インターネット増速

右のものを左に移す暇すらないといいながら・・・
我が家のインターネットは最大160M(ベストエフォート)に増速されました。
これはケーブルテレビのインターネットなのですが、この中途半端な増速はなんだろうかと気になりませんか??
気になることと、一時的に(どうか分かりませんが)フレッツを解約したために 30Mのケーブルテレビインターネットの速度が落ちたことによるものです。
ケーブルテレビのインターネットは、本来ADSLなどよりもずっと早いはずなのですが 何故か我が家ではそうでもない。
かなり落ちたと思わせる状況です。
もっとも、常に4台ぐらいのPCが常時なんらかのアクセスしていますから 自宅内トラフィックも馬鹿にならない。
尚且つ、がちがちのセキュリティの機械でインターネットしますから、光を入れようがそうでなかろうが30Mあたりが最速なのです。
じゃあ効果があるかどうかは、最近ではメールサーバーへのアクセスが時折タイムアウトすることからも 効果ありと見たわけです。
もちろん、技術的興味がないかといえばあるのですが・・・・
 
かなり高い周波数を使って複雑なエラー処理を行いと 一般的な増速で考えていたのですがあんずるより生むが安しという容量の力技で実施しているとは思いませんでした。
モデムは平面の16ポートのHub(ラックハブ)ぐらいのサイズで 横に広いものです。
設置に来てくれた人に根掘り葉掘り聞いてみると、どうもその機械の中には4つのモデムが入っているようです。
4つのモデムは、4つの帯域を与えられ個別に通信してその結果を束ねて速度としているということ。
それで160÷4 つまり40Mのモデムが3台あるという構造になっているようです。

この手法は昔からある一般的なものなのでちょっと拍子抜け。
私の会社でも、TRUNCと呼ばれる仕組みでHubとHubを4本の100MのLANで接続して双方向800Mの線として使っていた時代がありますので(際物ですよね)まあ、同じようなものです。
双方にその装置を置いて増速した場合には当然160Mが転送レートとして存在するのですが、これがチャンネル×4として働いていた場合には ダウンロードなどひとつのファイルのダウンロードには論理的速度でも40Mが限界で その代わり複数のファイルのダウンロードを実行すると最大4倍まで増速されるという仕組みかもしれません。
前者の場合はWEBのページもダウンロードも効果絶大ながら、後者の場合にはWEBの閲覧には効果絶大ながらダウンロードは実はそんなに変わらないとなる可能性があります。
Speedtestなどの速度チェックサイトでも複数個のファイルをダウンロードするテストとひとつのファイルをダウンロードするテストで差が出るかもしれません。
 
結果的にはどちらかは分からなかったのですが、後者にも利点はあります。
もしも、4機あるモデムのどれかが駄目になったときにも ひとつづつが独立したモデムとしてアクセスしているので モデムの選択でミスヒットすることはあっても 基本的に返事がないからと他のモデムに切り替わったときにデータが来るので何かモデムに障害があっても速度は落ちることがあっても完全に停止することはありません。
会社などで使う回線としては最適です。
 
とりあえず、という訳なので今までのケーブルテレビからやってくる同軸の線で 今まで動いていれば必ず大丈夫というお墨付きをもらい一応測定したもののそれだけで作業は終了。
コンセントをさして基地局にて認識されるまでの約10分を待ちました。
ルーターが間に挟まっているので、設定を特に変える必要はありません。
モニター3台と、あちこちに転がっているPCやPDAを見て、変な人という目に耐えながら待っていると インジケーターが付き始めます。
説明されて、このインジケーターが点灯すると通信できます。
点滅中はできませんと通り一遍とうな説明。
実は3機のモデムで通信して、残り一機は送信用らしいという話も聞きました。
で、3機の受信用のモデムは ひとつぐらい死んでも速度は落ちてもアクセスができますという説明。
もちろん、送信用のモデムが死んだら駄目だそうです。
だとすると、バルクでまとめて増速というのではなく 負荷分散をかけている型なのかと・・・・
では、宣伝で動画の再生が速かったりというのは・・・・・
なぞが深まるばかりです。
 
結果的に工事に来たのは作業員さんなので 私の質問に全部答えてくれることはなかったのですが いろいろと楽しい話もできました。
もともと、100Mのルーターしかもっていない私は所詮 速度は100Mで(Hubはギガだけど PCも100M)効果をすべて享受できるわけではないのですが まあ、それなりに増速されたからいいかと・・・・
次は、EO光のギガリンクというのを試してみたいなと・・・・