Nokiaの携帯に「省エネ」充電終了通知機能

充電完了後に携帯電話が充電が慣用したことを通知してくれる機能が付くとの事ですが、実は日本の携帯電話の多くについている機能だったりします。
充電が終わると、音がなって通知してくれる。東芝の携帯電話にも付いていた機能です。
で、あれば変わらないじゃないかと思うのですが・・・・
 
一見して技術的な視点から見ればだから何なんだろう?と思うことなのですが 実は全体のプロジェクトから見ればそうでもないこともあります。
例えば、私のようにと私を比較にだして一緒にくくられると迷惑だとは思いますが思い当たる人は一緒に見ていただきたいのですが、コンセントを蛸足にして、ACアダプターをつけている人は少なくないかと思います。
で、そのACアダプターをそっと触れてみてください。
もちろん、外から触れるだけでは 噛み付くことも感電することもありません。大よその場合危険はありません。
触れてもらうと判るのですがうっすら暖かいと。
暖かいこと=熱が出ていることで 熱が出ていること=電機が消費されている ということなのです。
ここの、消費電力は意外にも少なくないということを。
 
トランスという部品名を聞いたことがあるでしょうか?
電線をちくわのようにぐるぐる巻きにして電気を流すとすると 丁度ちくわの穴の中の部分から磁界が発生します。
磁界は磁石から出ているあれです。
そして、その穴の中に鉄の棒を入れると、穴の中で発生した磁界が鉄の棒を通じて効率よく伝導されるので 鉄の棒の両端にS極とN極のさっきより強力な磁界が発生します。
では今度は逆にさっき作ったちくわの穴の中に磁石を上下に動かすと、電線に電気が発生します。
つまり、電気はコイルで磁界になり、磁界はコイルで電気に変えることが出来ます。
鉄の芯にコイルを二つつけて、片方のコイルに電気を流すと もう一つのコイルに電気が発生します。
これが、トランスなのです。
では、なんでこんな面倒な伝達を行うのかというと、送り側のコイルを10巻きにして、受け側のコイルを20巻きにすると電圧が倍になるという非常に便利な特性を持っています。
例えば5VのACアダプターの場合、コンセントに繋がっている100Vの電気のほうのコイルが100巻きで 携帯電話などに繋がっているほうを5巻きにすれば単純に5Vの電圧が得られます。
実際のトランスは、比率を考え もっと多くの巻き数巻かれています。(ACアダプターの場合 交流/直流の変更や安定化させるための回路が別に入っています)。
ACアダプターがトランスを使っていると仮定したら(現在はインバーター式が主流。でも説明難しいからこっち)、出力側で電気が必要とされているかどうかは関係なくコンセントに挿している限り磁界は発生し続けているわけです。
その証拠が、電線に電気が流れることによって発生する抵抗にて発生する熱なのです。 
じゃあ、器具を繋いでいるときも繋いでいないときも同じ電気の量が・・・・というのも乱暴な話で 自転車を両足タイプのスタンドに立て漕ぐのと、実際に地面の上を走るのではペダルの重さが違うように 出力側で消費されていなければ ペダルが軽く消費するエネルギーは少なくて済むことは済むのです。
 
今回のNOKIAの提案は、
「充電が完了したらコンセントからACアダプターを抜きましょう!」
と、言うものです。
当たり前といえば全然当たり前の話です。
携帯電話だけでは有りません。特に充電関係の機器はいつでも使えるように充電台に乗ったままの掃除機など沢山有ります。
そういったものも、リチウムイオン電池は自然放電も少ないので使っていないときにフル充電されたら抜いておきましょうというものです。
家の中を見回して、コンセントに付いたままのACアダプターが沢山無いですか??
小さな、そして世界規模で見たら大きな省電力を測りましょうというものなのですが・・・・
常時PC何台も付けっぱなし、携帯デバイス思いぐらい持っている人には語られたくないですよね・・・
ちなみに消費電力が少なくなれば 当然、電気代も安くなるので御一考を・・・・