財布の紐

財布の紐は引っ張ればいくらでも伸びるというのは、物欲さんに教えてもらったのですが
伸びた紐が急に縮まるような話ってないですが??
 
一昨日に、大手量販店のセールで朝から並んだ先着17名に限りSP-550UZを29800円というチラシがDMで送られてきました。
新型が出たとはいえ、ほしかった一台。
この値段なら欲しいなと 裏工作を始めたわけです。
ただ、土曜日はお休みではなく 尚且つここのセールは客寄せのため プロの並びやさんが登場しめぼしい商品を掻っ攫ってゆくことで有名です。
 
ちなみにプロの並び屋さんは、多くは無職のお家も無い様な方らしくて 元締めとなる方が一緒にいって整理券をもらった時点でそれを回収して ひとつずつお金を払って商品に変えてゆくようです。実際に並んでいた方々には並び料のようなものが支給されるとのこと。
なんでもお商売にする人はいるもんです。
つまり、素人のわたしが朝から行った位では手に入らないことが判っています。
故に、いつもの調子で「ほし〜な〜」と言ったところで誰にも本気にされないわけです。
もちろん行きさえすれば購入できるのであれば 間違いなく行って買ったことはここに誓ってもいいのです。
ただ、仕事ですし 前述の状況がわかっていてこそ その話はそれで終わったかに見えたのです。
 
翌日、別の他店価格調査システムを売りにする量販店さんに会社の備品を買うために出かけていって 見るでもなくデジカメコーナーをさ迷うと・・・
あるのです、売れ残りと思われるSP-550UZが。
そして、その価格が他店対抗価格で 30800円。
数時間並んで、ようやく29800円のものがわずか1000円高い価格でここに・・・・
普通ならすぐに買いそうなものなのですが、特価品というのは比較がない。
特価品の棚にその商品だけがある。
今回の商品は通常販売品なので、そばにはFZ18やFP8000z、そして後継にあたるSP-560UZも・・・・
 
何よりも気持ちを萎えさせるのは、価格で物の価値が決まるわけではないのですが
並ばないと買えない価格の29800円に対して、誰でも「これ」の一言で買える30800円は1000円が惜しいわけではないのですが手が出ない。
そして、新しい型と比べると差も見えてくる。
FZ18の恐ろしいほど速い フォーカスだったり、560UZのスムーズなズームだったりと 自分にとってはどうでも良い点が気になりだしてどうしても手が前に出ない。なんせ動くものは体が付いてこないので撮れなくて、ズームは距離を固定して狙い打ちなのでスムーズかどうかなんてどっちでも良いはず。
あきらめて帰ってきました。
そして、価格に踊らされていた自分に気がつきました。
 
でもでも、物欲ってやっぱり最初の一瞬ですよね!!