SDコンボカード

miniSD→SDカードの基板を利用して、W−Zero3でBluetoothの通信に成功した方がいらっしゃいます。
見事な話で、過去に手作りでAsukal師匠が試されていて尊い犠牲を払って(その後どうなったんでしょうね? 修理に出されたんでしょうか)実現の可能性を示唆頂き、基板を起こして提供くださる方が出て、そして、BTカードの動作までにこぎつけたようです。
ぜひ、フィクションな話として過程を追いかけたいと思うぐらいです。
ただ、本体メモリーの容量上追加メモリーはどうしても欲しいところで、そのスロットを通信に占有されてしまうのは辛いところなのです。
じゃあ、次に考えるのは2スロット化できないだろうかと・・・・
SDカードの規格上出来るのか?と言うことにおいては出来るはず・・・となるのですが非常に難しい可能性をはらんでいます。
現在動作中のminiSD→SDコンバーターカードも動作していますが全てのメディアで大丈夫なのかどうかに関しては自己責任ということでしょう。
これは、SDカードのタイミングの問題もありますし(メモリーカードで対応・非対応の問題が・・)、あの長い配線も問題です。
高速で、少なくとも10Mbit/secのデータ転送を可能にするスロットですので引き出された線の長さがノイズと減衰の発生する原因となるのでは・・・なんて邪推したりします。
それでも、動作しているのは 何度かの実験で最適な配線パターンを作られたか、こういった設計に慣れてらっしゃって経験でクリアされたのか、バッファなどの取り付けで処理されたのか動作するレベルまで持ってこられたのは流石だと・・・・
 
SDカードには、SunDiskなどが提供しているWifiとメモリーの(といってもメモリーは128Mか256Mだけだったと記憶するのですが)コンボになったカードが存在します。
簡単に言えば、SDカードとして二つのスロットを認識出来ると考えられなくも無い内容です。
もちろん、IntelのXscaleには複数のスロットを可能にする構造になっています。
ただ、W−Zero3ではどうなのでしょうか?
実際にCSを可能にするビットがあるのであれば、一つのスロットを二つのスロットとして認識する方法がありますし、そうでない場合はSDカード側にハード的な切り替えスイッチが存在して PDAからの割り込みで切り替えて使っている可能性もあります。
Bluetoothのアクセス時にSDIOスロットをOpenしてそれ以外の時にはメモリーカード側に開放すると言う仕組みなら、Bluetoothドライバーの改造で可能になる可能性が無きにしも・・・・
いや、CSビットがオープンなら自動的にアクセスポートの切り替えが発生すればドライバーの変更無しに動く可能性も・・・
こういったときにハードの知識も、ソフトの知識もないと解析のしようもないものです。
miniSD→SDに関しては 一部海外のそういったパーツの発売先を見る限り見つかりませんが お陰さまでminiSDを搭載したスマートフォンが複数登場してきたのででてくるのも時間の問題ではないかと個人的には思っているのですが・・・
SDカードのRAIDシステムのように際物を登場させて来るぐらいですから、登場しそうな気がします。
ハードの改造の上、メーカー保証の効かない部分ですから本当に限られたマニアの世界なのですがなんとなくジャンカーとしては楽しみになってきました。