自宅ストリーミング

自宅にサーバーを置いてストリーミングをする。
難しそうな話なのですが、実はWindows XPであればメディアエンコーダーのソフトがマイクロソフトから提供されています。
それで生成されたデータをストリーミングするだけとなるのですが 実際には公開するIPの問題とかセキュリティとか色々とやることが残されています。
めんどくさいので専用のソフトを入れてやってもらうのですが・・・・
 
自宅には現在数種類のソフトがサーバーとして動いています。
一応メインで使っているのが「TVサーバー」というソフト。
http://www.starstonesoft.com/products_jp.htm#TVServer
基本的には上記のメディアエンコーダーを利用したソフトなのですが、めんどくさい設定の大部分をやってくれるのと ソフトウエアーエンコードのキャプチャーカードならチャンネルの切り替えなどのファンクションもサポートしてくれているのが大きな利点です。
そして、他のソフトと大きく違うのは特別な暗号化がかかっていないので受信側にMediaPlayerがあればよいということでしょう。
もちろん、SlingPlayer等のPDA用クライアントソフトが用意されていれば十分視聴可能なのですが このソフトの利点はそういった追加ソフトが受信側にいらないことに他ならないでしょう。
実際の操作は、WEB上のコントロールパネルから行い、映像(音声)はメディアプレーヤー上で行うという形になります。
PCで見るときには専用のクライアントソフトが用意されていてお手軽なのですが、もちろんPCでもWEB上で見ることも出来ます。
 
自宅のサーバーを、DDNS(動的に振り当てられるIPを、DNSに登録するサービス。定期的にIPを確認しDNSサーバーに登録する機能を持ったアプリケーション又はソフトが必要。TVサーバーには更新機能が付いています。無償でも用意されています)を経由してWEBブラウザー(WM5ではIEでしかストリーミング連携が出来ないようです)で表示します。
自宅サーバーにはTVサーバーのソフトをキャプチャーカードの入ったPCに入れてあります。
WEBブラウザーから・・・・というあたりは
http://www.starstonesoft.com/products_jp.htm#TVServer
を見てもらったほうが速いでしょう。
PCでの説明ですと、IEの画面上にビルトインされたテレビの画面が見えるのですがPIEにはその機能が無いので 外部のプレーヤーを起動するを選択し Windows Media Playerを起動するわけです。
Windowsのメディアエンコーダーを利用しているので、マイクロソフトの製品と非常に相性が良いようでWM5の機器での再生が非常にスムーズに行えます。
 
というのは過去にも近い内容で書いています。
現在、EM−ONEで利用しているのですが・・・・
QVGA相当の画像サイズで、256kぐらいのビットレートで再生をかけると実にスムーズに再生されます。
これをVGAに変えたり、512kにすると引っかかりがちなのは恐らくMediaPlayerの再生機能の負荷がCPUの能力を超えるからでしょう。
Aximでの再生ですと、メディアプレーヤーをCore Playerに変えることで高い再生を出来ますのでプレーヤー側がせっかく付いているビデオアクセラレーターの機能を使い切れていないということでしょう。
これが、時折ネットワークの障害なのか切断されることはありますが(これは持病でしょうか? 何かの拍子に通信自身が切れてしまいます)それ以外は、ワンセグのように画面そのものが高速に切り替わったときに崩れたりすることも無くみれます。
自宅からの配信は、地上波のチャンネルと ケーブルテレビの一つのチャンネル(そのときに選択されているチャンネル)が見れます。
多くの場合、アニメチャンネルが選択されているので どこでもそれを見ることが出来ます。
大阪市内を車で走っているときに、ホルダーに入れたEM・ONEが自宅放送局の電波を拾っているように再生できるわけです。
もちろん、録画済動画の再生も・・・
 
少し前なら考えにくいことでしたが、HSDPAの回線を持ったEM・ONEならではの(X01HTでも可能だとは思います)機能でしょう。(もちろん、ほかでも出来るのでしょうが パケット代を考えると非現実的・・・・)
過去に、W−Zero3で試したときには、128kの回線で32k程度のビットレートがぎりぎりで
QVGAの1/4の画像がコマ送り程度でした。
僅か1年ほどの違いで(もともと 回線はまったく違うのですが)これほど劇的な進歩があるというのもすごい物です。
 
Softbankの携帯を見ていると、かこに「おはなし」というカテゴリーで書いていた創作の中で出てきた キャリアの管理信号を使って運用するメッセンジャー等のサービスもすでにサービスインしており 現在の登録された相手の状況が刻々とリアルタイムで見ることが出来ます(もちろん自己申告です) まるでメッセンジャーの状況表示のように離席中とか・・・
お話のレベルが簡単に実際の話となっています。(まあ、出来ない技術じゃないから 当たり前ですけど)
22日には新しいプラットフォームといっていますし、事によってはYahoo動画のビットレートの低いものがストリーミングで見れたりする事でしょう。
いつでもテレビ機能が、月々1980円みたいな価格で提供されたりすることでしょう。
それこそ、自宅サーバーの存在価値自身が怪しくなってしまいます。
携帯電話のカバーする範囲が、電池の容量からすれば日に何時間も見続ける事の出来るものではないのですが それすらも変えてしまうほどの変更となると良いのですが・・・