意図的に・・・・

今回、IntelからATOMの出荷が遅れているのではと推測が飛んでいます。
思ったほど、ショーモデルに登場したほどの数の機種が発売予定に並んでいません。
また、並んでいても発売日未定の物が少なくない・・・・
では そんなにATOMは難しいのか。
 
ATOMの特長は、ダイサイズの小さいことで いっっせつによると現行のCPUの1/3程度のサイズであるとか。
プロセスルールも新しい物を使っているわけではなく、クロックも2Ghz程度を上限とした設定です。
そのうえ、トランジスタも高速に動作する物ではない物でできるということで、実際の生産に問題はないと思われます。
その根拠は簡単で、プロセスルールも変わっていなければ同じ生産設備で生産でき、コアが小さいと言うことは一枚のシリコンウエハーからうまく行けば3倍以上とれると言うことで 生産性は今までの3倍と言う非常においしい話となっているはずです。
動かないかと言うと各メーカーから提示されたサンプルの多さから動作に関しては既にOKなのではと思われます。
 
パフォーマンスは・・・・出てからにしましょうか。
それでもチップ単体の価格は下がったわけですから 安価なPCの生産が可能になりと忍苦は集中するはず。
実際 C7M−ULVはOQO、ギガバイト、最近ではHP等安価なPCの代名詞に近いほど使われて 今回のHPのノート等などは用意した数にも寄りますが 僅か一日ほどで売り切れる状況。
やはり価格は大きなファクターと成ります。
そうであれば、導入したいと思うのは・・・
お陰さまで C7M ULV等は小さなメーカーが意欲的なPCを発売するときに採用されています。
つまり、安価なPCは本来メインストリームに乗れない弱小PCメーカーがこぞって参入した市場なのです。
ですが、ATOMの発表はWILLCOMを除けばメジャーの代表的なPCメーカーからの出発です。
 
生産性が良く、生産技術的にも枯れている商品の出荷が遅れているとすれば 設計部分に問題のあるとき。
今回のを見ている限り発売日にWILLCOM D4の発売は間違いなさそうなのでそれは無いでしょう。
では何か他の要素で供給不足になっているのでしょうか?
 
初期に発売されるPCなのですが、横並びにD4と同じ1.3Gのものだと聞いています。
残念ながらcerelonより遅いと言われているので、クロックに割引ぐらいかもしれません。
そのスペックでVISTAといえば(違うといっても入れるOSがありませんが)その速度は期待できるものではないでしょう。
にも拘らず、なぜそのクロックだけで発売するのでしょう?
少なくともUMPCなので我慢してくださいの通じない機械にまでも。
おおよそ、1.6Gぐらいまでは既にラインナップされていたはずなのに。
 
主要メーカにしか供給できず、発売も最も遅いクロックからで、限定された数量しか出荷されない。
という現状と、
三倍の生産量となり、枯れた技術で作られていて、価格も安い
と比べてみれば、なにか意図的にな物がないのかな?と邪推の一つもしてみたくなる。
ともあれ、これで 第3四半期〜第4四半期に発表されるC7M ULVの後継機種が手の届く範囲にまで近づいてきたかとおもいます。
そんなところまで待ってマーケティングに効果があるのでしょうか?
それとも、ATOMはATOM2にバトンを渡すことを前提の過渡期の商品なのでしょうか?
トランジスタの種類の変更で 3G相当まで消費電力を犠牲にすれば上がるとも言われていますので。
 
最近では、携帯デバイス用の小型のCPUとしての宣伝がUMPC向けのものを上回ってきたように思われます。
生産量の調整なのか、ラインナップの小出しなのか それとも・・・・
組み込み向けのCPUをPCに搭載してパッケージを成立させたEverunの例もあります。
意図的な・・とするとなにをみているのでしょう?