Symbian OS アップデート

NOKIA E61のOSが新しくなるとは思いませんがOS 9.5が昨日発表されたようです。
日本での知名度の低さを象徴するように、新しくなった部分に関する説明はわずか3行程度なのがIT系のWEBマガジンの扱い。
まあ、実際に大した変化がないのかもしれませんがさびしい限りです。
 
ではと、英文のリリースを探せば良いのですが 日本語ですら大阪弁というローカライズされた言語以外は100%の精度で話せない私には、飛行機で半日も飛ばないと(1時間程度の国の言葉も話せませんが)行けないような地区の言葉を理解する能力もなく ただただ「ほー」っと感心する程度の出来事でした。
でもちょっとだけ気になったのが 3Gと無線のシームレスな接続を可能にしたような記述が。
もちろん、あやしさ満開の理解ですのでとても信用できませんが、無線LAN接続の場所から到達しない場所に移動すれば自動的に一般携帯電話回線を通じての通信に切り替わる機能と読んだのですが・・・・
 
機能そのものに関しては大きな感想を持つ訳では無いのですが、この機能皆さん使いますか?
きっと「使えない」が正しい返事として返ってくるかと思います。
そうなんです、使えるかどうかに関してはともかく 使っていいかどうかに関しては問題です。
最大の問題は、お財布の容量で 最大の恐怖は妻帯者の場合・・・・・ぐぇ!!
そうなんです無線LANのつもりで使っていたらシームレスに携帯電話回線につながり 無限に近いパケットを消費していたら・・・
特に家でストリーミングを見てたら、無線LANルーターがハングして気がついたら携帯電話回線につながっていたことなどが後で発覚すると・・・想像するに恐怖です。
なのにこの機能の実装の真相は何でしょう?
 
よく、「携帯鎖国」という言葉を使う人がいますが私はそうは思いません。
ただ、良い国があることは確かです。
たとえば「香港」
香港が異常なほど環境が整っているというのが実際のところではないかと・・・・
その香港に4月になれば行くのですが、現地に着けばまずSIMを購入して(おそらく日本にいる間に送っていただくような)通信を始めます。
普段通信と通話を分けているのでそれに関して何の問題もありません。
そしてこのSIMは2000〜3000円ぐらいで、滞在中の通信は無制限なのです。
PCをつなごうが、端末で使おうが(実際のところ日本のような難しい制限は システム的に無理なのでは?)支払った料金は変わりません。
そして、携帯電話の契約の方法によっては たとえばホットスポットで無線LANがつかえるというものおあるようです。
では、そういう国にいると考えてもらうと
普段は場所を意識せずにメールやWEBを見る。
ちょっとのどが渇いたので、コーヒーショップに入るとそこはHotspotで知らない間に無線で繋がる。
思えば転送速度が上がって快適になったなと・・・・・
当然、移動中に次々とページをめくり閲覧したりすることは難しいのですが、コーヒーショップでは繁雑に行います。
故に、速度が上がるのはうれしい。
意識せずに済むのはうれしい・・・・ と思えます。
 
何が言いたいのかというと、これからのトレンドがそっちへ向いているのではないかと。
世界的に、通信は定額の方向に究極的には向かうという事を新しいOSでNOKIAは言っているのではないでしょうか?
世界規模では最大の電話機製造会社のNOKIAが将来をそう予想していると考えられなくもありません。
日本にNOKIAの携帯電話のラインナップが増えSumsungがラインナップしMotorolarが出てきて 世界規模で最大級の電話機製造メーカーがやってきています。
hTCもOEMも含めればかなりの規模の携帯電話(数量はそうでもないかもしれないですが 金額は大きそう)のメーカーでしょう。
NOKIAの示した道に対して、他のメーカーがどう対応してゆくのかもありますが、同じ道を目指してゆくと思います。
そうなったときに日本の回線ベンダーはどう答えるのでしょう?
確かに、端末単体で定額制に移行しています。
そして端末が徐々に高機能になっています。
宣伝文句では、「もうPCはいらない」というものも出てきていますし 逆にPCにSIMが刺さる物が日本でも発売されるようなことも話として出てきています。
ならば外にパケットを出す必要もないのではないか・・・という考え方もできます。
 
一つの回線で済ませたいというのであれば、一つの契約で複数のSIMでの対応という方法もあります。
つまり、モデム用途として使った時に別契約になるから駄目だとかいう話では無いのかもしれません。
たとえば、高すぎると思うSoftBankなのですが、もし昨日発表になったhTCのUMPCでも同じ契約でできますということで考えれば高くないような気がしますし、そこまでの展開を見込んだ価格であれば納得のいかないものではありません。
たとえばハードのほうが遅れたとかいうような事情で・・・
 
行き詰りつつあるPC販売市場も、miniPCIカードで内蔵されるSIMスロットに携帯電話回線ベンダーのSIMの入ったPCが一般のものより安く多くの人に購入してもらえるとなれば 賛同してもおかしくないのです。
BTO程度の改造なのですから・・・・ 内臓ならSIM交換ができないのですから。(開けたら保証外とかね・・)
今なら4万円で通信機能内蔵PCが購入できます。
月賦金は、月々の通話料(基本料金+定額通信料=1.2万円程度)だけで支払いはいらないとか・・・
6万円でPCが購入できる時代です、2万円の販促金を引いたところで十分に商売になります。
27か月解約できないかもですけど・・・・
今ならUSBワンセグチューナプレゼントとか発売記念でやれば、そこにも人気が集まるでしょう。
 
将来の姿は誰にも見えません。
高速通信はこれから乱戦になりそうな気配です。
その乱戦を潜り抜けるために、日本独自のインセンティブはいろいろな面白い子を生みだしそうで楽しいですよね!!
こういう予想外ならどんどん出してほしいのですが・・・・