勝手な人たち

携帯電話でe−mailが見れる とか、携帯電話でPCで見るHPが見れるとか。
携帯電話でも、まるでPCの代わりになるような宣伝をここ最近繰り返してきました。
もちろん、その先にあるものとして SmartPhoneなんかも出てきました。
小型のパソコンであるような宣伝文句。
PCとは違うのだと主張する人たちもWEB上では沢山います。
残念ながら、ビジネス用途で考えるのであれば 多くの機器では閲覧用で編集となるとかなり難しい。
通常のテキストレベルの編集ぐらいではないでしょうか?
 
最近では無料だの定額だのがキーワードで、「どれだけ〜しても」というような感じです。
もちろん、あながち嘘ではないものの 実際問題WEB等を閲覧しようものなら2時間ほどで殆ど全ての端末が音を上げてしまいます。
熱いのもさることながら バッテリーがなくなってしまうということで・・・・
電話として、連絡手段として必ず必要なインフラだとすると この消費はどうかと。
勿論、テレビや音楽プレーヤーとして使っても同様。
もしかしてと仮定の話で申し訳ないのですが、メールの件数が凄いといいながら 実はメールや電話をする相手のいない人が意外に多いとかも考えられます。
もっとも、私も仕事をしていなければ 電話なんて鳴ることがないかもしれないさびしいタイプなのですが・・・・
 
寂しさの問題はさておき、PCと同等のや定額をメインに押し出した宣伝をしておいてなんですが
実際のPCを繋いだ通信に関しては、各社CFカードタイプの端末が出ているにも拘らず定額通信がない。
正確にはありますが、PHSの話だったり WEBとメールのみという非常に限定された用途のみ。
E−Mobileの新規参入を許した土壌がここにあります。
E−Mobileは非常に限られたエリアながら、PHS並みの価格での定額データ通信を提供しています。
非常に限られたエリアも実はそう狭くなく、通信ができるかどうかの問題を別にすればHSDPAの提供エリアはAUを除くキャリアでは東京・大阪以外ではほんの僅かで 公表できるほどにはなっていません。
E−Mobileと比べても潤沢とはいえません。
もちろん、3Gということなら比べるべくもありませんが・・・・
移動中の利用を無視すれば、PHSでも既に同等に近い速度が得られるのでその選択もあるわけです。
こういう言い方はあれですが、携帯電話3社はまるでカルテルを結んでいるがごとく 亀のようにのろい歩みでちょっとづつ交代でひとつずつ強いカードを出してゆくような戦法で 予定調和の中で自らの利益を守っているような気がします。
通話料金が下がって、通信を定額にした今 増えたユーザーを上回るペースで利益が増えていることはあきらかに最低限の料金を目指した努力といって言いのかには問題があると思います。
おそらくアメリカであれば、各社が足並みをそろえて僅か一月ぐらいの間に横並びのサービスを提供できる現状を 独占禁止法のターゲットにしないということはないと思うのですが・・・・
 
PCと同じドキュメント(アプリケーションのデータも含めて)を利用できること、WEBやE−Mailのサービスを受けられることで親和性を売りにしていたのですが、いざPCを接続してみると SmartPhoneで定型の範囲外の通信を行ってみるとわかるのですが これは定額の パケットの優遇処置の範囲外ですと突っぱねます。
まぜこぜにして、いかにも近似したサービスだといっておいて そのものを持ってくるとこれは違うと言い張る。
勿論、この日記を読みにこられる方の多くはそのサービスの区別がちゃんと付いてられる方で そのサービスの利点と良さを享受する方法もご存知でしょう。
でも、携帯電話のメールとE−Mailの区別が付かなかったり、WEBと携帯電話用のサイトの区別が付かなかったり という人は沢山います。もともと宣伝ではごっちゃ混ぜに教えたのですから当たり前です。
PCでメールを受け取ると絵文字が見れないという話も、毎日のように問い合わせサイトに上がっていたりしますし 答える側はうんざりでしょう。
しかし、そう教えられた人たちにとって区別など付くはずはないのです。いまだに店頭ではPCと同じメールが利用できますと教えているのですから。
 
パケット代の過請求の話題も出ますが、勘違いによる過請求は後を絶ちません。
マスコミも当初はソフトバンクの暴れっぷりに注目して話題にしましたが、いまや話題にもなりません。
しかし、WEBを見ていればあちこちで火花は飛んでいるので減っているかもしれませんがなくなっていません。
お客様に説明はしているそうなのですが、テレビのCMはいまだに「誰でも・・・」とか「どんだけ使っても・・」と言っておいて 国からの警告はどうなったんでしょうね?
「それでも、儲かっている」で良いのであればそれは良いのでしょうが、いつかお客が気がついて問題が起きなければ良いのですが・・・
月賦で端末を買う仕組みは海外でもあるのでそれは良いのですが、この仕組みには大きなリスクが存在します。
独占禁止法でも何でも良いのですが、加入時の販売方法に問題があったときに ユーザーに解約の理由を与えます。
もし、解約の理由が与えられ無条件に解約となったときに 肩代わりして調達した資金は消えてなくなります。
残されたのは販売の見込みの無い中古の端末と お客のいない回線網。
そして、違約に費やされた多くの負債。
端末代金の高額なユーザーへの分割請求は、実際にはキャリアが大半を負担するわけなのですが 高額に設定したが故に資金調達という面ではメリットがありますが 途中解約時にはユーザーに高額の請求が跳ね返るように キャリアに跳ね返るものなのですから。
危機管理能力が高いと思えない、その場対応の多いアルバイト店員による対応。
実際に証拠がそろえば、店舗による対応の違いや 企業向けダンピングの発覚など 車にはガソリンを積んで走っているのにその爆発力の怖さを認識していない。
ガソリンスタンドでセルフの給油中に咥えタバコという状態にあるような気がしなくも無いのですが・・・