物欲は無かったのですが

気がついたら、Xacti CA6を購入していました。
一般防水処理のされたカメラ・・・・といっても今までそういったシチュエーションに出会ったことも無いので使うことは無いと買わなかったのですが、動画が撮れるとかなると何か使い道があるかもしれない(ないない!)と買ってみました。
ついでに始めての大容量規格のSDも一緒に。
良く考えたらminiSDで購入してアダプターで使ったほうが汎用性がとは思ったのですが実際のところコネクターに不安を抱えるminiSDはあまり信用できないというのが私の結論だったので普通のSDタイプに。
 
仕事柄、コネクターの性能はやはり気になることが多く 特に周波数が高くなるとコネクターで発生する反射は馬鹿にならず おおよそ問題があるとすればここなのではと疑ってみたくなります。
同じに見えてまったく性能が違うというのはよくあることで、例えば金メッキの厚みや地金の素材などが分かりやすいところ。挿入を繰り返すようなコネクターなどでは金メッキが薄いとあっという間に剥げて知らない間にエラーの原因に。
おおよそ多くのコネクターで(一般品) 金メッキであることは良く書いてあるのですが厚みにまで触れていないのは高いのも安いのも一緒という扱いに他なりません。
また、端子などについても切りっぱなしの針金状の物だと 尖った先で差し込んだコネクター自身を削り落としてゆくということもあります。
また、バネ性も大きな問題で強すぎても削ってしまうし、弱すぎると接触性能が保てない。高級なものでは電極とバネを分けているわけですから実は大きな性能な訳です。
たとえちゃんと曲げ処理を行っていても急激過ぎる曲げを行うとそこの部分のメッキが薄くなり意味がないとか 先日のOFFの時にポケゲさんのSDカードリーダーを肴に飲んでいたわけです。
一応、ご注意いたしますが、カードリーダーは挿入機会の多いデバイスです。
また、20Mとかの論理転送値を持っているわけですから 周波数も低くないでしょう。
特に電極間が狭くなり、SDの規格をそのまま持ってきたminiSDは厳しいので miniSDそのものもさることながら無料で付属するアダプターには前述する問題点が多発します。
照明するのは簡単で、普段使っているカードアダプターに miniSDと同じぐらいの厚みの紙を入れてみると 運が悪いと黒い粉のようなものがつくものまである。
バネ性は期待せず、本体のプラスチック部分の撓みのみをあてにしたすばらしく合理性を追求したものまである始末。
とりあえず、容量は小さくてもちゃんとしたブランドのものを購入してアダプターを使いまわしましょうが最良の策かと思います。
もちろん、少しはなしが逸れましたがカードリーダーもそういったデバイスです。
十分にご注意ください。
念のために言っておきますが、このとき酒の肴にしたポケゲさんのカードリーダーは良い方の例で、悪いほうの例としては私が悪いことが分かっていて買った香港の店頭の超特価(信じられない値段だったので納得できるものです)だったことは名誉のために付記しておきます。ただ、ばらして調べたわけでもメッキ厚などのデータを取ったわけではありません。
 
話がどんどん遠くに・・・・悪い癖です。
まあ、Xactiを買ったわけなのですが、このカメラ動画をMpeg4で記録できる小さなビデオカメラとして使えるものです。
VGAサイズで30フレーム/秒(60までかけるそうな)なので、まあ、テープにとるよりは良い画質が期待でき、尚且つそのままPDAで現場確認というすばらしいものです。
本体の液晶でも確認は出来るでしょうと言われればそれまでなのですが、私には4インチの液晶を持った携帯デバイスが。
 
XactiはUSBのケーブルを接続するときにいくつかのモードを持っていてその中にUSBストレージというモードを持っています。
つまり、SHDCのカードリーダーとしても働くわけです。
USBホストケーブルアダプター(ポケゲ製)に付属のUSBケーブルでEM・ONEと接続して使います。
ためしに家の中で撮影した動画を。
通常のカメラと同様のディレクトリー構造の中に(ファイルマネージャーでストレージとして認識されています)動画ファイルがあります。
タップするだけで、メディアプレーヤーで再生されます。もちろんTCPMPでも同様。
一応、フルスペックの画像から・・・・
再生はかくかくで、途中で止まってしまいます。
再生のかくかくは納得ずくだったのですが、途中で止まるのは頂けない。
 
残念ながらEM・ONEはGoForceのビデオチップを搭載しているにもかかわらずその機能の殆どを使えておらず、動画再生の補助機能などを使えばDVD画質の再生までこなせてもおかしくない(もちろんデータ転送速度で駄目になると思いますが)性能を持っていますが メディアプレーヤーではおおよそ使えていません。
このまま海外のデバイスにも採用されて、対応したものがWM5のまま(6で出たら悲しいでしょうね)出てくればともかく(CorePlayerに期待)それまではCPUのスペックと転送レートのせめぎあいの結果の速度です。
QVGA辺りがコマ落ちせずに見る限界なのですが・・・
 
ただ、止まる事には納得はいかない・・・・
思い出したことが、USBメモリーなどを繋いで動画再生した場合に途中で切れることがあると・・・・
メモリーカードおよび本体メモリーにコピーして再生するととりあえず止まらなくなりましたので原因はここでしょう。
 
一応いくつかの種類の動画を試してみましたが、詳しいレートなどはカタログを見ずにやっているので分からないのですが、VGAではすべてのモードでかなりのコマ落ちが出ます。
QVGAでは比較的コマ落ちも少なく再生がされるようです。
おおよそ、画面関係のメモリーアクセスにボトルネックがあるのかもしれません。
 
USBホスト機能の付いたPDA(SmartPhone)と動画デジカメ(静止画も含めて)の組み合わせは面白く、画面の大きく解像度の高いEM・ONEはその中でもイイビューワーになりそうです。
あとは、使いこなすほどに写真を撮るかどうかにかかってくるわけなのですが・・・