キーボードの妙

Everunを車載してみて思うのは、Everunは最初から車載もターゲットだったと思わせられること。
いくら頭の中で考えていても一切使う段階になってみないと気がつかないのは 凡人なところでもちろん私もその一人なので恥じることはないものの もう少し気の利いた人間だと思っていたという根拠のない自尊心なのですが・・・・
 
Everunを車載するにあたり、当然自分の右側にオフセットして取り付けました。
横倒しにしたときにキーボードが右側に来る岩釣る正位置の起き方で使うため。
もちろん車載スタンドもそのようにおくようにできています。
もちろん運転中に使える訳ではないのですが、止めて何かを待っている時などにちょっとした操作を行います。
当然右側にあるので右手で。
恐らく左ハンドルの車だと車の真ん中に置かれることとなるのでしょう。
普段は、タッチパネルでできるような操作しか行いません。
マウスも実際のところ煩雑に使うことはありません。それでも十分というよりその程度の操作しか車ではできないが正解でしょう。
それでも、キーボードが欲しいことがまれにあります。
例えばSlingPlayerでテレビを見ている時にチャンネルを変えたいとき。
もちろん、リモコンを呼び出してボタンを押す訳なのすが そうでない方法もある。
Everunは横に倒したときに右から2列目の上から二番目のキーが”+”でその下が”−”キーとなります。
この二つのキーでチャンネルを変えることができます。
そして右サイドにはシーソー型になったボリュームキーが存在します。
大凡、テレビのリモコンなどはこのキーだけがあれば不自由しない訳です。
つまり、ハードキーだーけで操作できる訳です。
非常に便利な使い方を発見したと自分で自分をほめてあげようとして気が付きました、結構多くのソフトのこうだということに。
 
6列キーボードはどちらかというと間違いなく変則なキーです。
最下段の二列は、いろいろなコントロール系のキーが並びます。
今のキーも含め「TAB」や「SPC」、「DEL」等々
いわゆる多くのビューワー系アプリケーションがよく使う操作キーの割り当てのみが最下段になる所に集められているようです。
そして、WIBRAINやGIGABYTEのM704のように左右に振り分けた形のキーになっていないということは右手で操作した場合に手の陰に画面が隠れない状態で操作できるということです。
 
UMPCを持ち歩き 座ったり歩いたりでしか使わないのであれば・・・という考え方では無く発表時からカーキットをラインナップに乗せていたEverunにとっては車に乗せて使うことは必然だったのかもしれません。
必然であればこそ考えられた部分なのかもしれません。
もちろん、他のカースタンドに比べて緩みやがたの少ないほぼガラスに張り付いているかのような印象を受ける固定も、本体を持たずキーを指で押すだけの使い方をするときにはなくてはならない機能なのです。
もちろん、GPSや通信装置を取り付ける為と思われるUSBポートを一つ用意した点においてもである。
 
通常のキーボードを90度回して入力しなさいと言われて快適に入力できる人はどれぐらいいるのでしょう?
比較的順応性の高いと思われる私でも快適にとは程遠い入力状況です。さすがにキーを(特殊キーは変則なので別ですが)探すことはすでになくなりました。
それでも無いよりはずいぶんましなものです。
URLの入力や、パスワードの入力が多くのWEBのサービスを実行する上で必要な操作だからです。
ただでさえ狭い画面をキーボードのために半分に近く明け渡すのは私にとっても抵抗があるわけですから。
もちろん、ソフトキーボードもそれでも欲しいと思うものであるわけなのですが・・・・
 
よく、変った形の生き物などがテレビの情報番組で映し出されますが、決して無駄にそういう形をしているわけではありません。
種として、その形態をしたものだけが生き残る事が出来たというのが正しい解釈でしょう。
あるものは餌を捕獲するためであり、あるものは餌にならないため、そして種の保存のため異性の気を引くためだった李する訳です。
私たちがどんなに変だと思っていたとしても、この生物たちにとっては機能として要求されたものであり ある意味では機能美の部分ですらある訳です。この部分に同族の異性がが引き寄せられる訳ですから。
 
UMPCはその用途を未だはっきりと示したわけではありません。
キーボードの無いビュー輪が良いのか、キーボード付きのものが良いのか?
画面は大きい方が良いのか、サイズに合わせて小型を目指すのか?
スピーカーやインターフェースはどうなのか 何一つ用途に合わせた訳では無く 
「まずハードありき」で発売されたものです。
 
Everunの方向性の一つは 車載に使われることであり 私が日常使っていることでしょう。
昨日もコメントいただきましたが、仕事の種類が違うことが最も大きな点だとは思いますが 私はEverunを購入してから ノートPCを持ち歩いていません。
無理に持ち歩く必要がないからなのですが、十分に事は足りています。
それがマニアの自己満足なのかもしれませんし、それとも同じ使い方をする人たちが出てくる先鞭を示しているのかは時代が証明してくれるでしょうが やはり使い方はメーカーに伝わってこそのUMPCの方向性が見えてくるだろうと思われます。
おおよそ、マニアのおもちゃ的な使い方だけではなく、日常での運用されている姿が商品を作ると思うのですが・・
 
ただ、マニア的に言わせてもらうと、このキーボードはそういう視点で考えられていたんだと書いてみて、どこかのマニアが韓国語に訳してくれて この機械を作った人に伝わり 「自分の作った意図を分かってくれている人がいると」にやりと微笑んでくれている その姿こそが想像の世界ですが最高のユーザーとしてのインフォメーションなわけなのですが。
そういう意味で、表題の「キーボードの妙」なんてところに来る訳なのですが