911T

Softbankの携帯端末なのですが、実は購入する為にいろいろと策をめぐらしております。実際手放される方は連絡いただきたいと・・・・
思いと、実際が違うのですが 実はこの携帯には機能以外の面で変な思い入れがあります。
 
ナンバーとして三桁の数字で真ん中に0の入る数字に関して、すでに商標としてヨーロッパで登録している会社があります。
もちろんどんなものに対してでもというわけではないのですが・・・・
プジョーという車会社があります。
205といわれる大ヒット車種を排出した会社で、「砂漠のライオン」と呼ばれているラリーに強い車を排出する会社です。
現在は末尾が5のラインナップは既に全車種旧車種になり、106といわれる小型車を中心にラインナップが展開されています。
ただ、私の思い入れはそこにはありません。
901という車種を登録したにもかかわらず、プジョーに先に登録された為に901という番号を使えずに911と改名せざる得なくなった車種があったことを皆さんご存知ですか?
実際、旧車種のパーツナンバーは901から始まる番号となっていることからもその歴史を知ることも出来ます。
 
ドイツの敗戦は色々な問題を車会社に起こします。
VW ワーゲンといわれる 通称「カブトムシ」と呼ばれる車を国民車として設計したフェルナンドポルシェも、敗戦とともに海外に連れ出され フランスでルノー社の車を設計します。
くしくも、ポルシェの代表車種となる901の車の名前を規制したのもフランスの会社であるのは皮肉な偶然でしょう。
ただ、変更された911という番号がアメリカの警察を呼ぶ番号。日本では110番を意味する911が偶然に一致する車名だったことがそのヒットに拍車を掛けたかどうかは髪のみぞ知るところでしょう。
ポルシェの礎を築いたのは、356といわれる911の前の車種。
550と呼ばれるレーシングモデル(ジェームス・ディーンが死んだことで一躍勇有名に)であり、数々のレーシングモデルです。
そして、6気筒の新モデルとして911が登場するのですが・・・・
 
私がポルシェを欲しいと思ったころ。
実際に購入する直前まで行ったことが有る頃は、まだ若く色々なことが判っていない それこそまだ、尻から殻の取れていない時代でした。
購入した車の整備には、高い車ほど高い整備費用がかかることには頭が至りませんでした。
2lを超える排気量の通常の911よりも、4気筒6気筒(912とごっちゃになってます)なら2lで税金も安くうまく個人輸入ならなんとか出来る範囲の借金で何とかなる(実際、1円の貯金も無く 借りられる範囲を計算しての話です)費用で何とかなる。
会社に入った3ヶ月目で考えることではないのですが、殻が付いたひよこにはその程度の感覚しかなかったのです。
そのモデルが911Tです。
実際には、同様の価格で入手できるSuper7のレプリカをイギリスから購入し買うことになり、その後ブリテン党に入ることになるのはまた別の話に。
 
911Tは初期型の「ナロー」と呼ばれるボンネットの両サイドのあたりに小さなグリルの付いたモデルです。
6気筒のエンジンを標準としたポルシェ911廉価版であり4気筒の排気量の小さい(発売当初のモデルで排気量が小さいもののすぐに変更され最も安いモデルであったTの2lが当時少ないながら最も多かった。4気筒の912はその後作られた廉価版でまたごっちゃに)モデルです。
ある意味、少し排気量の大きいVWビートルと(これは私の友人の勘違いでしょう。本を見ただけの知識なんてこんなものです)悪口を聞かれることもありましたが それよりもポルシェであることが嬉しかったものです。
生産年度や排気量から輸入コストがぐっと安くなるというのがこの車の特徴ですが、もちろん海外での評価もあまり高くなかったお陰で見つかりさえすれば安く入手できたのです。
もちろん、生産数の少なかった事や 人気の無かったことからも中古車市場に海外でも出てくることが少なく結局買えずにいたのです。
買っていたら・・・残念ながらあまり良い結果にはならなかったと今では思っています。
Super7レプリカが良かったかといえば、2度ほど整備の悪さで死に掛けることになり多くの経験を積んだことが今の自分になっているといえばそういうことなんだと今でも思っています。
 
ただ、買えなかったモデルとして今でも残っているモデルです。
では、現在911Tがあれば買うのでしょうか? 残念ながら実車911Tを変える機会があっても買わないでしょう。
それはポルシェに乗らずに手を出すものでないと知っているからです。
その時代でさえ、3.6lが新車の時代で2lなどは70年代60年代のクラッシックカーとしてしか存在しなかった車です。
ただ、まったく何の関係も無いのですが、同じ番号のモデルが出てくると車でなくとも なんとなく引っかかってしまいます。
実際にはNOKIA N73が欲しいのではと頭ではわかっているのですが、特にあちこちで評判が悪かったり、わざわざ電波状況の悪いキャリアに乗り換えてまでと思うと ほぼ毎週Softbankショップに行っても切り替えられずに3ヶ月がたとうとしています。
なんらかのきっかけがあるといいのですが・・・と思う気持ちと、もし手に入れると、実際の911Tに乗って(乗るだけの機会は与えられました)感じたように 若い頃の過ちを思い返すだけかもしれません。
困ったことに、思い入れが強いと何を言っているかわからなくなるのですが なにかうまく表現できません。
うまく手に入れられるなら、山口百恵さんの歌のように赤いモデルに エンブレムを貼り付けて・・・やっぱりおかしな話となりますね。