Home Server

同名のサーバーOS(だと思われる)がマイクロソフトから発売されるようです。
実際にHDDレコーダーのような機器を使って録画している人も既に少なくなく、地上波がデジタルになるのを待っておおよそ殆どの人がHDDとDVDに移行するのでしょう。
カメラはフィルムのものは殆ど無くなり、デジタルカメラに。
300~500万画素のものが1万円程度からになったこともありますが、携帯電話のカメラも300万画素標準となれば一昔前のデジカメクオリティ。
携帯電話の動画も何とか見れるレベルまできています。
他にも音楽などもCDで買って、WEBで買ってシリコンプレーヤーで持ち歩くのであればベースとなるストレージはPCとなります。
 
一家に一台の時代ならともかく、一家に二台、三台とPCがあれば一緒に共有したくなるのが世の常(もっとも核家族かも進み、個人主義が進んでいるので 各自が秘密にしたいという噂も・・・)その際に 例えばお父さんのパソコンの電機をいれとか無いと見れないとかでは困ってしまいます。
また、一般的なメディアサーバー等では接続できる機器に大きな制限があったり、逆にビジネス向けのサーバーOSではライセンスでかなり高額の投資になります。
設定も難しく、とても家庭に導入するには無駄な機能の塊です。
実際我が家でも現在は停止中です。
 
先日、「Orb」というアプリケーションをインストールしました。
詳細は数日前の日記を見ていただけばいいのですが、このアプリケーションはそういったHome Serverの機能の多くを持っています。
そして、その機能を機種や性能に関係なく多くのデバイスに提供できるという機能が特徴です。
実際に、外でどう使うかを中心に話を展開しましたが 実際には家の中でどう使うかも大きな問題です。
Home Serverには大きなHDDが必要です。
Orbの良いところは多くのHome Server類似ソフトの中でも割と珍しく 複数のディレクトリーをその監視下におけること、そしてその監視スケジュールの中にネットワーク共有を行ったHDDもおけることです。
私の環境では、ネットワーク上にいるHDDである 玄箱に入った250GのHDDがそれで、Windowsの標準機能であるねぅっとワークドライブの割り当てを行いドライブとしてWIndowsXP上から認識させるだけで、それを内部のドライブと同様に監視下におけるということです。
当たり前の機能なのですが、多くのサーバーソフトでは禁じているないようです。
FTPで接続された外部のHDDなども同様に共有ドライブと出来るのでそういったものを禁じる対策だとは思われます。
ああ、故に私のように500個近い動画ファイルを入れたHDDの場合にはその内容確認に手間取ってしまうことはあるみたいです。
 
外付けにされたHDDがそんなに大事なのかということですが、やはりデータ交換等で外付けHDDをネットワークで共有できるという機能は非常に有用です。
Orbで見るためのファイルを別のアプリケーションで作成するときに、ネットワークHDDに他のPCから書き込み 見るのはOrbを利用したクライアントから見るという運用が出来るからです。
複数個のチューナーの異なるメディア、例えばケーブルテレビや、地上波、デジタル地上波等は現在のところ 別々のチューナーが必要な場合が多く 複数枚のキャプチャーを要求し一台でまかないきれないことも少なくありません。
我が家も近い環境であることだけは間違いありません。
近頃無用に大きいデジカメの画素数も、タレント名でいくつも無駄に録画するテレビなどもHDDに大きな負担をかけますし、複数台のPCにデータを分散させるとバックアップの問題も馬鹿にならない以上、これはHome Serverの機能としておおきなものだとおもいます。
 
現在のところ、ビューサーバーとしての機能のクローズアップされているOrbですが 高速なネットワーク 屋外では3Gであり HSDPA等の通信やHotSpotの普及などで活躍の場を自宅だけでなく屋外にまで広げています。
ただ、現在自宅内ですら出来ていないことを屋外に広げたことを書く記事では驚きは誘えますが 実運用としては遠い存在として映っているかもしれません。
この機能、自宅内のHome Serverですと思って考えてみてください。
一台のキーとなるPCがあって、ノートパソコンやPDAスマートフォンにはデータをおかずに運用できるという使い方。
Ever RunというPCがありましたが日本語環境という縛りがあるのでそのままでは辛いのでしょうが 8Gぐらいのフラッシュディスクだけのモデルがあります。
8GではOSだけで・・・・と実用性に×をつけてしまいがちですが、常に通信環境が確保されているとして、動画・音楽などはネット経由で使える 例えばOrbで使える。
ワード程度の文章では大きくても数百キロ。書き終わったものはすべてOrbを若しくはネットワークHDDにストアするという仕組みが当たり前になれば。
例えばメールはパーソナルExchangeがHome Serverに組み込まれ、Cookieやお気に入りもその機能の中で共有できるとすれば、PCは一気に軽量に長時間うごくデバイスになるでしょう。
どころか PCとPDAの境目すらどうでも良いことになっているのかもしれません。
サーバーはをつくるということは常時動かすそして常に直接操作を行わないPCを一台おき続けるという無駄を発生されることかもしれません。
しかし、そのおかげで持ち歩く 動かす端末が軽くなり データの移し変えや移動、バックアップなどわずらわしい作業から開放してくれるものとして存在するならば うれしい進歩かもしれません。