パッケージング

UMPCと呼ばれる小型PCが出てきて一時期の薄型志向にも歯止めがPCではかかったようです。
往々にして、小型PCの厚みは思ったほど薄くありませんので。
最近ばらしたPCということでは、Let‘sノートぐらいですが バラしてみるとわかるのですが基盤面積は全体の半分未満。
他はというと、DVDドライブだったり 本体を薄くする為に抜いて、同様にバッテリーの入る場所も。
で考えてもらえば基盤面積は既に半分以下。
では、厚みを無視して基盤の下にHDDを配置し、DVDドライブをとって、HDDの厚みの余った場所にバッテリーを配置すればB6ノートの出来上がりとなりキーボードや画面はともかく、UMPCは成立します。
問題があるとすれば、バッテリーでそこまで小さくしてしまうとあまりにも持続時間が少ないのとセル数を増やし電圧を上げたいので、大きくなりがちです。
OQOのように低い電圧で塚尾と思うと色々と制約事項が(USBを作るだけで昇圧が発生するので、妙に熱量があがり効率が下がる)出てくるわけです。
まあ、ともかくUMPCは数年前から成立していましたが商品にならなかったというのが事実でしょう。(一部ありますが)
 
UMPCのパッケージングにPDAやスマートフォンの技術はともかくトレンドは良い影響を与えていると思います。
そして、画面サイズの流行りも・・・・
 
本体サイズの成立に大きく影響を与えるのがキーボードのサイズ。
実際、Sonyでも小型の端末が色々出ていますが そのたびにレイアウトの変化するキーに対しての評価が分かれます。
例えば、キーの数を確保する為に以上に行数の多いキーだったり、キーの縦長よりパームレストが大きかったりと 迷走しているのではないかと思わせるほど。
ところが、ここへ来て一気に楽になったのはキースイッチの数が減ったこと。
携帯端末のキーのように、3〜4行のキーのみで背いるつしていること。
故に思った以上にキーの横幅も高さも取れています。(もちろん例外も)
Fnキーを併用したり、複数の組み合わせで使う形態も使う側がなれてきたのでしょう。携帯電話のように入力する端末もあったぐらい。
 
もう一つの変化は本体の縦横比
キーボードのパームレストが大きく削られて、まあ、ここまで小さな端末だとパームレストが使えないという問題もありますが 縦長が縮められています。
UMPCの多くは、縦のドット数が比率的に少ないワイドといわれるタイプの液晶です。
映画などを見るときに、ワンセグなどでテレビを見るときに縦横比が丁度で都合がいいという事なのでしょうが意外にこれが省電力にも効いています。
同じ液晶サイズ、例えば5インチでも 通常比率と縦に短いものでは総面積では横長のほうが同じドットピッチであればすくなるなる傾向もありますが何より大きく違うのは縦の長さが縮まる事によりバックライトの負担を減らせる可能性が出てきたことです。
もちろん、一概にというわけではないのですが 最近の小型のPCの流行でしょうかバックライトにLEDを用いることが殆どです。
液晶によって違うのですが、ユニットを小さくする為には量横に置いたときに必要なLEDの数を減らすことが出来数量的に助かるというものなのですが、実際はそうではなく縦の長さが短くなることにより 暗い画面設定において1ノッチから2ノッチぐらい画面輝度を下げても明かりが短い分十分に届くという効果があるようです。
現在、バックライトは距離が短ければ片方からの照明だけで成立するようなので(合わせ鏡になっていたりもするようです)そういった意味での効果は低くないようです。
 
時代と流行は流れてゆくのですが、小型PCが多く生まれてきた時代のトレンドがこうなってきているようです。
このままなのか、また新しいトレンドのブレイクダウンが起きるのか・・・
機械そのものを触らなくても楽しめることはありますね。