SmartPhone

最初にTreoを見たのはアメリカでのこと。
Comdexという今は無き展示会で見たのは、発表の姿。
それから二度目に見たのは、翌年に出かけたときの同じ展示会。
palm3を当時使っていた私は、palm7を見たいと思っていたのですが 見たのはTreoのフリップを開いて操作する姿で、それで通話する姿。
Comdexがキャンセルされて以来 アメリカの土を踏むことも無く アメリカはそれっきり。
台湾でその後見たのは、Treo600。で、Treo650を見ることが多くなって その先は色々としかいえない状況。
でも、やはり最も印象に残っていたのはTreoが発売された翌年に使っている人が居たこと。
 
海外での携帯電話など夢の話と思っていた当時は(既に知り合いは SIMカードを使って現地で通話していましたが 自分と関係の無いことと 理解しようともしてませんでした)ああなればいいなと思う事しきり・・・・
CFの通信カードとPDAのバランスにちょうど苦しんでいる頃でしたから。
CFスロットは大きく邪魔で、無いと通信手段に困る訳で PDAに組み込まれたものもありましたがPCでも使いたい身としては50歩100歩となってしまいました。
実際には現地でも、ネット接続等の用途では 通信費用から考えてもそうそうヘビーに使っていた人はいなかったようなのですが外観からはそんなことがうかがえません。
夢の話としては楽しい話として語っていた頃です。
しかし、現在のSmart Phoneなんて言葉自信が無かったと記憶しますが 非常にスマートな遣い方に見えたことは確かです。
今考えれば、インターネットとの接続も殆ど無く PDAとしてのPalmと通信の連携はそんなに接点が多かったわけではないと思います。
 
昨年(一昨年末も含めて)幾種類かの通信機能(電話という意味で)を実装したPDあが発売されました。
W−Zero3、WーZero3es、hTCz、X01HTそして年の暮れに出た NOKIA E61でしょう。
もちろん 804NK(NOKIA N71)もそうであるといえば言えなくもありません。
PDAは幾種類か使ってきて、必ず入れているソフトで考えれば 音楽の再生ソフト、動画の再生ソフト、予定表、TODO(って使っているのはどちらかというとメモだね)、メモ帳、アドレスブック・・・・程度にしか使えていないのです。
もちろん、そのソフトは標準のものだったり 後から付け加えたものだったりするわけですがまあ、大して変わらない変更点です。
通信機能が何らかの形で付け加わったことで、WEBやメールの機能も大きな比重となってゆきました。
そして、通信機能の上に載って必要になったのが自分の日記を更新して人の日記やBlogを見る機能。
 
最初にWEBを閲覧する上でどうしても必要になったのは、画面のレイアウトを調整する機能。
フレームだったり、Flashだったりとホームページのレイアウトは千遍万化で ブラウザーの性能に大きく影響を受けます。
ところが久しぶりにはるか昔の機械を引っ張り出して見ると、実は閲覧にあまり困ることが無い。
画面のレイアウトにあまり影響を受けない Blogの閲覧が増えていることに気が付きました。
確かに、ニュースサイト等は何も表示されなかったりするのですが Blogではあまり困らないことに気が付きました。
だからなんだということではないのですが、携帯電話のWEB閲覧機能で困らなくなって来ている自分がいました。
それで、ASCIIや読売新聞(例に出しただけで ここだけという意味ではありません)なんかのサイトはやっぱり見難いことが確認されました。
もちろん、どちらのサイトも携帯電話用のものが用意されたり 携帯電話用のブラウザーが良く見られるサイトとして特化していたりするのであまり困ることは無いのですが ひょんなサイトのジャンプ等で入ると それは悲しい画面が表示されたりすることもあります。
 
NOKIA E61の日本語版は手にしたこともありませんが 想像なのですがNOKIA N71日本語版のソフトが私の英語版のE61で動いていると想像すれば遠くないと考えれば想像の付く範囲です。
私が使いやすいと言っているWEBの機能は 現在英語版であるからだけではなくN71のころからちょっとした表示に使ってきたOpera miniです。
RSSの付いた現在では恐らくN71でもかなり使いやすいものになっているでしょう。
マルチタスクであると言う事を良く書きますが、同時にオペレーションが動いているということではなく 作業中でそのアプリケーションを置いておけるという機能に重きを置いて利点を強調しています。
地下鉄に乗っているときに、駅でページを選んで受信して 駅間では読んでいる。
RSSリーダーを使うことにより、その傾向は強くなっています。
乗り換えのときに、ポケットに投げ込む前に スタンバイ画面に戻してキーロックする。
そして次の電車で、また開くとその続きから。
その間にメールが来ても関係ないわけです。バックグランドで受信しているわけですから。
そして、メールの内容を確認しても尚、閲覧中のHPに戻れるわけです。
これが、携帯電話と異なる部分で スマートフォンらしいところではないかと思っています。
私には使いきれませんが、これがWordやExcelやPDFを確認するような人にとっては必要な機能でしょう。
話を戻して、日本語版だとして Opera miniとNOKIA WEBブラウザーでは前者は携帯電話で表示する程度の性能で、後者はPDAのブラウザーの中でもそんなに悪くないと言っても間違いないでしょう。
NOKIA WEB ブラウザーはリンク等の昨日を除けばIE以上NetFront以下というところではないでしょうか。
 
スマートフォンといっていいのかどうかは判りませんが、携帯電話とPDAの中間に位置づけられる商品として理解するならば どなたかがW−Zero3のときに書いていたように最低限携帯電話として備える機能を全て搭載し、逆に言えばPDAとして必要な機能を全て盛り込むことが必要でしょう。
去年は携帯電話ベースのスマートフォンとPDA寄りのスマートフォンなんて書き方をしましたが どうも根本的にそういうのはどちらも過渡期の商品に対する評価のような気がしてきました。
では携帯はというと、私の持っているW44Tを例にとると 1Gのフラッシュメモリーは動画と音楽のカメラのストレージとして使うことが出来GPS搭載のネット経由で定額で地図をダウンロードしながらナビゲーションをすることが出来ます。
で、なんでNOKIA E61を使っているのでしょう?
キーボードは大きなファクターとなるのですが、現在のところ使えるアプリケーションに制限があったり コピー&ペーストが必要だったりと 必ずしもキーボードがあるから有利だとばかりはいえないようです。
趣味だとか好きだからと言うのは簡単なのですが、それで済まして良いのでしょうか?
私だけなのか、それ以外の人もそうなのか。
なにかその違いが自分の中だけでも明確になればと思うのですが・・・・

あ〜なに言ってるか判りませんよね。