誤解を招く表現だったとのことで

気が弱いのでアクセスが増えると心配になってアクセス元を調べてみたりします。
SIMロック反対派のように言われているようなのでちょっとだけ自己主張してみます。
 
まず、SIMロックに関してですが、私はどっちでも良いと考えています。
表現が悪いのでまた誤解を生みそうなのですが・・・・
良く「自由」をキーワードにSIMロックに関して語られることが多いのですが 「自由」は良いことをするのも、悪い事をするのにも働きます。
もちろん「悪貨、良貨を駆逐す」の例もあるとおり正しいものが必ずしも生き残るとは言えませんが SIMロックフリーが悪いのであれば時代が駆逐してくれるだろうと考えているわけです。
それよりも問題なのは、全ての携帯電話回線ベンダーがまるで談合で決めているかのように 同じようなサービスを同じような規制で行うこと。
つまり、私の言うところの自由な環境は、「SIMロック付きの安い端末」を販売するベンダーと「SIMロックなしの通信料金の安い高いフリーの端末」を販売するベンダー もちろん一つのベンダーで両方のラインナップを揃えてもらってもよいですが両方が選べる状況が望ましいと考えているだけです。
 
現在のSIMロックというよりもベンダーロックのかかった状況(フリーになったところで選択肢は二つ、もしくは変われない)であれば 海外に出なければ特に困ることもないのです。
海外でも安価な回線では、契約上で期間指定(たとえば1年縛りとか)があることは一般的です。
であれば、その期間の間同じ携帯電話を使い続けるだけのことで 今でも平均すると2年程度は普通の人は使い続けるので大した問題ではないと思います。
では機種を変えたい人にとってはどうかというと、毎年交換している人もしっかり販促金の恩恵を受け2万円程度で高性能な端末が入手できる現在の状況は国内在住者にとっては悪くない環境です。
恐らく6万円以上することの多いNOKIA端末を自由だからと言って 半年毎に買い替えるのは負担が大きすぎますので。
通信料が高いとはいえ 平均5000円/月の電話代ぐらいなそうなので1年単位で見れば 60000円+端末代金と考えれば安い端末を考えている人以外はそんなに高くないと言えなくもないのです。
 
ところが、まれに私程度の頻度でも海外に出て使いたいと思えば SIMフリーの環境でも使いたくなります。
これは、SIMロックがどうというよりも海外の通話通信ローミングが高すぎることが原因で 本当にSIMフリーにして海外の回線を使いたいわけではなく、あまりにも通信料が高くなりすぎるので海外のSIMを使うためにSIMフリーの端末が欲しいということだけなのです。
逆に現状でも海外の端末を国内に持ちこみ(電波法の問題を別とすれば 速く国際協定を結べ〜)Softbankであれば少なくともUTSなら使うことができるのです。
ローミング料金が安ければ、別にSIMロックにこだわらなければいけない理由が私には無いからなのです。
 
問題は、必要もないのにSIMロックを外すという行為だけに酔ったり、外すことで安価に購入した端末を転売するような事が横行すると結果的にその分普通に料金を払っているユーザーにそのコストが返ってくるという状況が厭なのです。
発売したばかりの携帯電話の端末が、Yahoo等のオークションにたくさん出品されたり、それも明らかに端末の製造原価より安いと思われる価格でたくさん出品されていたり 販売しているショップがあると仕入れルートに疑問を持たないほうが不思議でしょう。
もちろん、わからずに購入した善意の第三者(私のような?)が修理などに持ち込んで断られたり、事によっては怒られたりと・・・・ なってしまいます。
本来、X01HTでも中古市場という事であれば 保険ありの新品LocK版が保険なしの中古より安いという状況自身がおかしいと言えるのですから。
 
自由というのは購入する側だけでなく、販売する側にもあります。
各メーカーが協定を行わず、自由市場で闘うという状況が望ましく そのためにより顧客をたくさん集める方式を選択するに過ぎないのです。
また、顧客は自由に自分に最もメリットのある契約を選ぶべきなのです。
もちろん広告などで扇動するような、実際のメリットよりもイメージで選択するようなこともあるでしょう。故に 悪貨が良貨を駆逐するのですから ただそれを見据えることのできる賢い消費者になりたいものです。
まあ、通信料金を上げ下げするのに 回線ベンダー以外の意見をお伺いして市場への影響を考慮した判断を求められては販売側も自由とは言えないような気がするんですけどね・・・