知をオンラインでかけて、スパイウエアーの検査もしました。
出るわ出るわ・・・・・
体験版のソフトを入れて、アップグレードを買ってくださいねと言い残してその日は帰りました。
 
きっと説明してもわからないと思ったので、適当に帰ってきたのですが
「CATVはグローバルIPが振られる」と言うことと、「ルーターを入れない接続もある」という事を思い知らされました。
WindowsXPが インターネット上にグローバルアドレスをつけて置いたらどうなるか?
インターネットの危険指数を目で見て判る指標として、毎年実験して発表になります。
確か今は5分ぐらいだったと思います。
グローバルを振られたPCは約5分でウイルス若しくはスパイウエアーに取り付かれるということなのですが、その状況になるわけです。
ルーターが入っていれば、購入時の設定でNATがかかっていて直接IPがPCに振られることも少ないので直接外部からアクセスされる可能性が少ないのでそういったことをあまり意識していません。(もちろん、これで全てが大丈夫と言うわけではありませんが・・・)
5分と言う時間がどうなのかと言うと、ファイヤーウオールソフトやウイルスチェッカーをダウンロードする時間が無かったり、新規導入だとWIndowsXPの登録にかかる時間で費やされてしまう時間です。
 
このPCに関しては、既にセットアップが終わっていたこと、インターネットとの接続した瞬間からパケットが激しく飛んでいた事などで 接続前からウイルスに毒されていたと思われますのでそれを実証したことにはなりませんが、本当に5分でアタックされるのであれば注意しなければいけないようです。
 
後日談として、PCは全て初期化して改めて設定されたようです。
近いうちに家に転がっている ルーターを持って再度出かけようと思うのですが・・・・
怖い時代になったものです。